エルアルトでプロレス教室 | Backpacking wrestler ディック東郷の『東郷見聞録』

Backpacking wrestler ディック東郷の『東郷見聞録』

2011年8月1日に日本をスタート。オーストラリア、ヨーロッパ、中南米の順にプロレスをしながら世界を旅する。2012年9月9日に念願のボリビアで引退試合を行うことに成功。
2014年4月からベトナムのダナンに移住。新たな夢の実現へ向けて奔走中!

エルアルトも広くてですね、いつも日曜日に試合が行われている場所はCejaと言うんですが、そのCejaからさらにバスで15分くらい行くと、住宅街があるのです。
練習場所はその住宅街の中にありました。


敷地の中へ入ると、20才の練習生が一人でリングを組み立てていました。

なるほど、屋外ですね、、、


リング完成。


えー、今日練習する人はと、、、

デモストでしょ、20才の練習生でしょ、それから、、、

えっ、2人?

「俺もだよ!」

「あぁ、君もか、、、タクシーで来たからタクシーの運転手かと思った!」

普段の仕事がタクシー運転手なんだね。

えーと、3人だけ?

「あーぁ、私もだけど…」

「あなたは練習生の付き添いじゃないの?」

「いえいえ、私もまだまだ現役ルチャドールですよ」

「年は?」

「60才」

「練習に参加するんですか?」

「もちろん!」

「…。」

わかりました、4人ですね。

ボリビアのレスラーは練習が嫌いなようで、今日集まったのも、いつもの練習しているメンバーみたいです。

では、始めましょう!

という事で軽くスクワット、プッシュアップなどの基礎トレからマット運動の順で進めて行きました。

俺が最初手本を見せるのですが、4人しかいないんで、すぐ順番がまわって来ます。

「あのぅ、みんなゆっくりでいいんだよー」

でも、みんな気合い入ってるんでバンバン飛ばします。60才のセニョールも動きは軽やかです。

えー、みなさんは、標高4200メートルで前方回転、後方回転を繰り返しやった事ありますか?

本当に目が回りますよ(笑)

こんな調子ですが、いつも通りの練習しました。

しかし、彼らは疲れないのだろうか?

でも、考えてみたら生まれた頃から、この環境で生活してるんだもんなぁ。彼らはまだまだ元気でしたが、明日もあるので、今日はこれで勘弁してくれと俺が泣きをいれました(笑)

写真撮るのも忘れるくらい疲れました。

でも人数が少なかった分、密度の濃い練習が出来ました。

明日も頑張りたいと思います。