録画の領域がパンパンになってきましたので、さっさと感想を書いて消そうと思って感想書きます。

2012年1月クールNTV水22の「ダーティ・ママ」の感想です。

これね、まず、ポスターのビジュアルがひどすぎる。あれを見て見ようと思う人が世の中に存在するのかと思うぐらいのひどさ、あんなひどいポスター、見たことがない。
永作博美の髪型がひどすぎますよ。爆発事故で髪が燃えたみたいな髪型なんだもん。あれ、美容師、史上最悪の失敗でしょう。あんなの、芸能人の髪型としてありえるの?ありえないよ…。あれ、ひどすぎるよ。いくらなんでもひどすぎる。

ということで、あまりにポスターがひどすぎたので、とてもまともに見られるドラマではないだろうと思い、私は朝に流し見するドラマにしてしまいました。そうすると、着替え・メイク・朝ごはん時に流し見するドラマになるので、逆に真剣に見るドラマより、視聴サイクルが早い、と。

で、かなり早く数話見たところ、意外とかなり面白かったので、流し見ドラマから普通視聴ドラマに格上げしました。

このさらに前のクールだと思うが「HUNTER」なんかも、従来のドラマの文法をきちんと守っていて安心して見られるドラマで、ほっとするというか、見ていて、気持ち悪くないので、すーっと見られる。わりに、もちろん文法を守っているので、盛り上がりポイントももちろんちゃんとあるんだよね。

しかし、それにとどまらず、「ダーティ・ママ」は、文法はドラマを守っているのに、型破り感があった。刑事の現場に赤ちゃんを連れていく刑事という設定よろしく、はちゃめちゃな生き方で、でも、仕事にも家族にも熱くて、一生懸命生きていて、思いやりがあって、人とバトって、いいなあ、と見ていて思った。

良い感じだった。

しかし、、、6話ぐらいからかなあ、コスプレ耳かきの回ぐらいから、だんだんと、ミステリーというか事件のありえなさが、興ざめに少し感じるようになってしまった。それまでも事件はありえないだろうに、なんかめだたなかったのに、序盤で、この永作演じる刑事のびっくり度に慣れてきてしまって、だんだん事件を見られるようになってしまったからなのかよくわからないが、なんか、がっかりな感じに。その後もそれは回復することもなく、挙句、永作演じる刑事のキャラもその後特に感じさせるようなえぴもなく終わってしまった。

後半しりすぼみでぱっとしなかった。

後半で唯一よかったのは、白戸(安田顕)。この人、「ハケンの品格」しかり、NTV水22によく出ている印象で、私としては特になんの印象もなかったが、この「ダーティ・ママ」の役は最高だった。あの間抜け感が大好きで、まさに私のタイプのキャラだった。

「花より男子」のドラマの道明寺に似ている間抜け感というか、なんかほのぼのとした間抜けで、人を出し抜こうとかそういう感情は一切無いし、まぬけでも他人に迷惑をかけたり他人を出し抜こうとか虚栄心とかそういうのがないし、なんか他人を幸せにする間抜け感で、ああいう人がものすごく好みです。

白戸さん、つきあってください!!

後半は、白戸さん以外、特に見るべきポイントがなくて残念。
俳優陣はかなり良いキャスティングだったのに、なんだか、永作と安田顕以外は特に目立っていなかった。やっしーもよかったけど、いつもの良さの域。それに比べて、永作は、髪型はひどかったが、演技力の幅を思う存分見せつけた感じ。「四つの嘘」みたいなファムファタール的な役より、こっちの方がずっといいし、演技力も活かせるように思う。髪型がひどいわりにやはり顔はかわいいし、よかった。かりなちゃんはいつもかわいいのに、まあもちろんかわいかったけど、特に特筆すべき点なし、という感じ。まあ、主演経験ありながらも主演にこだわらないのはいいことだと思うが。
それ以外の役者は特に印象に残らなかった。