精神科医の高橋和巳先生の
消えたいってタイトルの本を読んだ。
去年も読んで、一年ぶり2回目。
去年は読み込めてなかったところまでいろいろ読めた。
一般家庭で育った人と、
虐待のあった家庭で育った人の違いについていろいろ書いてあって、本当に勉強になる。
もうさんざん、
人から言われたりして自分の家庭が普通じゃないってことは分かってる。
普通じゃないのはわかるけど
じゃあ普通って何?
どんな?
っていうのがわからなかった。
でも、なんとなくわかった。
楽しい時に楽しいと言っていい。
嬉しい時に嬉しいと言っていい。
そういうと、嬉しいね、たのしいねと共感してもらえる。
そんな安心できる場所is家庭
いいな、いいな。
そんな場所で育てたら、楽しいだろうな、嬉しいだろうな、と思った。
それで、育った環境の違いからくる、言葉の意味の違いの話もとっても理解が深みだった。
例えば、
「楽しそうだね」
って言葉。
普通は良い意味だと思うけど、私はこれを母から言われたら多分縮こまる。
何勝手に1人で楽しんでるの???
の意味だから。
母は、私が幸せそうにしてると嫌がった。それはもしかしたら、母が自分自身に課した枷だったのかもしれないけど、今となってはもうわからないこと。
多分、心理カプセルの中にいる人たちにはこんな言語感覚がないのだろう。
だから、私はもっと単純で安心な会話をして良いのだと分かった。
辺縁の世界に生まれた私たちは、
心理カプセルの中にいる人たちの社会で生きている。心理カプセルの中で何が起きているか分からないと、自分の住んでいる世界の理解ができない。
心理カプセルの中にいる人たちと、もう少しうまくやっていけそうな気がした。
夜中にパニックをよく起こすのだけど、
昨日はパニックが起きたは起きたけど、なんてゆーか、いつもと違った。
過呼吸も起きず、恐怖も襲ってこなくて、ただ、いつもの怖いイメージと不安な気持ちと、あぁ、今パニック起きてるなーって感覚。
ほぼパニックと呼ばないレベルだと思う。
大変な環境を生き抜いてきた人間にとって、自分自身を知ることは恐怖でしかない。
だけど、知るってことで、過去や、自分の中にある義務感、恐怖心と距離を置くことができる。
そうして、少しは楽になっていくのではないかな、とか思った。
そうだと良いなぁ。
だけど、だけどやっぱり分からないのは、
嫌だったよ。
どうして、そんなに優しくて温かい場所で生きてこれた人がいる一方で、私はこんなだったのだろう?おかしいじゃない。
おかしいじゃない。
そう思うけど、だけど、大人になれたことは感謝しないといけないと思った。
大人になれない子も、沢山いるから、ね。