新型コロナウィルスの第2波が世間を席巻していますな。いや洒落とかじゃなく。
政府や行政が第2波だと明言したわけではないですけれど、傾向的にはどう見ても第2波ですよね。政府的には第2波だと明言すれば緊急事態宣言を出さなければおかしくなるわけで、緊急事態宣言を出せば補償の問題が生じるわけですけれどもう政府にその体力はないわけで、ですからおいそれと第2波と明言されることはないと思いますけれど。
まあ緊急事態宣言を出したところでおいそれと新型コロナウィルスは沈静化してくれないということが前回の宣言で分かったので、かなりギリギリまで出さないと思いますしそれでいいと思います。次に緊急事態宣言が出される時は本当に経済回復とか切り捨てた、ただ目の前の命を守るためのもので後の日本経済のことは知りませんというものになるでしょう。
今や新型コロナウィルス感染症は東京に限らず日本全国でヤバイです。7月23日の東京の感染者数366人とか衝撃的な数字のように思えますけれど、陽性率的には大阪のほうが高いわけで、都道府県単位で見ればどちらかと言えば陽性率が高いほうがヤバイです。つまり大阪が今けっこうヤバイです。
新型コロナウィルス対策として現在の日本で掲げられている4本柱、「ステイホーム」「ソーシャルディスタンス」「マスク着用」「アルコール消毒」ですが、このうち圧倒的に効果的なのはステイホームです。ですが、ステイホームは日本経済を強く停滞させてしまうので、緊急事態宣言解除後はその他3つの徹底に力が注がれています。ですが、ソーシャルディスタンスは多くの商業施設では維持が現実的ではないですし(スーパーや居酒屋で実施されているソーシャルディスタンス対策の多くがただの気休め状態です...)、マスクはあくまで個人個人の判断で着用するものですから、商業施設的にスタンダードな対策として一番多く用いられているのがアルコール消毒です。
そのアルコール消毒ですが、今ではほとんどのお店の入口に消毒液が置いてありますよね。ですがあれ、ほんとに適正な濃度の消毒液が置かれているんでしょうか。アルコールって高いんですよかなり。店頭に置かれているもので50%濃度ならかなり良心的でしょう。ひどいところだとほとんど水かもしれません(憶測です...)。
じゃあそのアルコール消毒がコロナウィルスにどの程度効果あるかですが、「濃度50%以上のエタノールに、接触時間1分間で十分な新型コロナウイルス不活性化が可能」ということが分かっています。エタノール=アルコールだと思っていただいて差し支えありません。店頭に置いてあるアルコール消毒液なんて10秒程度で乾くじゃないですか。本当の意味で消毒を望むなら1分では乾かない程度の量を噴射する必要があるというわけです。それだけの量を全ての人が噴射するようになると、店の金銭的負担もかなりのものになります。しかも、アルコール消毒って店頭に置かれてるだけじゃこれも正直気休めにしかならない。売り場売り場の随所に配置されていないと感染予防効果はあまり望めません。
つまるところ、緊急事態宣言解除後の日本のコロナウィルス対策って、ほとんど全てが気休めの状態にあるということですよ。本当の対策を立てるとするなら、やっぱりステイホームに勝るものはないということです。
でも、ステイホームをずっとしてたらやっぱり経済的に死んでしまう。これってなんとなく麻雀に似ていますよね。麻雀も、安全ばかりを追って守ってばっかりいるとやっぱりジリ貧で負けちゃう。勝負どころでは攻めないと勝てません。ただ金銭的に余裕があるならば、そこはやはり守り重視でやり過ごしたほうが最悪の事態は免れる可能性が高いのかなと思います。余裕がなくても、最悪死なない可能性が高い選択をすることは大切だと思います。人生でも麻雀でも。いや、麻雀ではそうでもないかな。。?何かうまくまとめようとしてまとまらない最後ですみません。でもこれもなんだか麻雀に似ているなあ。