久々に遠くに行った年。


今年は久々に欧州(東欧、北欧)に行きました。

この機会に昔の差別の話(※そういう話が苦手な方はご注意ください)や思うことを振り返ったので、少々長くなりました。





 楽しくほろ苦い昔の初欧州から


昔、学生の頃に行った欧州(西欧)は楽しかったけれど、街中で突然私たちグループに向けて差別用語を言われました。

それまでもおや?と思うことは何度かありましたが、それが小さい子だった衝撃は大きかった。

小さい頃から海外に興味があった私にとって念願の海外。

いざ行ってみたら絵画の中の天使みたいな子から差別用語を吐き捨てられたんです天使


それが悪意があるというより
「あ、猫だ。」くらいの言い方でした。


もうそういう環境が出来ているんだなと思いました。当然のように誰も注意しません。


もちろん親切にしてくれた方はいましたし、ホームシックもならずとても楽しかったのですが、欧州に行かない期間が長くなるほど行かない理由が重なっていきました。

差別、コロナ、円安、世界情勢なんやかんやと。そんな様々なリスクと引き換えるほど行きたくもないなとか思ったり。

そして時折日本の芸能人が嫌な体験したという記事を読んだり、Xで怖い動画流れてきたりしたので、やっぱり危ないみたいなイメージだけを強くしていきました。


けれど「ハンガリーは楽しいし差別されなかったよ」という言葉だけでなんか行ってみようかなと思いました。

当時はアイコンタクトとか重視してなかったなとか自分自身の反省もあり、出発までは様々な準備をしました。日本ではOKでも欧州(ハンガリーとフィンランド)ではNGのルール、挨拶、歴史など調べました。

外つ国へ行くならばできる限りルールを守りたいし、それでも嫌な思いをしたらそれは私だけの問題じゃないと少し思えるじゃないですか。



出発当日、
正直冷たくされようがなんだろうが無視されなければいいやくらいのモチベーションで行きました。

けれど、ブダペストでもヘルシンキでも次々親切にされたり笑顔や素敵な言葉をもらったんです。

最初に行ったレストランでビールを飲みながら見た光景はとても鮮やかで平和なものでした。

店員さんは優しく、席は自由に選ばせてくれて、冷たい目で見られることもなく普通の客の一人として食事が出来ました。気分がとてもスッキリしたのを覚えています。



そうして始まったブダペスト旅行。


青青とした空の下に広がる美しい街並み、食文化、繊細で可愛らしい民芸品やお土産。

観光シーズンで沢山いる観光客たちの顔も穏やかで、楽しそうで、それにより街の雰囲気もとても明るい。弦楽器の生演奏なんかも聞こえてきて、まるで某夢の国にいるようでした。

少なくとも一観光客にとっては、どれもこれもに感動しました。けれどそれ以上に感動したのはやはり人でした。

これもすごく勘違いしていました。お土産屋さんやスーパーの店員さん、宿や博物館のスタッフさんも私たちの前に接客した人と同じように接してくれました。

街の人やエレベーターで乗り合わせた人も私怪しくないですよ〜のあの軽い会話や挨拶をしてくれたり。

それらは長年、思考のみで凝り固まっていた考えへの答えが見えていく出来事でした。

そうするとこのどうせ〜だしとか考えてた期間がもったいなかったなとすら思えてきました。




あの時と比べて今は差別はダメどころか、社会的リスクが伴う時代になりました。

もちろん昔と同じ国に行ってないので一様に変化したと言うのも違う気がしますし、まだ世の中には差別はあります。

最近では、ミスフィンランド25の人などのアジア人差別ジェスチャーが大問題になりました。

ミスの称号は剥奪され、首相がコメントする事態になりました。それが昨今の差別に対する社会的リスクや代償なんだと思います。

しかし、人間性など問われるミスコン出場者ですら差別するというのは、今もどれほどのことが「悪気はないんだよ」で済まされているのか。

もしここまで差別は良くないみたいな風潮じゃなくても、本能的に差別しないでいてくれる人はどれくらいいるのだろうかと。

逆に自分が違う人種に生まれて根っからのそういう環境に生きていたらどう考えていたか

今後様々な場所へ行けば嫌な思いをすることもあるかもしれない。

けれど差別される確率100%くらいに思ってたのがブダペストとヘルシンキでその半分になったのは大きい。



だから今後は数年に1回でも国内外行ったことない場所にも行けたら行ってみたい(台湾は今後も行きたい)

遠くにも行きたい!

失敗してもいいやと思えないくらいの旅費をかけて、時差もある、簡単に帰れない場所まで行ってマイノリティとして過ごす。

どう転んでも、たった数日でもやっぱり影響は大きい。それでも今後は色々新しいものを見ていきたいと前向きに思えるようになった年でした。

そう思わせてくれたブダペストはもう少し大人になったらまた行きたい。

その時はたどり着けずその周辺の空気だけ吸ってきた美術館にちゃんと入って、紫のドレスの婦人を鑑賞したい。

あの時食べ損ねたパラチンタを食べたい。

ドナウの真珠をもう一度。

クスヌム ハンガリー!




 ご挨拶


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みなさま
良いお年をお迎えください鏡餅馬