2日目は早朝から中山道を歩いた。ちょっとした峠越えで久しぶりに登山気分を味わい、数時間歩いて宿場町の奈良井宿にたどり着いた。昔ながらの宿場町で雰囲気が良く地元北海道にはない歴史を感じながら宿場町散歩も楽しめた。歩いた道のりは中山道のほんの一部分でも多くの人がこの道を歩いて江戸や京都へ向かったのだと思うと歴史を感じる。北海道では味わえない歴史と自然の融合した道のりは数年前に熊野古道を歩いた時以来の感動だった。
古き良き道を歩いた後は、ランチに御嶽バーガーを食べた。友人に連れて行ってもらったお店でお薦めが大きなハンバーガーの「御嶽バーガー」でかなりのボリュームだった。それでも中山道を歩いた後なので軽く完食してお腹はかなり満たされた。ナイフとフォークもあったのでばらして食べることもできるのであろうが、そこはバーガーなので思いっきりかぶりついて豪快に食べた。前日の信州の美味しいお蕎麦やボリューム満点の御嶽バーガーなど、地元のグルメを味わうことが出来て友人には感謝しかない。
本当は地元の日帰り入浴が出来る温泉にも行きたいと思っていたが、行きたい温泉がその日は日帰り入浴が出来ない日であったこともあり温泉はあきらめた。それでも短い滞在期間ではあったが充実して楽しい休暇を過ごすことが出来た。
3日目には電車で名古屋に向かい、名古屋の友人たちと一緒にランチを楽しんだ。夕方には中部国際空港へ向かいその日の夜には北海道に帰った。
長野の友人も名古屋の友人もそれぞれが地元グルメをお土産に持たせてくれた。長野の友人は地元のお蕎麦や五平餅、名古屋の友人はきしめんや地元のお菓子。北海道に帰ってからもグルメを楽しめて嬉しかった。
【北海道から友人に持って行ったお土産たち】
①サッポロクラシック 限定ゴールデンカムイデザイン缶
②石屋製菓 白いバウム
③一幻 ラーメン
④ベル ジンギスカンのタレ
⑤きのとや 札幌農学校 ミルククッキー
⑥ほがじゃ
長野の友人を訪ねる旅は湯治をしなければ出会えなかった人、湯治をしなければ行く機会が無かった地域、全ては湯治があってこその旅だった。湯治をすると自分自身の身体や心が潤い整う上に副産物として湯治のお小遣いで旅に出ることもできるから一石二鳥どころか良いことだらけだ。いつも湯治には感謝している。
私が旅に出ることもあれば、湯治で出会った友人も何度となく私の地元に遊びに来てくれる。その時には出来る限りのおもてなしを心掛け、楽しい時間を過ごせられるようにしている。旅に出ることも旅で来てくれることも両方楽しみたい。