弟が結婚の報告に来てくれた時。

誘われた時からおかしかったのだけど、、、
治療している姉ちゃんが心配だから話し聞きたいし、と言われ、行ってみたら結婚の報告だったという。ザワザワしてた中で…

「これから俺たちは子供欲しいから、どうやったら姉ちゃんみたいにならないか、嫁に教えてほしいんだよね」と。

不妊にならない方法があったなら、わかっていたなら、今の私はいないのだ。

体外受精1回目がダメだった数日後に、大事にしてきた弟から降ってきた槍の様な言葉だった。

人生観は変わる。私の中の家族は夫1人だと確信した。血の繋がりではなくて、共に生活し、共に生きる人。それが家族。

人はしてもらった事は忘れる。親がわりに社会人にまでした弟はもう、私の家族とは呼ばない。

我が子を、実家の家族に抱かせたいと、自分の兄妹達に見せたいと思う気持ちはすっきりなくなり、治療を休む事にした。