10月20日時点でのMリーグ(プロ麻雀リーグ)の成績です。

 

1位 +334.0 ABEMAS (16/80)

2位 +125.7 ドリブンズ (14/80)

3位 +36.1 風林火山 (12/80)

4位 ▲34.8 フェニックス (10/80)

5位 ▲53.8 Pirates (16/80)

6位 ▲112.7 雷電 (12/80)

7位 ▲294.5 麻雀格闘倶楽部(16/80)

 

1位ABEMASと7位麻雀格闘倶楽部の差が再び少し開きました。首位のチームと最下位のチームですから、やはり一気に詰め寄るというのは簡単なことではありません。

 

10月18日はなんといっても女流プロとしての初トップを14試合目にして記録した、フェニックスの魚谷選手が印象的でしたね。魚谷選手は「女流プロとして初トップだったという結果には余り興味はない、男女の区別なく同じプロ同士の対戦として観てほしい」と言っていましたが、普段の放送対局であまり観れない男性プロと女性プロの混合対局は麻雀ファンにとって一興であることは確かです。魚谷選手のコメントは偽らざる本心でしょうが、そこを含めつつ男性プロと女性プロの対決も楽しんでくださいくらいに言えたらよかったかなと思います。コメントとして男女の区別という言葉が出てしまうということは本人も実はそこに意識があるということですから、それなのにそこに触れるなと言われると観る側が少々こわばってしまいます。プレイヤーを観ずに麻雀だけを観ろなんて、そんなつまらない観戦型コンテンツはないですからね。ファンの方が気楽に楽しめるMリーグにしていってほしいです。男女平等が叫ばれて久しい近代ですが、真の男女平等とはお互いの個性を尊重しあうことであって、両者を完全に同一視することではありません。

 

10月19日はまたもや渋谷ABEMASの大井選手が強さを発揮しました。好調なABEMASの中にあっても一際輝いていますね。2戦目では風林火山の二階堂選手が女流プロとしての2勝目を挙げました。これで女流プロは17戦で2勝となりました。もともと女流プロだけが際立って実力が低いというわけではないですから、勝率はこれからどんどん上がってゆくんじゃないかと思います。

 

さて、前回の記事でMリーグ80戦の成績がクライマックスシリーズ24戦に反映されるのかが判然としないと書きましたが、ポイントの半分を持ち越しという形で反映されるようです。前回の記事は反映されないという前提で書いている部分がありましたが、反映されるのであればMリーグ80戦の成績自体も非常に重要になってきますね。目安としては、首位に600p以上離されてしまうとたとえクライマックスシリーズに出場出来ても優勝は厳しくなっていくような気がします。最下位の麻雀格闘倶楽部は既にそのあたりも視野に入れて戦ってゆかねばならない得点差ですね。本来エースであるべき佐々木寿人選手の復調に期待したいです。