絵本や童話の空想世界が好きな大人の方に読んで頂きたいストーリーです☆
空想世界の自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです**虹色に輝く、魔 法 の き の こ*゚森の中に、動物たちをすっぽり包み込める程の、大きな 大きな 虹色に輝く きのこが、ありました。そのきのこは、魔法のきのこ と呼ばれ、みんなに、しあわせを与えてくれていました。それはどんなしあわせなのでしょう?今日も その 虹色に輝く、魔法のきのこの前に、たくさんの行列ができていますよ。みんなとってもニコニコして 行列に並び、待ち遠しそうにしています。魔法のきのこから出てくると、更に 幸福感に満たされたお顔を、皆しています。今も、 魔法のきのこから出てきて、しあわせそうなお顔しているうさぎさんが、出てきましたよ。うさぎさんが、ニコニコしあわせそうな表情をしながら、家に帰ろうとした時に、ゾウさんに出会いました。うさぎさんは、このゾウさんが苦手でした。不平不満ばかり言うからです。ゾウさんと目が合ったうさぎさん。「こんにちは 」挨拶を交わしました。ゾウさんは、「今日も行ってきたのかい?」そう うさぎさんの、しあわせそうな顔を見て尋ねました。うさぎさんは そうだよ と答えました。ゾウさんには、なんでみんなが、魔法のきのこに 行列になってまで並ぶのか、全く理解できませんでした。時間の無駄じゃないか。そう思うのでした。うさぎさんは、なんでゾウさんが、魔法のきのこに1度も行かないのか、全く理解できませんでした。しあわせになれるのに。そう思うのでした。不平不満ばかり言うゾウさん。君には魔法のきのこが1番必要だよそう思ったうさぎさんは、ゾウさんに言いました。「魔法のきのこを体験してごらんよ。すごくしあわせになれるからさ」ゾウさんは答えました。「夢を見させてくれるって、虚しいじゃないか。現実に戻って君はしあわせかい? 」魔法のきのこは、夢を見させてくれる、希望を見させてくれる、心を豊かに、しあわせな気持ちにさせてくれる、きのこなのでした。「 ボクたちは現実に生きているんだよ。夢なんて必要ないよ。夢なんか見たって一瞬さ。虚しいだけさ」ゾウさんは、いつもみんなにそう言うのでした。でも、魔法のきのこから 出てくると、みんな ニコニコしてしあわせそうなのでした。その後も、楽しそうに仕事をしたり、遊んだり、笑い合ったりしているのです。ゾウさんはいつもつまらなさそうに、不満そうに仕事をしています。遊ぶことの楽しさも 、誰かと笑い合うことすらありません。うさぎさんは、ゾウさんの、何のために生きているのか、わからなさそうな笑顔のないお顔を見て、ゾウさんの笑顔が見てみたいな。そう思いました。うさぎさんは ゾウさんに言いました。「これから一緒に魔法のきのこに行こう。現実が好きならそれでいいさ。それを確かめてみたらどうだい? 」ゾウさんは思いました。( 確かめた事なんてなかったな。絶対 馬鹿らしいって思ってたから )「うん、わかったよ。一緒に行くよ」『 現実逃避して 夢を見て、それがどんなに馬鹿らしい事なのか、証明してやる 』ゾウさんはそう心の中で思いました。魔法のきのこまで辿り着くと、ちょうど もう終わりの時間ギリギリで、ゾウさんが最後でした。ゾウさんは、魔法のきのこに入りました。そこは夢を見させてくれる、素敵なひとときを過ごさせてくれる空間。心を豊かにしてくれる場所。たった 5分間 なのですが、魔法のきのこの中に入ると、1時間位いるような、ただ ただ 、幸福感に満たされるのでした。ゾウさんが、魔法のきのこから出てきましたよ。そのお顔は。。。何のために生きているのか、わからなさそうな笑顔のないお顔 が、満面の笑顔に変わっているではないですか!家に帰った後も、ニコニコしながら 仕事に励んだり、これをやってみようかなって、楽しそうに思える事を見つけたり、家族と楽しい会話で盛り上がっています。夢を見させてくれる、希望を見させてくれる、心を豊かに、しあわせな気持ちにさせてくれる、虹色に輝く 魔法のきのこ。夢は求めず、見ず、ただ、現実ばかり見ていたゾウさんにとって、そこは、皆と同じように、喜びを感じられる場所となったのでした。喜びは、その後も 心を豊かにしてくれます。楽しさを自然に求めていくようになったゾウさん。それからは、不平不満ばかり言う事もなくなり、お顔が ニコニコしている事が、とても多くなったのでした。楽しみを見つけたり、誰かと冗談を言ったり笑い合うようになっていったのでした。現実ばかり見ていて、楽しむ心をなくしていたゾウさんに、新たな人生の始まりが訪れていきました。あれからゾウさんも、皆と同じように、虹色に輝く 魔法のきのこの行列に、ニコニコとして、待ち遠しそうに並んでいますよ。fin(おわり)**
空想世界の自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです**月のうさぎ 🌙*゚気づいた時には 既に 誰もいない。ひとりぼっち。広い草原には、小鳥のさえずりも、木々の葉の揺れるささやきも、何もなく、ただ ただ、どこまでも続く草が 生い茂っているだけ。そこに、ぽつんと ひとりで暮らしているのは、名前もない お耳の長い動物、うさぎさん。物心ついた時には既に ひとりぼっち。なぜ 誰もいないのか、なぜ、ここにいるのか、わからない。だから、名前すらもわかりませんでした。そんな 名前のない、うさぎさんだけしかいませんが、この草原に、年に1度だけ 訪問者が訪れます。いつ来るかは わからない。だけど、年に1度だけ という事は、繰り返すうちに、名前のないうさぎさんは 知りました。そして、年に1回だけ 訪れる訪問者が、ちょうど今日、お空から光輝いて 訪れました。草原に辿り着くと、 ’それ’ は、その光を失い、少しずつ 消えていきました。少しずつ 消えていく間に、名前のないうさぎさんは、尋ねるのです。「 あなたは だれ? 」「 どうしてお空から降ってくるの? 」「 どうして 光がなくなるの? 」消えかけていくその訪問者から、答えを得られなかったり、途中で会話が途切れて わからなかったり。8回目にして ようやく、知りたい 3 つの答え が 得られました。お空から訪れる訪問者は、流れ星。みんなの願いを叶える為に降りてくる。流れ星となっている間に、見た誰かが、3つのお願い事をすると、その願いを叶える為に 流れ星は消えていく。そして、今日 訪れた流れ星は、誰かの願いを叶える為に、消えていったのでした。名前のないうさぎさんしかいない、この草原は、流れ星の着陸地点と、決められているようでした。月日は流れ、また流れ星が 訪れる日が来ました。真っ暗なお空から、ピカッと光るので、すぐに流れ星が訪れる事が、繰り返すうちに、名前のないうさぎさんには わかりました。今日で 10回目。名前のないうさぎさんも歳を取りました。もう長くない。次はもう出会えない。そう悟った 名前のないうさぎさん。ピカッと光り、光り輝きながら、こちらに降りてくる流れ星に向かって、お願い事をしました。「名前を下さい」「名前を分けて下さい」「みんなから呼ばれる名前をつけて下さい」ひとりぼっちの名前のないうさぎさんは、そうお願い事をしました。流れ星は着陸すると、いつものように、少しずつ光を失い始めました。すると、名前のないうさぎさんが、少しずつ 光始めました。「 君の願い事を叶えるよ。今までありがとう。お疲れ様 」そう言って、流れ星は 消えてなくなりました。名前のないうさぎさんは、流れ星の光を全て与えてもらい、光り輝き続けていました。すると、その光が お空へ、うさぎさんを押し上げていきました。そして、お月様まで辿り着くと、今だ!と言うように、思いっきり、更に押し上げて、お月様の中へ 入れたのです。流れ星が、名前のないうさぎさんの願い事を叶えてくれました。名前のなかったうさぎさんには、名前がつきました。名前は、月のうさぎ。みんなから呼んでもらえる名前です。広い草原には、小鳥のさえずりも、木々の葉の揺れるささやきも、何もなく、ただ ただ、どこまでも続く草が 生い茂っている草原そこに、また別の 、名前のないうさぎさんが います。流れ星の着陸地点。消えていく流れ星。みんなの願いを事を叶えてくれる流れ星に、何か問題が起きないようにと、ひとりで寂しく 消えないようにと、名前のないうさぎさんが、ここの門番をしているのです。お役目が終わる頃には、自分の本当の願いを知り、流れ星さんに叶えてもらい 去るのです。自分が門番だとは、名前のないうさぎさんは知りません。ただ、ただ、どこまでも続く草が 生い茂っている草原。そこにいるです。年に1回訪れる 流れ星さんの為に。自分の本当の願いを知り、叶えてもらう為に。fin(おわり)**
自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです**今回も 物語 とは 少し違います*°しあわせ探し・ふしあわせ探ししあわせの数より、ふしあわせの数を 上手に 数えていく。少しだけ、しあわせも あったことを 思い出してみよう優しい世界 (世の中) に、見えてくるかもしれないよ。自分が思っているよりも、世界は優しくて、愛に満ち溢れている。ただ、そこまでムリに 思わなくてもいい。しあわせの数を、自然に、上手に 数えていけるといいね。.:*:・'°☆໒꒱· ゚もう1つの ブログ໒꒱· ゚こちら ← クリック
自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです**今回も 物語 とは 少し違います*°嘘嘘をつくことはいけないこと。真っ正直に 自分に素直でいたい。そんなふうに 強く思い過ぎていたら?本当の事を言わない事が 相手への優しさ。思いやり、心遣い。ということを 忘れてしまうかもしれない。相手の気持ちに立っての優しさがあれば、その嘘は、 優しい 愛からの言葉に変わる相手の心をあたためる。ココロ が 軽くなる。笑顔 に なるかもしれない。相手の気持ちに寄り添っていれば、嘘の言葉 というものは 消える。自分に素直に 正直でいること。でも そこにフォーカスしすぎると、相手の気持ち を 汲み取れない。あえて 傷つけてしまう言葉を、使ってしまうことが あるのかもしれないね心のバランスが崩れると 偏ってしまう。過剰になりすぎると 攻撃してしまう。
自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです**今回は 物語 とは 少し違います*°お星さまの輝きと、あなたの輝き。キラキラ ひかる お星さま:*:・'°☆窓辺 で 見ていると、とても綺麗 に 見える。あんなふうに 綺麗に輝きたい☆*°♡そんなふう に 想う。そんな想い が お星さまに届いたら?喜んで その キラキラ ひかる 輝きを、分けてくれるかもしれない。身にまとうと、とっても綺麗。.:*:・'°☆だけど。その輝きは お星さまの輝き。自分には眩しすぎて 落ち着かないかも。それは、自分には輝きが似合わない。合わない。そうではなく、自分には 自分だけの輝きがあるという事。。.:*:・'°☆憧れるものには、自分が元々持っている 素質がある。だけど、おなじには なれない。憧れつつ、自分の魅力 を 探求すると、自分の輝きが 自然に溢れ出していく。。.:*:・'°☆そんなことが あるかもしれない。^^黄色い猫の物語に似ています ☆*°↓↓↓『黄色い猫(=^_^=)(1)』空想世界の自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです**タイトル 黄色い猫は、物語が長いなので、分けて投稿します**(1)~(6)で完結です。黄色い猫 (=^_…ameblo.jp
自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです**今回は 物語 とは 少し違うかもしれません。愛 の 証空を見上げて 見ていると、ふと、悲しい気持ちが襲う。自然に 涙が溢れて 止まらなくなる。あなたの愛する動物さんが 旅立ち、いつまでも 想い出が 心の中を巡る。想いの 愛の涙が 頬を伝う。空を見上げて 見ていると、嬉しい気持ちになり、口元がほころぶあなたの、愛する動物さんとの楽しい想い出 が 蘇る。しあわせだと思えた瞬間が訪れる。どちらも 、あなたの心の中に 愛が巡っている。愛する動物さんの想いは、いつだって愛に包まれて存在している無理に 忘れないでいいんだよ。それは、愛する動物さんが あなたと一緒に、存在していた証なのだから。fin(おわり)**
こちらの物語とは別となりますが、メインブログ↓↓↓https://ameblo.jp/naturally-pure-heart/飼い主さまの愛する動物さんとお話 アニマルコミュニケーション ˚໒꒱· ° 天然石✩.*˚ あなただけのオリジナル講座*°Naturally**さんのブログです。最近の記事は「”” ** フェアリーからの楽しもう **””花の妖精 ブレスレットリブログ(画像あり)」です。ameblo.jpよろしくお願いいたします ᕱ⑅ᕱ♥
空想世界の自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです**光と闇の国光の天使と闇の天使が、それぞれに統治する国がありました。光に住む人々は、前向きで、夢や希望を持ち、笑顔で明るく、楽しく暮らしていました。闇に住む人々は、変化を恐れ、安定を望み、おとなしく、静かに暮らしていました。ある時。神が、光の天使と闇の天使を呼び、光と闇の天使ふたりで国を1つにして、統治するようにと、命令が下りました。光の天使は、闇の国を知りません。 闇の天使は、光の国を知りません。2人の天使は、どうしたものかと頭を悩ませましたが、光と闇の国を、1つの国にしました。すると、光の住人たちは、闇の住人に驚きました。夢や希望もなくて 安定ばかりで楽しいの?なんだか、ネガティブだな。闇の住人は、光の住人に驚きました。なんであんなに現実より、夢ばかりを追うのだろうか。ポジティブすぎてついていけないよ。光と闇の住人たちは、なかなかお互い馴染めずにいました。ですが、1つの国になり、お互いを知り合ってしばらくすると。最初は正反対すぎて、わかり合えない光と闇の人々でしたが、次第に、統治している2人の天使に、助言をもらうことにより、お互いの良さを認め合う事が、できるようになったのでした。それには、こんなお話がありました。光の人々は、光の天使に言います。「あんなに夢や希望もなく、否定的でいられると、気分が悪いわ」光の天使はこう伝えました。 「あなた方のように夢や希望を持ち、前向きに取り組む姿はすばらしいですよ。でもね。立ち止まって考えて、現状を把握する事も必要なのです。それは否定的とは違うのです。失敗は成功の始まりですが、もう少し冷静に考えて行動すれば、同じ失敗を繰り返さなくても、良い事はありませんでしたか?ネガティブは悪い事ではありません。ネガティブだからこそ、注意すべき事が、見えてくることがあるのですよ」闇の人々は、闇の天使に言います。「あんなに前向きすぎると疲れるよ。笑ってばかりで何が楽しいのかわからない。ポジティブすぎてついていけないよ」闇の天使はこう伝えました。「あなた方のように、変化を望まず、安定した守りの姿勢は素晴らしいですよ。でもね。何かやりたい事を見つける事も、人生を豊かにしてくれるものです。ポジティブだからこそ、楽しいことが見つけられ、笑顔が溢れてくるものです。あなた方も笑ってごらんなさい。笑顔はまわりを明るくします。そしてあなた自身、楽しさを味わえますよ 楽しむ事は悪い事ではありませんから」その助言を受け、光の人々と闇の人々は、お互いを観察するようになりました。そして、お互いの良さに気づき、違うからこそ、認め合え、 同じであれば、共感できるようになり、光と闇の国は 1つの国として、心豊かに発展していったのでした。fin(おわり)**
空想世界の自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです**こちらは、宝石シリーズに繋がっている外伝です。( 読まれていないとわかりにくい部分がありますので、ご了承下さいませ )2つの道しるべたくさんの緑の葉っぱをたわわにつけた 母なる木さん。母なる木さんは なんでも知っています。キツネさんが、にんまりして宝石を蒔いていたこと。隣の木の陰から、アリさん家族がその様子を伺い、キツネさんが去った後、宝石を掘り起こしてみんなで運んでいる姿。赤い宝石のネックレスをつけた鳥さんが、色違いの宝石のネックレスを、それぞれつけた子供たちと、うさぎの島に頻繁に伺っていること。アートデザイナーのクモさんが、向かいの木さんにお願いをして、万華鏡作りをして、ショータイムをしたこと。真正面から、ショータイムを見ることができた、母なる木さん。それはそれは感動したものです。母なる木さんは、まわり全てを見る事ができて、なーんでも知っているのでした。そんなある日の夜。母なる木さんの元に、かけよってきたうさぎさんがいました。子供のうさぎさんです。遠いうさぎの島から、どうやって、この森に来られたのでしょうか?たくさんの緑の葉っぱをたわわにつけた 母なる木さんが、うさぎさんに言いました。「もう暗くて遅いからお家に帰りなさい」うさぎさんは言いました。「帰り道がわからなくなったの。それに、もっと遊びたいの」母なる木さんは、たくさんの葉っぱをたわわにつけた、内側に隠している木のブランコを降ろし、うさぎさんに促しました。「すごーい!」うさぎさんは大喜び!葉っぱでできた手すりを持ち、木でできた椅子に座り、母なる木さんから揺らしてもらい、ブランコを思いっきり楽しみます。真正面には、クモさんの糸と、宝石で作られた万華鏡があり、ちょうど仕事から帰ってきたクモさんが、ショータイムを見せてくれます。うさぎさんは、母なる木さんからブランコを揺らしてもらい、ゆらゆら揺れながら、とても楽しんでいました。時に笑い、時に綺麗さにうっとりし、感動していました。うさぎさんは、ブランコで遊び、ショータイムを楽しむと、とても満足したようで、母なる木さんが揺らしていたブランコから、ぴょんと飛び降りました。「木さん、遊んでくれてありがとう。クモさん、素敵なショータイムをありがとう。私、お家に帰るね」満足したうさぎさんは、母なる木さんとクモさんにお礼を伝え、お家に帰る事にしました。赤い宝石のネックレスをつけた鳥さんが、色違いの宝石のネックレスを、それぞれつけた子供たちと、羽ばたきながら、うさぎさんの帰る道を宝石で照らします。その道は2つありました。1つは、うさぎの島。ワニさんが水辺から陸に上がってきました。遠いうさぎの島に行くには、ワニさんに、乗せてもらわなければいけません。ワニさんはスタンバイしていました。キツネさんには、報酬として宝石をもらっていましたが、この度は善意でボランティアのようです。もう1つは、お月様。羽ばたく、鳥さんの身につけている宝石が照らし、その頭上にはお月様がいて、お月様から地上まで、優しい光を作り照らしています。うさぎさんは、どちらに行こうか、ちょっぴり考えました。そして、選んだのはお月様。 お月様の優しく照らす光に入ると、うさぎさんはお月様の元へと、すぅーっと吸い込まれるように昇っていき、そして、見えなくなりました。その時のうさぎさんは、穏やかで優しいお顔で微笑んでいました。母なる木さん、クモさん、鳥さん、みんなは、その様子を静かに見守り、見えなくなると、母なる木さんは そよそよと葉を揺らし、クモさんは宝石でできた万華鏡を数回操り、鳥さんは、お月様のまわりをに2、3周したのでした。スタンバイしていたワニさんは、水中に戻っていきましたが、いつもよりもダイナミックな音が、聞こえてきました。元気でね。またね。さようなら。またいつか会おう。そのような想いのようです。道は2つ。どちらを選ぶのかは、うさぎさん自身。そして、それは、うさぎさんだけでなく、みんながそう。それぞれ、自分で決めていきます。母なる木さんは なんでも知っています。訪れた者が何を求めているのか。それも長年の経験によりわかるのです。求めているものを、みんなと協力して、満足してもらうのです。笑顔になってもらうのです。そして、導くのです。 けれど、わからない事がたった1つあるのでした。それは2つの道、どちらを選ぶのか。たまにこの森に迷い込んでくる動物たち。母なる木さんは、みんなと道案内をするのでした。道しるべとなり、後悔のないように導くのです。fin(おわり)**
空想世界の自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです**おさる の もんちゃん動物村に、子供たちが通う小学校がありました。そこに通う ご近所同士の、おさるの もんちゃん と らんちゃん。家が近い事もあり、毎朝、らんちゃんが、もんちゃんを家まで迎えに行き、一緒に登校をしていました。朝、らんちゃんが もんちゃんの家に行き、「おはよう」と 声をかけると、もんちゃんが 玄関にやってくるのですが、いつも らんちゃん 楽しそうに笑っています。毎朝 毎朝、楽しそうに笑っているのでした。もっと笑わせたいな♪もんちゃんは いつしか、楽しそうな らんちゃんを見て、もっとらんちゃんに 笑ってほしい。 そう想うようになりました。密かに らんちゃんに、想いを寄せていた もんちゃんは、毎日毎日、どうしたら らんちゃんが、もっと楽しく 笑ってくれるのか を、考えました。もんちゃんが、楽しそうに笑う らんちゃんの笑顔を、想像しては考えます。夕飯時にも、その事ばかり考えているもんちゃん。ついつい、お箸が止まってしまいます。「もんちゃん、どうしたの?しかめっ面して。美味しくないの?」ママが聞きました。「おいおい、もん。どうしたんだい?何を怒っているんだい?」最近 毎日のようにお顔が険しいもんちゃん。パパも 心配になってきました。『しかめっ面? 怒ってる?』『??』『ボクは一生懸命、らんちゃんが もっと笑ってくれるように、真剣に 考えているだけだよ!!』もんちゃんは、そんなふうに失礼な事をいう両親に、怒りが湧き上がりました。思わず、それが言葉に出るところでしたが、らんちゃんに想いを寄せていると、両親に 知られたら恥ずかしい。すごく恥ずかしい。もんちゃんは、止まったお箸を一気に動かして、ご飯をお口いっぱいに頬張り、「ごちそうさまでした」と 手を合わせ、それ以上何も言わずに、すぐさま、自分の部屋に行きました。『 ん~。どうしたら もっと、笑ってくれるかな~。楽しんでくれるかな~ 』らんちゃんの とても楽しそうな、笑った顔を想像するだけで、ついつい口元が緩み、にやにやしてしまいますが、すぐに現実に引き戻されます。早くアイディアを出さなくちゃ!らんちゃんを もっと楽しくさせたい。もっと笑わせたい♪♪もんちゃんは 考え続けました。だけど。もんちゃんが 考え続ければ続ける程、らんちゃんは なぜか、よそよそしくなっていきます。「もんちゃん、どうしたの?なんだか お顔が怖いよ。いつもの もんちゃん じゃないみたいだよ」らんちゃんからも、そう言われた事があります。『ボクは、らんちゃんが とても楽しそうに、笑ってくれるには 何がいいかな?と、ずっと考えているんだよ』想いを寄せているらんちゃんを目の前にして、恥ずかしくて、口に出して言えませんでしたが、「ボクの顔、怖い?」と、聞いてみました。「うん。いつもの もんちゃんじゃないみたいだよ」らんちゃんは言いました。いつもの もんちゃん じゃないみたいだよ。いつもの もんちゃん じゃない。いつもの ボク じゃない。ボク じゃない?。。。。。。そうか!!と もんちゃんは理解しました。『それは当たり前だよ!だってボクは、らんちゃんの為に、一生懸命考えて考えて、毎日考えて続けているんだから♪♪』『あれ? それって、もしかして、カッコイイってことかな?真剣なボクに きっと驚いているんだね♪』もんちゃんは、都合良く解釈して、そんなボク、カッコいいでしょ?と、言わんばかりに、更に真剣なお顔になっていきました。真剣に考えすぎて、険しくて怖くて 怒ってる顔になってるとは、全く思いも寄らずに。 ただ、『クールな カッコイイ ボクになっている』と、勘違いしているのでした。そうこうしているうちに、日にちだけが過ぎていきます。さて、もんちゃんは、らんちゃんが もっと楽しそうに、笑ってくれるようなアイディアが、浮かんだでしょうか?『まわりからどうしたの?』と 言われるほど、真剣に考えたのだから、浮かんでるはず。そう思いますよね?ですが、もんちゃん。考えすぎて。もっと楽しく 笑ってもらいたい気持ちが、強すぎて。強すぎて。あれもダメ、これもダメ、。。と、納得できずに、完璧を求めすぎて、全く決まらなかったのです。 『もっと楽しませるには?』『もっと笑ってもらうには?』『らんちゃんを もっと楽しませて、笑わせなくっちゃ!!』と いうプレッシャーと、勝手に もんちゃん、戦っていたのです。「はぁ~」朝起きて、食卓についた時、大きな大きなためいき が 出たもんちゃん。そんな大きなため息をつくもんちゃんに、パパもママも驚きました。「どうしたの?」もんちゃんに 尋ねるふたりの声が、重なり合いました。『想いを寄せる らんちゃんに、もっと楽しく 笑ってほしいんだけど、浮かばない』とは、恥ずかしくて言えない もんちゃん。『そうだ!』「ねぇ、パパ、ママ。らんちゃんは何をみて、楽しそうに笑うかな?」とだけ、聞いてみました。『らんちゃん、小学校に行くのにお迎えに来てくれるけど。最近 めっきり 笑わなくなった。しょんぼりしてるね』パパとママは ずっと思っていました。「らんちゃんは、もんちゃんのお顔が大好きなのよ」ママが言いました。「にっこり笑ったお顔をみせてあげてごらん。らんちゃん、とっても喜ぶから」パパが言いました。「さぁ、練習してみよう。にっこり笑ってごらん」パパとママの声が また重なり合いました。『らんちゃんの為なら なんだってやるぞ!』もんちゃんは、にっこり笑う練習を、パパとママにしました。パパとママ、楽しそうに笑ってくれましたよ。『らんちゃんは、もんちゃんのにっこり笑ったお顔、喜ぶよ』ふたりに言われて もんちゃんは、考えても考えても、勝手にプレッシャーだけが襲い、もう考えつかないので、『迎えにくる らんちゃんに、にっこり笑ってみよう!』パパとママの言うとおりに、することにしました。ドアが開き、らんちゃんが、もんちゃんを迎えにきました。らんちゃん、しょんぼりしています。「らんちゃん、おはよう!」もんちゃんは ありったけのにっこり顔で、笑って言いました。すると。らんちゃん、もんちゃんのお顔をみると、お顔がぱぁ~っと明るくなり、嬉しそうに笑い出しました。しばらくお腹をかかえて、大笑いしていました。『パパとママが言った通りだ!』もんちゃんは思いました。『とっても楽しそうに笑ってる♪♪』もんちゃん、大喜びです。『らんちゃん、ボクの事好きなのかな』『笑ってあげなかったから、しょんぼりして元気がなかったのかな』もんちゃん、自分が らんちゃんに笑ってあげたから、らんちゃん、とても楽しそうに大笑いしたと 思ったのでした。自分とらんちゃんが 楽しくお手々を繋いで、キラキラした瞳で、自分を見つめる らんちゃんまで、想像していました。もんちゃん、自分に都合の良いように解釈しています。本当にそうなのでしょうか?実は、もんちゃん。にっこりすると両頬に、かわいらしい深いえくぼができます。そして、前歯の乳歯が1本抜けている状態。にっこりすると、ぱっちりお目々が、ペンで1本線を引いたような細い目になり、目がなくなります。まゆも下がります。そして どうしてか、もんちゃん、おでこに、横じわまでも 2本入るのです。そんなもんちゃんのお顔、パパとママ以上に、らんちゃんには 面白おかしく、楽しくて、笑えてしまうのでした。憎めない かわいさで、心がほっこりして、笑顔になるのでした。久しぶりに また、もんちゃんのそのお顔を見られて、大笑い。らんちゃんに笑顔が戻ってきました。毎朝、らんちゃんにこのお顔をしていたのに、もっと楽しく笑ってもらおうと考え続けて、しかめっ面。それで、らんちゃん 笑わなくなっていったのです。そんな様子をもちろん、パパとママは知っていました。だから、アドバイスできたのです。だけどね。もんちゃんだけは 勘違いしています。もんちゃん、『自分が らんちゃんに、笑ってあげなかったから』は、合っていますが、もんちゃんに想いを寄せて ではなく、『面白おかしく、楽しくて、笑えてしまうから』『憎めない かわいさで、心がほっこりして、笑顔になるから』この違いは大きいと思いますよ。でも、せっかく、自分とらんちゃんが 楽しくお手々を繋いで、キラキラした瞳で、自分を見つめるらんちゃんを想像して、喜んでいるので、しばらくは、そのままにしておきましょうかね。勘違いといえども、想像して楽しむのは 自由ですから。そして、もんちゃんは、もっと楽しそうに笑ってもらえる事に、成功したのですから。fin(おわり)**
いつまでも一緒①↑ クリック「マルちゃん、ママの死は悲しいね。だけど、皆、遅かれ早かれ いつか訪れるんだよ」「ママともうすぐお空で会えるよ」犬の長老はそう元気づけました。ですがマルちゃんは、ママに生きていてほしいのでした。『ママが死んだらお空で会える。でも、ママはとてもしあわせそうだった。だから、もっともっと生きてほしい』マルちゃんはそう願うのでした。犬の長老はなんでも知っています。「ほら、マルちゃん。あそこには、それぞれに自分の星があるんだよ」お空の上を指差して 犬の長老は言いました。マルちゃんが目を向けると、そこには無数の星が飾られていました。そこには、『マル』と書かれた、自分の星もありました。「あの星をママの元に持っていくと、ママの病気を治すことができる。だけどね。自分の星を他人に使うと、マルちゃん、マルちゃんはもう、生まれ変わることができないんだよ。それこそ もう二度とママと出会えないよ」犬の長老は、そう教えました。マルちゃんは、『生まれ変わったら、またママと一緒に暮らしたい。絶対ママと暮らすんだ☆』ずっとそう願ってきました。『自分の星を使うと、生まれ変わることができない。ママともう会えない』マルちゃんはそう思うと、悲しくて悲しくて、また泣きました。また まるちゃんのまわりに、涙の水たまりができました。ママは今夜が峠。もう時間はありません。マルちゃんは決心しました!「犬の長老さん、私の星を取ってちょうだい!」マルちゃんは、高いところに飾ってある、自分の星が取れないので、犬の長老に頼みました。「本当にそれでいいのかい?」「うん!」 マルちゃんの気持ちは変わりませんでした。既に夜になっています。犬の長老は、思いっきりジャンプをして、『マル』と書かれて飾ってある星を、口に加えて取り、マルちゃんに渡しました。「ありがとう!」マルちゃんは犬の長老と一緒に雲に乗り、大急ぎでママのいる病院へ向かいました。「ママ!!」雲に乗り、毎日ママを眺めていた時は、近くに行きたくても行けない。傍まで近寄る事はできませんでした。ですが、今日は、触れ合う距離にいくことができたのです。星の力なのかもしれません。「ママ、元気になってね。ママの笑った顔 大好きよ。優しいママ、大好き」マルちゃんはママの胸にそっと星を置きました。するとその星は、すぅーっと、マルちゃんのママの胸の中へ、吸い込まれるように消えていきました。息が荒くなっていたママの呼吸が、安定してきました。青白かった顔色も、血色が良くなり、戻ってきました。もうすぐ意識がはっきりして、目覚めそうです。「ママ、よかった。ママ、しあわせになってね。私はいつもママの心の中にいるから。いつも応援しているから」言葉と共に マルちゃんも、すぅーっとママの胸に、吸い込まれるように消えていきました。雲の上で、その様子をずっと見守っていた、犬の長老さん。マルちゃんがママの胸に消えていったのを、見届けると、お空に戻っていきました。お空に戻り、犬の長老さんは、 飾ってある自分の星を取りました。犬の長老さんの星は1番下に飾ってあり、ジャンプしなくてもすぐに取れました。お空に長くいるものは下。新しく来たものは、上に飾ると決まっていました。犬の長老は、取った自分の星を、『生まれ変わりボックス』と書いてある、箱の中へ入れました。「希望なし」と星に書いて。犬の長老さんは長い間、生まれ変わることなく、ずっと雲の上で暮らしていました。皆が、自分の星を取り、生まれ変わりボックスに自分の星を入れる姿を、幾度となくみてきました。ある者は、『犬にまたなりたい。』ある者は、『女のコで生まれたい』ある者は、細かく条件を書いて。自分の希望を星に書き、生まれ変わりを望んでいきました。マルちゃんはお空に来たばかりのコ。毎日、毎日、雲に乗り、ママに会いに行っていたコ。生まれ変わりを捨てて、自分の星で ママを救ったコ。マルちゃんのママへの深くて強い愛を、毎日見ていた犬の長老さん。『また生まれ変わり、愛というものを知るのも悪くないな。いや、知りたい』そう思ったのでした。犬の長老さんは、全てを委ね、あえて『希望なし』と書き、生まれ変わりボックスに、自分の星を入れました。地上のかけがえのない 誰かと出会う為に。愛というものを知るために。「愛を知るには、どんな経験をしていくのだろうか」犬の長老さんには 想像すらできません。光となって、地上へ降りていった犬の長老さん。犬の長老さんの経験の旅が、これから始まります。fin(おわり)**
空想世界の自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです**いつまでも一緒 ①大好きな大好きなママとお別れをして、お空に還っていった、ハムスターのマルちゃん。人間のママと一緒に暮らしていた毎日は、しあわせだったけれど。病気になってからは、体調が優れない日もあり、元気が出ない時もありました。ただ、ママの優しさにマルちゃんは、いつも救われていて がんばれました。しあわせでした。お空でのマルちゃんは、雲に乗り、地上の近くを訪れては、大好きな大好きなママの暮らしを眺めては、満足してお空に戻る。そんな暮らしを繰り返していました。そんなある日。いつものように雲に乗り、近くまで訪れた時。ママの姿を見つける事ができませんでした。次の日も、またその次の日も、マルちゃんがママと一緒に暮らしていた家に、ママの姿はありません。マルちゃんは、ママに会いたくて仕方がありません。『ママはどこ?』お空で長い間ずっと暮らしている、犬の長老に相談することにしました。犬の長老は なんでも知っています。「マルちゃん。それはマルちゃんのママが、その家を離れたということだよ」長老は優しく答えました。「なんで? なんでママは家にいないの?」その答えは、なんでも知っている犬の長老でさえも、わからない事でした。マルちゃんは次の日も、 雲に乗り、家のまわりを探しまわりました。必死にママの姿を探し続けました。『ママ会いたい!』ですが、見つけることができませんでした。お空の上で、悲しみに暮れるマルちゃんを見て、犬の長老は可哀想になりました。『なんとかして、マルちゃんのママを見つけてあげたい』犬の長老はお空の暮らしが気に入っていて、雲に乗り、地上を訪れることはありませんでした。そんな犬の長老でしたが、マルちゃんの為に、マルちゃんのママ探しを、手伝うことにしました。「マルちゃん。ママの匂いのついたもの、何か一緒に持ってこなかったかい?」「あるよ! 私の体には、ママの匂いがたくさんついてるの。ママはいつも私を手の平に乗せ頬を寄せて、大好きって優しい声で、言ってくれていたのよ!」「いい子ねって、頭を何度も撫でてくれたわ!とっても気持ちよくて、嬉しかった」まるちゃんは、『この匂いよ』と言わんばかりに犬の長老の鼻に 頭を近づけ、ママの優しさを思い出しながら言いました。犬の長老は、マルちゃんの体を、クンクン嗅ぎ始めました。そして、雲に乗り、ママ探しに出掛けていきました。犬はとても鼻が効くのです。きっとマルちゃんのママを、みつけることができるでしょう。数日後、犬の長老はマルちゃんのママを、見つけることができました。それは、病院でした。マルちゃんのママは、病気を患い、ずっと入院をしていたのです。今夜が峠。犬の長老はよく聞こえる耳で、誰かが、マルちゃんのママの話をしていたのを、聞いてもいたのです。それを聞いたマルちゃんは悲しみました。泣いて泣いて、マルちゃんのまわりに、涙の水たまりができました。犬の長老には、どうすることもできませんでした。②完結へ続く** ← クリック
宝石の万華鏡**宝石の花外伝②↑ クリックどのくらい待ったでしょうか。 クモさんが声をかけ、アリさん親子が土の中から出てきた時。あたりは真っ暗になっていました。『こんなに真っ暗で楽しめるの?』アリさん親子は、クモさんに頼んだことを少し後悔しました。それを察したクモさん。「ほら、あそこを見てごらん」と、クモさんに会った時、クモさんが木の枝にいたそこを指差して、言いました。その木の枝をみると、クモの糸をその木の枝に繋げ、そして、木の枝の下には、クモの糸で編み込んだ宝石たちが、形づくられていました。クモさんは、万華鏡のようなデザインを、作り上げたのでした。真っ暗な夜に、色とりどりの形や大きさも違う、アリさん親子からもらった宝石と、 クモさんの糸で編みあげた、万華鏡のようなデザインが、キラキラ輝いて、とても綺麗です。クモさんの透き通る糸も、宝石の輝きで、キラキラと輝きが増しています。クモさんは、自分の作品に自信がありました。ですが。。。あらら。。。アリさん親子、無言です。感動もなければ、『楽しくないじゃないか! 』と、不満を言いたげな表情をしています。忘れていませんか?アリさん親子は、綺麗なものには興味はなく、 楽しいことが大好き。楽しむことが生き甲斐なのです。ですが、そんなアリさん親子を見て、クモさんはにんまり。「楽しいのはこれからだよ!ショータイムの始まり☆」高らかに声を上げると、クモさんが、万華鏡のようなデザインを編みこんでいる、いくつかのクモの糸を引っ張りながら、動かしていきました。するとどうでしょう!万華鏡のようなデザインが、クモさんが糸を動かしていく度に、違うアートデザインに、変わるではないですか!さまざまに変化する、キラキラ輝き放つそのデザインは、それはそれはすばらしく、見る者全てを魅了していきます。宝石の花に魅せられて、うっとりした鳥さんだったら、興奮して歓喜の声を出していたことでしょう。ですが、残念ながら、アリさん親子にはその素晴らしさは伝わらないようです。綺麗さには心を動かされず、全く興味がありません。。。。その時です。「すごいじゃないか!」「楽しいわ!」「何、これ! おもしろーい♪♪」アリさん親子から、口々に言葉が発せられました。アートデザイナーのクモさんは、にんまり。クモさんは、次々に、あちらこちら、引っ張る糸を変えては、デザインを変えていきます。アリさん親子は大きな声で笑い合っています。「これ、私達じゃない? すごいわ!面白いわ! 最高よ!!」お母さんアリは、あまりの楽しさに声を張り上げました。お父さんアリも子供たちも爆笑しています。いったい、何が起こったのでしょうか?実はクモさん。万華鏡のようなデザインの中に、アリさん親子のデザインも組み込んでいて、いくつかの糸を 巧みに引っ張る事で、動くアリさん親子を作っていたのです。アリさん親子は、自分たちの動く姿に大笑いしています。「クモさん、楽しませてくれてありがとう。またお願いしたら見せてくれるかい?」お父さんアリは聞きました。「もちろんだよ」クモさんは答えました。アリさん親子は、自分たちでやってみようとは、全く思いませんでした。自分たちで 全てできたらつまらない。できないからこそ楽しい。そんな気持ちを持っていて、木の枝にある万華鏡のようなデザインは、手に届きそうで、届かない距離にあるからこそ、それもワクワク感を高めてくれるのでした。『自分たちでできないから楽しめる』『できてしまったら つまらないじゃないか』そんなアリさん親子なのでした。アリさん親子は、とても楽しんで満足して、家に帰りました。そして、にんまりしたまま、寝床に入りました。しばらくすると、優しい風が、万華鏡のようなデザインを揺らしました。色とりどりの形や、大きさの違う数々の宝石が、クモの糸を通して、ほんの少し揺れます。クモの糸が揺れながら、宝石たちがちょっぴり触れあいます。すると、そこから、綺麗な音色が聞こえてくるのでした。これも、アートデザイナーのクモさんが、見据えていた事でした。『音が聞こえるよ♪』綺麗な音色には、全く興味を持たないアリさん親子ですが、初めての、新しい出来事に、ワクワクするのでした。それは寝床についたアリさん親子を、更に楽しませてくれるものでした。クモさんの糸は魔法の糸。クモさんのアイディアと、魔法の糸にかかれば、どんな作品も最高傑作になるのです。あら、遠くから、鳥の羽ばたく音が聞こえてきましたよ。暗闇ではっきり見えませんが、キラッと輝く小さな赤色の光りが見えます。あれは、宝石の花に魅せられた欲張りな鳥さん。遠くから、ピカピカ キラキラ小さく光る、万華鏡のようなデザインに魅せられ、いてもたってもいられず、子供たちを早く寝かしつけて、暗闇の中 訪れたようです。でも、残念。万華鏡のようなデザインを操作できるのは、クモさんだけ。クモさんは、次の仕事の依頼を受けて この地を離れ、しばらくは戻ってきません。欲張りな鳥さんは 形が変わるとは知らず、ただただ 風に揺れながら綺麗な音色を出す、変化しない万華鏡のようなデザインを、うっとりと見つめているのでした。形が変わる事は知らないのですから、欲張りな鳥さんにとっては、これだけでも、しあわせな事なのかもしれませんね。fin(おわり)**
宝石の万華鏡**宝石の花外伝①の続き↑ クリックさまざな形や色、大きさの、石の数は多すぎて、全てを運び終わるまで半日かかりました。既に辺りは暗くなってきています。アリさん親子はぐったり。『こんなことなら、石なんてそのまま放っておいて、新しい家(巣)を作っていれば、今頃は新しい家が完成していたはず。家の中でみんなで過ごし、笑い合って過ごしていたかもしれない』そんなふうにも思ったものでした。アリさん親子が、数々のたくさんの石を運び終わり、そこでぐったりして、土の上で休んでいた時。高い木の枝から クモさんが声をかけました。「やぁ、アリさん。そのキラキラ光る綺麗な宝石たちは、いったい どうしたんだい?」アートデザイナーの仕事をしている、クモさんの目が輝いています。「あら、クモさん。土の中にこの石が埋まっていて、わたしたちの家(巣)が作れないから、ここまで運んできたところよ」お母さんアリは、キツネさんの事は隠して そう答えました。「はぁー、疲れた」「楽しいことないかなー」「楽しいことがみつからないなんてつまらないよ」アリの子供たちは 口々にそう呟いています。そこでお父さんアリがひらめきました!「そうだ! クモさん! このたくさんの石たちで、何か楽しませてくれませんか?楽しませてくれるなら、この石たちを差し上げますよ」この石を見て、クモさんが目を輝かせていた事で、お父さんアリは、アートデザイナーの仕事をしている、クモさんにそう提案しました。 繰り返しますが、アリの親子は、全くこの宝石の価値を知りません。 興味もありません。クモさんは少し驚きながら答えました。「こんなにたくさんの希少な宝石を、譲ってくれるのかい?」アリさん親子はみんなで顔を見合わせて、「希少な宝石??」と、首を傾け、不思議に思いましたが、運ぶのにとても疲れていた事や、大好きなのは楽しい事なので、価値がある、価値がないよりも、クモさんのアートデザイナー力に、ワクワクしかしていませんでした。アリさん親子には、『クモさんは、わたしたちを、どんなふうに楽しませてくれるのだろう』その事しか頭にありません。キツネさんが、たくさんの宝石を蒔いている時に、にんまりしていたように、アリさん親子は、クモさんが楽しませてくれる事に、にんまりしているのでした。クモさんは、さまざまな色や形、大きさをした数々の宝石を、木の枝から見下ろしながら、しばらく考えを巡らせていました。「よし!決まったよ。これから作り上げるから、しばらく待っていて。最高に楽しませてあげるよ♪」クモさんの、アートデザイナーとしての腕がなります。あたりは、既に宝石を運び終え、クモさんと出会ってから、更に暗くなってきています。「楽しみにしているわ!それまでわたしたち家にいるから、出来上がったら呼んで♪」お母さんアリは、お父さんアリに、葉の雫で作った、お父さんアリの大好きな飲み物作りをしたり、子供たちにご飯を食べさせたり、何かと忙しいのです。アリさん親子の家(巣)は、キツネさんが壊した家以外にも、いくつか作って持っています。クモさんが呼んだら、すぐに顔を出せる家(巣)で、お母さんアリは家事に忙しいですが、お父さんアリや子供たちは、楽しみに、にんまりして待つことにしたのでした。③完結へ続く** ← クリック
空想世界の自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです**宝石の万華鏡** ①~宝石の花 外伝~お天気の良い ある晴れた日。楽しいことを見つけに、お散歩に出掛けたアリさん親子が、キツネさんの姿を見かけました。キツネさんがキラキラ光るものを手にもち、それをパラパラ 土に蒔きながら、にんまりしています。にんまりしているキツネさんを見て、『そんなに楽しい事があるの!?』アリさん親子は、とてもワクワクしました。 楽しい事が大好きなアリさん親子。草むらの茂みに隠れて、キツネさんの様子をずっと伺っていました。ずっと、にんまりしたキツネさん。キラキラした光るものを蒔き終わると、にんまり顔のまま、足取り軽くスキップまでして、その場を立ち去って行きました。『あ~、楽しみだなー♪♪』その場を離れる時、キツネさんの独り言が聞こえてきました。『やっぱり 楽しい事があるんだ♪♪』楽しい事が大好きなアリさん親子。キツネさんの姿が見えなくなると、足早に、そこに向かいました。辿り着くと、キツネさんが蒔いていた土を、少し手で掘り返してみました。すると、そこから、キラキラ光るものが たくさん出てきました。赤、青、紫、黄色、緑。。。さまざな形や色、大きさの違う数々の石。「これはなんだろう?」「光っていて綺麗だけど、たったそれだけじゃないの」「楽しいものじゃないね」アリさん親子は残念がり、そのきれいな数々の石を、土の中に戻そうと思いました。実はこれ、花のように咲き誇る宝石でした。けれど、綺麗なものより、楽しい事が大好きなアリさん親子には、その価値が全くわかりません。「わたしたちの土地に、勝手に蒔くなんて失礼じゃないか」お父さんアリが言いました。「そうよね。せっかく土の中に、家(巣)を作ったのに台無しじゃない」頷いて、お母さんアリ。「苦労して家(巣)を作ったのに、また作り直さないといけないじゃないか!」大きく頷き合う子供たち。アリさん親子の気持ちは皆おなじ。おや?確か、キツネさんは自分の土地に蒔いたはず。(宝石の花**より)どうやら、アリさん親子の言い分は、キツネさんの土地は、土から上。アリさん親子の土地は、土から下だと思っているようです。『楽しい事じゃなかった!』キツネさんのにんまりに、騙されたと勝手に思ったアリさん親子は、「キツネさんが一言も言わずに、私達の土地に勝手に埋めていったんだもの」「蒔いて土の中にある、この石たちはわたしたちの物」「がんばって家(巣)を作ったのに、壊してひどいじゃないか!」アリの親子は 口々に文句を言い合いました。『楽しい事じゃなかった!』全くの期待外れだっただけに、家(巣)まで壊されて、怒りが収まりません。アリさん親子は、『土の下はわたしたちの土地』そう捉えて、この数々の石たちを、キツネさんが見えないところまで、運ぶことにしました。 ②へ続く** ← クリック
宝石の花**②↑ クリック『鳥さんに、あのお花のような宝石が、みつかったのではないか!』『キツネさんが怪しんでいたので、鳥さんにお願いしたのかもしれない』『どうしよう?!』『暮らしていけなくなる。。』うさぎさんたちは大慌てです!!『何かよい策を考えなければ。。。』うさぎさんたちは 一生懸命考えます。その頃、鳥さんは、『疲れたわ。5粒では足りないくらいだった』と、ブツブツ文句を言いながら、キツネさんへ、見てきた事を一部始終、報告していました。キツネさんはニヤリとしました。『宝石を土に埋めると、お花のような宝石ができるんだな。』『宝石ができるのなら、わざわざワニさんたちにお願いして、はるばるうさぎさんの島へ行く必要は、ないじゃないか』『物々交換なんてバカらしい』『採れた宝石を 直接 宝石商に売ろう』早速キツネさんは まだ売っていない宝石を、自分の土地にパラパラと蒔きました。3日が過ぎました。うさぎさんの島ではなにやらある一カ所の土が、キラキラ光っていましたが、キツネさんの土地にはありません。4日、5日、1週間が過ぎ、うさぎさんの島では、キラキラ光っていた一カ所の土が、広範囲でキラキラ輝き始めました。そして、キラキラ光った透明な角のようなものが、あちらこちらに見えて、このキラキラ光った透明な角のようなものは、宝石だということがわかりました。けれどキツネさんの土地には、まるで変化がありません。1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月経っても、何も変わりませんでした。その頃、うさぎさんの島では、イルカさんたちが率いる船が訪れていました。船から降りてきたのは、クマさんです。うさぎさんたちの新しい仕事相手は、クマさんです。物々交換をクマさんに、してもらうことにしたのでした。キツネさんとは反対方向です。キラキラ光るものが大好きなクマさんたち。時に、クマさんが団体で、このうさぎさんの島を、訪れるようになりました。それは、宝石でできたお花を見る為。うさぎさんたちは、『宝石の花』という観光地にもすることで、暮らしを安泰させる事に成功したのでした。その頃、キツネさんは、いくら待っても宝石の花にならず、すっかり諦めてしまいました。『あの島でしか 、雨と一緒に宝石は降ってこないのだから、お花のような宝石が、ここでできるはずがないんだ』確かに、キツネさんの言うとおり、うさぎさんの島でしか、宝石の花はできません。ですが、キツネさんの土地では、アリさんがこっそり協力しあって、土に埋めてある宝石を、持っていってしまっていたのでした。キツネさんは知るはずもありませんが、どちらにせよ、宝石の花は、できることはありませんでした。うさぎさんの島でしか、宝石の花ができないとわかると、キツネさんは、いつものように、ワニさんたちにお願いして、うさぎさんの島で物々交換をしました。うさぎさんたちは キツネさんから、クマさんから、宝石の花の観光地としても、実りある暮らしになり、更に安泰になったのでした。うさぎさんは、島から一歩も出る事ができないのに、どうやってクマさんと、仕事の取引ができたのでしょう?それは、キツネさんに、うさぎさんの島の様子をこっそり、伺ってくるようにお願いされた鳥さんが、『宝石の花』に魅せられて、再びうさぎさんの島へ降り立ったからでした。うさぎさんに見つかっても、うっとり見惚れている鳥さん。鳥さんはとてもおしゃべりで、キツネさんにお願いされてきたことを、全部話してしまったのでした。キツネさんが怪しんでいた事に、勘づいていたうさぎさんたちは、鳥さんにお願いして、反対方向のクマさんとの取引の交渉の仲介に、入ってもらったのでした。キツネさんにお願いされた時、5粒も宝石を要求した欲張りな鳥さんが、なぜ快くうさぎさんのお願いを聞いたのか、わかりますか?「『宝石の花』を、いつでも無料で見に来てもいいよ」この言葉に、鳥さんは快く引き受けたのでした。遠かろうが、宝石の花を見る為だったら、距離は関係なく思う鳥さんのようです。いつまでもうっとりしてやまない、『宝石の花』が忘れられないようです。鳥さんは欲張りなので、子供たちも連れてきて、子供たちの入館料も、いつも無料にしてもらったのでした。fin(おわり)**
宝石の花**①↑ クリックそれから。。。次に 久しぶりに雨が降った時、止んだ翌日に宝石を採るうさぎさんたちは、赤、青、紫、黄色、緑。。。色とりどりの宝石を1粒ずつ残し、ワニさんが誘導する、木の船で訪れるキツネさんと、物々交換をした後、その各1粒ずつを 島の土に埋めてみました。すると、土からあちらこちらと数を増やし、芽を出し、お花のような宝石ができました。うさぎさんたちは、滅多に降らない雨を待たずとも、宝石を手に入れ、生活をしていけるようになりました。この島は、野菜や果物を作ろうとしても育たず、唯一、雨と一緒に降ってくる宝石が、この島のうさぎさんたちの収入源、生活の基盤となっていたのです。次の物々交換の日。キツネさんは物々交換の時、うさぎさんたちの様子が、いつもと違う事に気づきました。そして、キラキラ光っている、なにやら宝石のような輝きの一面を、遠くでみかけると、うさぎさんに聞いてみました。「あの遠くに綺麗に光っているのは、なんだい?」うさぎさんは、思いがけない事を聞かれて、あたふた。「そ、そうかい?キツネさんの気のせいじゃないかな。きっと太陽の照り返しだよ!」そう答えました。キツネさんに、『土に埋めれば たくさんの宝石が採れる』と 知れたら、『キツネさんも自分の土地で試すだろう』そうしたら、物々交換ができなくなり、この島のうさぎさんたちは、暮らしていけなくなります。慌てたうさぎさんの様子をみて、キツネさんは怪しみました。『きっと何かあるに違いない』そう考えましたが、とりあえず、このまま素直にワニさんたちと、この島を引き上げる事にしました。ワニさんたちの身に付けているネックレスに、1粒宝石が増えていました。前回と同じワニさんたちが送迎したようで、前回の島の往復賃で貰った、宝石1粒が増えていたのでした。キツネさんは帰りの木の船の中で、『さて、どうしたものか』と、考えを巡らせていました。『そうだ!鳥さんに様子を見に行ってもらおう!』キツネさんは思い立ち、陸に上がると、家に帰る途中、鳥さんに声をかけました。「鳥さん、お願いがあるんだけど、聞いて貰えるかい?」「あら、キツネさん、お願いってなにかしら?」「うさぎさんの住む島の様子を、見に行ってもらいたいんだよ」「嫌よ。あの島は遠すぎて疲れちゃう。ワニさんに頼めばいいじゃない」鳥さんは断りました。「見つからないようにこっそり、様子を伺いに行ってほしいんだよ!この宝石1粒あげるからお願いだよ」キツネさんはまたお願いしました。「私と子どもたちの分、5粒くれたら見に行ってあげるわ」欲張りすぎたかしら?と思いながら、鳥さんは交渉しました。キツネさんは少し考えましたが、『うさぎさんのあの慌てようには、必ず何かあるに違いない!』『もっと儲かる何かがあるのではないか』と思い、鳥さんに宝石を5粒あげて、うさぎさんの島の様子を、伺いに行ってもらうことにしました。交渉成立です。鳥さんは5粒の宝石をもらい、それをワニさんと同じように、宝石職人のリスさん夫婦にお願いをして、ネックレスにしました。鳥さんは、赤色の宝石のネックレスをつけると、嬉しそうに、そのまま、うさぎさんのいる島へと向かいました。うさぎさんのいる島は遠くて、小さな体の鳥さんには、疲れる距離でもありました。鳥さんは疲れてきて、往復する体力までは残っていない為、うさぎさんのいる島へ、休憩がてら降り立ちました。そこで、鳥さんが目にしたものは、ところどころ広がる数々の数えきれない、お花のような宝石。鳥さんは そのキラキラ光る宝石にうっとり。長らくうっとりしすぎた後、ハッと我に返りました。『こっそり見つからないように、偵察しなければいけなかったんだわ』すっかりそれを忘れていた鳥さん。『キツネさんの知りたがっていた事は、このお花のような宝石の事だわ』思い立ったように、うさぎさんのいる島を飛び立ちました。その時、お空に赤くキラッとした光を、見つけたうさぎさん。それは鳥さんの赤い宝石のネックレス。鳥さんの姿を目撃してしまいました。この島は遠く、乗り物がないと来れない事もあり、誰も訪れることはありません。目撃したうさぎさんは、他のうさぎさんたちに、鳥さんが来ていた事を聞かせました。③へ続く** ← クリック
空想世界の自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです**宝石の花** ①宝石がたくさん採れる島がありました。そこは、昔からずっと、うさぎさんたちが暮らしている島。夜、久しぶりに 島に雨が降りました。うさぎさんたちは それぞれに、木と草でできた家の中に入ったまま、外が見える隙間から しばらく降り続く雨を、嬉しそうに楽しみに 眺めていました。しばらくしても、雨はなかなか止みません。どの家のうさぎさんも、雨が止むのをやがて諦めて、眠りにつきました。翌朝。昨日の止まない雨が嘘のように、晴天になりました。それを待ち望んでいたかのように、どの家のうさぎさんたちも、草で編んだ大きな籠をそれぞれ持って、一斉に外へ駆け出しました。おや? みんな、地面にかがむような姿勢で何かを取って、それをどんどん、編んだ草の籠に入れていきます。うさぎさんの手から離れ、籠の中に入る一瞬に見える“それ”は、キラキラ輝いています。赤、青、紫、黄色、緑、透明。。。いつからなのかは、島に暮らしているうさぎさんたちにも、わからないようですが、この島は、雨が降ると一緒に、宝石も降ってくるようなのです。それは とてもとても綺麗な宝石の数々**この島に雨は滅多に降りません。雨が降ると、宝石が採れるので、うさぎさんたちは、雨が止むのを、心待ちにするようになったのでした。お昼になると 島の向こうから、2匹のワニさんが見えてきました。その後ろには木の船が見えます。2匹のワニさんが、尻尾に太い頑丈な紐を木の船にくくりつけて、その船を誘導しているようです。うさぎさんたちの島に着き、船から降りてきたのはキツネさんです。キツネさんは、船からたくさんのお水や食料、暮らしに必要なもの、必需品を降ろして、出迎えたうさぎさんと物々交換をしました。うさぎさんの両手には、大きな大きな草で編んだ籠の中に、今朝みんなで採った宝石が入っています。キツネさんはそれを受け取ると、籠の中の宝石に目を輝かせて、にんまりするのでした。そして、その中から2粒取り、2匹のワニさんに、1粒ずつ、島の往復賃としてあげるのです。ワニさんは、数粒の宝石のついた、ネックレスをしています。キツネさんの送迎をしては、宝石を1粒ずつもらい、集めては 宝石職人のリスさん夫婦に頼み、ネックレスに組み込んでもらっているのです。雨が止んだ午後に、必ずキツネさんは訪れます。その日に、宝石を手に入れられると、知っているからです。そして、いつも物々交換をしていくのです。キツネさんが、ワニさんの誘導する木の船に乗り、帰るのを見届けると、うさぎさんたちは一斉にその場に集まり、お水や食料、必需品をそれぞれ貰っていきます。1番最後に残ったうさぎさん。貰って家に帰ろうとした時、足元に、キラッと光を感じました。『なんだろう?』かがんでみると、そこには1粒、透明なキラキラ光る宝石が落ちていたのです。草で編んだ籠から、1粒こぼれ落ちたようです。うさぎさんはその宝石を拾いあげると、キラキラ光る綺麗な宝石を眺めました。どうしたものかと考えましたが、まだ家の中に入っていないうさぎさん達と、相談をして、なくさないように、次の物々交換の日まで、土の中に隠しておくことにしました。それから 3日が過ぎ、なにやらある一カ所の土が、キラキラ光っている事に、うさぎさんたちが気づきました。『太陽の光の反射でそう見えるのかな?』そう思っていたうさぎさんたち。 4日、5日、1週間が過ぎ、キラキラ光っていた一カ所の土が、広範囲でキラキラ輝き始めました。そして、キラキラ光った透明な角のようなものが、あちらこちらに見えています。みんなで集まり、かがんで眺めてみると、このキラキラ光った透明な角のようなものは、宝石だということがわかりました。あちらこちらに、土から宝石が見えているのです。驚いたうさぎさんたち!『なぜそうなったのだろう?』と、みんな不思議に思いました。そして、草の編んだ籠から1粒こぼれた透明な宝石を、次の物々交換の日まで、土に埋めておいたことを思い出したのです!1粒の宝石が数を増やし、芽を出し、お花のように、あちらこちらと咲き誇ったのでした。またまた驚いたうさぎさんたち!次に雨が降り、宝石が収穫できたら、土に埋めて育てよう♪♪そう決めたのでした。②に続きます** ← クリック
空想世界の自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです**魔法のお菓子 ~子ぐま物語~ライムの森の外れに、くまの親子が住んでいました。外でお父さんぐまは一生懸命畑仕事をしています。そのまわりで、こぐまのティムが遊んでいました。家の中では、お母さんぐまのハミングが聞こえてきます。エントツから、煙がもくもくと立ち上っています。あら、とてもいい香りがしてきましたよ。『ごはんですよ~』家のドアを開けてお母さんぐまが言いました。『はーーい』ティムは元気な声で返事をして、家の中へ入ろうとしました。それを見ていたお父さんぐまは、『こらこら。手を綺麗に洗ってから家に入りなさい』と、優しくティムを叱りました。ティムはそうだった!と舌をペロッと出すと、急いで外で手を綺麗に洗い、そして家の中に入りました。『いただきーす』ティムの元気な声で食事が始まりました。だけど、テーブルの上の食事に目を落とすとティムは、スプーンを口に加えたまま、食べようとしません。『どうしたの?』心配したお母さんぐまが聞きました。『せっかくの温かいスープが冷めてしまうぞ』スープ皿をティムの前に少し押しやり、お父さんぐまは言いました。それは野菜のたっぷり入った、美味しそうなスープです。けれどティムは食べようとしません。『どこか具合でも悪いの?』お母さんぐまは聞きました。『ううん』スプーンを口に加えたまま、ティムは静かに首を振りました。お父さんぐまとお母さんぐまは、不思議そうに顔を見合わせました。ティムはおずおずと口を開いて『ぼく野菜食べたくない』そう言うと、体を縮こまらせました。『いつも食べてたじゃない。好き嫌いはだめよ。食べなさい』お母さんぐまは言いました。『やだよ』野菜たっぷりのスープではなくて、違う物を食べたかったティムは言いました。お父さんぐまは困り果てて、ティムのスープに目を落とし、『おいしいから食べてみなさい』そう言いました。『いやだ。野菜なんて大嫌い!』ティムは口に加えていたスプーンを、テーブルの角にぶつけて、家を飛び出していきました。食べなさい ばかり言われて、ご機嫌斜めになってしまったティムでした。夢中で家を飛び出してきて気づくと、ティムは、ライムの森の中にいました。『はぁ、疲れた』夢中で走ってきたものだから、ティムは疲れてしまいました。それと同時に、ティムのお腹から、ぐるる~~~と大きな音が聞こえました。『お腹空いたよ~』ティムはお腹が空きすぎて、元気が出ません。力尽きたかのように、ペタンと座り込んでしまいました。当たりは、お花畑が一面にあるだけで、食べるものなどありません。ティムは長い溜息をつきました。『どうしたの?』」その時、どこからか声が聞こえてきました。ティムは驚いてあたりをキョロキョロ見渡して声の主を探しました。『あ!』ティムは声をあげました。ティムのみつけた声の主は、小さな妖精さんだったのです。その小さな妖精さんは、お花の上にかわいらしく座って、微笑んでいました。『お困りのようね』妖精さんはにこにこ微笑みながら言いました。『お腹が空いてぺこぺこなんだ』切なそうな顔をして、ティムが言いました。ぐるぐるぐる~~~。お腹の虫がまた暴れました。『私がお菓子の国へ連れて行ってあげるわ』妖精さんはにっこり微笑むと、羽を広げてティムの手を取って飛び立とうとしました。『待って、ぼく飛べないよ』ティムは慌てて言いました。すると妖精さんは、大丈夫よと微笑みました。その瞬間、妖精に連れられてティムは飛んだのです。なんだか体が急に軽くなったような気分です。それもその筈。ティムの背中には大きな羽が、いつの間にかついていたのです。『すごいや!』ティムは喜びの声をあげました。ティムは、妖精さんに連れられて羽ばたきながら、森の奥深くまで進んでいきます。『お菓子の国はどこ?』待ちきれずティムは聞きました。ぐるぐるぐる~。お腹の虫は正直です。『もう少しよ』妖精さんはにっこり微笑みました。『ほら、みえてきたわ』『わぁ、すごい』ティムは歓声をあげました。目の前には、食べるのがもったいないくらいの、素敵なお菓子の国があるのです。家も木々もお花畑も地面までも、全てお菓子で作られていました。ティムはごっくんと唾を呑み込みました。『さぁ、たくさん食べて』妖精さんは、お菓子の花の上に、ちょこんと座って言いました。ティムは、どれも美味しそうに見えて、どこから食べようか迷っていましたが、お腹が空きすぎて、目の前にある、お花畑からムシャムシャ食べ始めました。お菓子はティムの大好物でした。ですが、なぜかティムにはおいしく感じません。ティムは不思議そうに首を傾げました。『どうしたの?』妖精さんが聞きました。『みんなぼくの大好きなお菓子なのに、ちっともおいしく感じないんだ』妖精さんはクスッと笑いながら言いました。『このお菓子の国には、心のこもった愛情はないもの』ティムは妖精さんの言葉がよくわからなくて、また首を傾げました。『あなたのお父さんは、心をこめて畑仕事をしているのよ』妖精さんは言いました。それを聞いてティムは、いつだったか昔お父さんぐまに聞いた時のことを思い出しました。『ねぇ、お父さん。毎日毎日畑仕事をして疲れないの?』『疲れるよ。だけどね、おまえたちに、おいしい野菜を食べさせてあげたくて、心を込めて作っていると、疲れなんて自然と忘れるものだよ』そして、『お父さんの楽しみはね。とれたての野菜を、おいしそうに食べてくれるみんなの顔さ』妖精さんは言いました『あなたのお母さんは、心を込めてお料理を作っているのよ』それを聞いてティムは、いつだったか昔お母さんぐまに聞いた時のことを思い出しました。『ねぇ、お母さん。毎日毎日お料理を作っていて、嫌にならないの?』『楽しいわ。だってあなたたちに、おいしいお料理を食べてもらいたいから、心を込めて作っていると、自然とハミングまで出ちゃうもの』そして、『お母さんの楽しみはね。おいしそうに食べている時のみんなの顔』ティムはとても心が痛くなりました。『あなたのご両親が作ってくれたものには、たくさんの心のこもった愛情が、はいっているのよ』妖精さんは微笑んで言いました。『うん。どうしてこのお菓子の国が、おいしくないのかわかったよ。お父さんお母さんが作ってくれたものが、おいしくないわけないんだ』ティムは反省しました。『戻りましょう。あなたの家へ』『うん』ティムは妖精さんの言葉に頷きました。妖精さんはティムの手を取ると、羽を広げて、来た道を戻っていきました。もちろん、帰りもティムの背中には、大きな羽がついていましたよ。妖精さんとティムが、お菓子の国から遠ざかると、お菓子の国はあとかたもなく、消えてなくなっていきました。これは妖精さんのかけた魔法だったのです。ライムの森の入り口まで来た時です。入口の方から、ティムを呼ぶ声が聞こえてきました。『ティムー ティムー』その声はだんだん近くなってきました。『お父さんの声だ!』そうです。家を飛び出していったティムを心配して、探しにきたのでした。『おとうさーーん』ティムは、まだ見えないお父さんぐまに向かって、叫びました。その瞬間、ティムの背中についていた大きな羽が消えて、ティムの体はすとんと地面に落ちました。妖精さんの姿も、気づくと消えていました『ティム』お父さんぐまは、ティムをみつけると駆け寄ってきて、ティムを強く抱きしめました。『心配したんだぞ、ティム』お父さんぐまは、ティムの頭をわさわさ撫でながら、笑顔で言いました。『ごめんなさい』ティムは謝ると、お父さんぐまにしっかりと手を握られ、一緒に家へと歩きだしました。ライムの森を抜ける間、ティムは何度も何度も後ろを振り返りました。『どうしたんだい?』後ろばかり振り返るティムに、お父さんぐまは聞きました『なんでもないよ』ティムはにっこり微笑んでそう答えましたとうとうライムの森を抜けた時です。ティムは振り返ることなく、小さな声で呟きました。『妖精さん、ありがとう』ティムは妖精さんがどこかで自分をみていて、微笑んでいてくれているように思えました。家が見えてきました。エントツから、煙がもくもくと立ち上っています。あら、お母さんぐまの、きれいなハミングが聞こえてきていませんよ。いったいどうしたのでしょう。『ただいまー』ティムの元気な声が、お母さんぐまに聞こえてきました。お母さんぐまが玄関へ行くと、お父さんぐまと手を繋いだティムの姿が、ありました。今まで沈んでいたお母さんぐまの顔が、ぱっと明るくなりました。『ごめんなさい』ティムがうつむいて、少しもじもじしながら謝りました。お母さんぐまはムシャムシャっと、ティムの頭をなで、『お父さんと遊んできなさい』そう外を指さして言いました。『はーい』ティムは元気に返事をすると、今度はティムがお父さんぐまの手を握って、外へ遊びに出ました。しばらくすると、家の中でよい香りがしてきましたよ。とってもきれいな、お母さんぐまのハミングも聞こえてきます。お母さんぐまは焼き具合を見るために、オーブンの中をのぞき、そして、紅茶をいれる準備をしている頃です。ほら、もうすぐドアを開けて言うはず。『おやつの時間ですよー』それはティムの大好きなアップルパイ。fin(おわり)**
空想世界の自作の物語です。読んで頂けたら嬉しいです** 赤いぼうしあるところに、まみちゃんという女の子がいました。森の中で、どうやらお花を摘んでいるようです。するとどこからか、赤いかわいらしい帽子が、まみちゃんの頭の上に落ちてきました。『かわいらしい帽子。でも誰のかしら?』『きっと今頃この帽子を探しているんだわ』まみちゃんはそう思い立つと、その赤い帽子を持って、持ち主を探し始めました。はじめにあったのはうさぎさんです。『ねぇ、うさぎさん。この帽子を被った女の子見なかった?』まみちゃんは、ウサギさんに赤い帽子を見せて聞きました。『いいえ見なかったわ。それより耳が痛くて我慢できないの。見てくれる?』うさぎさんは言うと、まみちゃんに長いお耳を見せました。うさぎさんの長い耳には、痛々しく、とげが刺さっていました。まみちゃんは痛くないように、やさしくそのトゲを抜いてあげると、どんどん森の奥へ進んでいきました。すると今度はきつねさんに会いました。『ねぇ、きつねさん。この帽子を被った女の子見なかった?』まみちゃんは、きつねさんに赤い帽子を見せて聞きました。『もっと森の奥でみかけたよ。それよりお腹が空いてぺこぺこなんだ。ぼくに何かくれないかい?』きつねさんは切なそうにして言いました。まみちゃんは、ポケットからキャンディを取り出して、きつねさんにあげました。もっともっと森の奥へ進むと、赤い帽子を被ったお人形さんをみつけました。どうやらきつねさんは、このお人形さんと間違えたようです。まみちゃんは、落ちていたそのお人形を大切に抱いて、もっと森の奥までずんずん歩いていきました。その次に会ったのはライオンさんです。『ねぇ、ライオンさん。この帽子を被った女の子見なかった?』まみちゃんは、ライオンさんに赤い帽子を見せて聞きました。『あぁ、見たよ。でも大人だったよ。それよりこの手袋を取ってくれよ。暑くて暑くて我慢できないよ』ライオンさんは言いました。まみちゃんは、ライオンさんの手から手袋を取ってあげると、聞きました。『どこで見たか教えてくれる?』『ごめん、忘れたよ。もっと奥へいくと、熊の親子がいるから聞いておくれ』まみちゃんは森の奥へ奥へと進みます。そして熊の親子を見つけました。『ねぇ、くまさん。この帽子を被った女の子見なかった?』まみちゃんは、くまさんに赤い帽子を見せて聞きました。『えぇ、みたわよ。でも帽子は被っていなかったわ。それより、この子が泣きやまなくて困っているの』母くまに抱っこしてもらっている小くまが、何か欲しそうに訴えて泣いていました。まみちゃんは、先ほど拾ったお人形を子熊にあげました。すると、気に入ったみたいで、子熊はすぐに泣き止み、お人形を持ちながら、すやすやと眠り始めました。『どこで見たのか教えてくれる?』『奥で見たわよ。』まみちゃんは、森の奥へずんずん進んでいきます。すると、女の人が何かを探していました『あの、あなたの探しているのは、この赤い帽子ですか?』背を向けている女の人に聞きました。女の人が振り返りました。するとどうでしょうか。まみちゃんが聞いた女の人は、まみちゃんのママだったのです。まみちゃんのママは、まみちゃんに赤い帽子を買ってきてくれたのでした。ところがその帽子を、鳥が持って行ってしまったのです。それからまみちゃんは、ママが買ってくれた赤い帽子を被って、仲良くママと帰っていきました。その夜まみちゃんは夢をみました。それはきっと素敵な夢だったでしょう。fin(おわり) **