燃費ばっかりに気をとられていると、足元をすくわれることがあります。

最終的には「実際使ったガソリンの量」が財布を圧迫します。
すごく燃費のいい車を毎日長距離乗っている人と、極悪燃費車に月に1度しか使わない人では、消費したガソリンの量は、圧倒的に前者のほうが多くなります。

また、下の絵のように、燃費が悪くなりがちな道を最短距離で走るのと、燃費がいい道を迂回して走るのとでは、消費したガソリンの量は、後者のほうが多くなるわけです。

使ったガソリンは?
最終的に、ガソリンを給油する回数が減れば、燃費が悪くても財布にはやさしくなります。
一ヶ月あたり、ガソリンに使ったお金を数えるのが本来の燃費計測なのかもしれませんね。
燃費を気にするのと同時に、一ヶ月あたり、ガソリンをどのくらい給油しているのか、家計簿をつけるついでに気にして見ると正確な「燃費」がわかるはずです。

自動車は何のためにガソリンを使うのでしょうか?

「ガソリンを燃やしてエンジンを回すため」
って答えた人、60点です。

実は、ガソリンは燃やすためだけに使われているわけではありません。
エンジンの「冷却用」「保護用」に使われることもあります。

エンジンというのは、中でガソリンを燃やしていますし、中で部品が摩擦を起こすので摩擦熱も発生します。
これをほうっておくと、エンジン部品が溶けてしまいます。
「焼け付く」って表現することが多いです。

これを防ぐために、自動車はさまざまな方法でエンジンを保護しています。
ガソリンも保護のために使われることがあります。

回転が高くなると発生する熱も多くなるので、ガソリンを多めにエンジンの中に噴射して、エンジン自体を冷却します。

また、スピードが低くて、風が車に当たらないと、中に熱がこもってしまうので、その冷却用にガソリンを使うこともあります。

逆に噴射するガソリンの量を少なくすると、燃えるガソリンに対して空気が多くなります。空気が多い状態でガソリンを燃やすと燃焼温度があがって、エンジンにとっては厳しい状態になります。

一般的に、燃料の噴射量はコンピューター(ECU)で制御されていますが、コンピューターの出力を見ると、高回転域と低回転域では噴射量が多めで、中回転域では薄くなっています。

燃費運転するためには、低回転ばかりを使うのではなく、中回転域を使ったほうが有利になります。
エンジンにとって一番気持ちいい回転がもっとも燃費のいい回転域となるわけです。

車によって、一番燃費のいい回転域が違うのでどのくらいがいいのかははっきりとかけませんが、瞬間燃費計を使うと、ある回転域でいきなり燃費が良くなる部分がかならずありますので、興味のある人は使ってみるといいかもしれません。
エコドライブの技を磨く前に、燃費の計り方は最低限知っておく必要があります。最近の車には燃費計がついているので、わざわざ計測する必要はないんですが、ちょっと前の車にはついていません。

一番簡単に燃費を計測する方法は、「満タン法」です。
自動車雑誌なんかでもたいていこの方法で計っています。

まずは、ガソリンを満タンにします。
そして、車のオドメーター(トリップメーター)をリセットして0にします。

次の給油のときに満タンにすれば、何キロ走って、何リッター給油したかがわかるので
「距離」÷「給油量」 = 燃費(km/l)
で、簡単に燃費を算出できます。

街中で使うのがメインなら10km/l程度で結構いい程度。
エコカーなら、15~18km/l程度でしょうか?
プリウスでも、実際に街中メインの場合、18km/l程度になることが多いです。

慣れてくると、燃料計とオドメーターを見るだけで、今回は燃費いいなぁ~とか、
あんまり良くないなぁ~ってすぐにわかるようになります。

ちなみに、自動車のカタログに載っている燃費は、絶対に出ません。
10・15モードという計測方法で測定した値なので、実際に走らせると
60%~70%程度しか出ないのが現状。

「がんばれば最大このくらい出るかもよ?」

って程度に思っていたほうが良いでしょう。