
今回、シンガポールを訪れた目的は私がアドバイザーを務めているGrapple MAX Dojoのセミナーの講師と、記念すべき初の大会に出場するためである。
Grapple MAX Dojoはシンガポールにあるプロレス団体SPWを退団したグレッグ、デニス、ニックの3人で立ち上げたプロレスラー養成所。普段はこの3人で生徒の指導に当たっている。まだまだキャリアの浅い3人だが、シンガポールにプロレスを根付かせようと日々頑張っているのだ。

まだリングはないが間借りしているビルのスペースにマットを引いて寝技や受け身を中心に練習している。リングがないのは決してマイナスだけではない。徹底的に基本を練習出来る利点もある。

シンガポール滞在三日目、SPWの選手達がセミナーを受けに来た。今となってはライバル関係にあるが、それぞれシンガポールにプロレスを広めようと頑張っている。

シンガポール滞在三日目の夜、Grapple MAX Dojo初の大会が道場で行われた。観客数は80人ほどだが、それでも小さな道場は超満員。試合は3試合行われた。全てが手作りの大会で特に演出もなく、華やかさもないが、選手や友人たちが一丸となって作り上げた空間に来てくれたお客さんも満足して帰っていった。

試合前、ガチガチに緊張していた4人の生徒も試合後はニンマリ。一様に安堵の表情を浮かべていた。

かなりタイトなスケジュールで疲れきっていたが、帰国の便が飛行機トラブルで突然のキャンセル。もう一日、シンガポールに滞在することになってしまった。しかし、災い転じて福と成す。航空会社が用意してくれたホテルが快適で良い休息になった。

しっかりリフレッシュ出来たので、帰って連戦に備えよう。
