「グッドライフ」(関テレ火22)の感想です。
文句をいいつつ朝の用意時に流し見するドラマにしてしまったので、消化速度が速かったですが、
なんか見ていて、大地(反町隆史)が病気になるあたりからは、ちょっといいなあと思ってしまった。
前にも書いた通り、あんな優しい性格の人がもともとは家族に無関心とか変すぎるし、
いくら父親が自殺などの傷を負っているとしても、前までの人格と妻が出て行ってからの人格が違いすぎるようには思うし、ドラマとしてもストーリーとしてもよいできではないにしても、
でも、それでも、人を思う心のすばらしさは伝わってきた。
子供が病気だからってあっさり会社を辞めたりして、いったいお金はどうするのだろうと思ったが、
せっかく子供の病気も治ったのに、自身が末期のすい臓がんになるという、まあドラマのストーリーからしたらだめだめな筋なんだけど、
でもそれでもあそこまで一心にただだれかを愛するってすてきだなと思った。
「ベッジ・パードン」に通じるものを感じたが、
はたから見たら、仕事に追われ、妻に逃げられ、子供を一人で育て、子供が白血病になり、苦労しながら看病してなんとか子供は病気を克服したと思ったら、自分がすい臓がんになって死んでしまうという人生は、なんの得もないというか、なんなんだという人生に思えるけど、
でもそれでも大地本人にしたら、とっても幸せな人生だったのだろうなと思った。
人を愛するって、愛することってほんとうにすてきだなと思った。
羽雲はあんなにも愛されてとても幸せだと思う。ほんとうは、あそこまで愛された子は、子供のときも大人になってからも、もっとつらい世の中の人に愛を還元してほしいと思うが、たぶんあの性格の悪さというか、自分しか見えていない性格から考えて、問題児になるだろうと思われるが、あんな羽雲だったら誰にも愛されないだろうに、それが唯一親からは愛されてよかったね、と。
将来、「僕のパパはね、がんで死んじゃったんだけど、ぼくが看病したんだよ」と不幸自慢をしそう。
「わっくん、がんばったんだ。あーん」とかってみんなの前ですぐにでも泣きそう。
なんて性格の悪い子供なんだ。
子供の性格がもう少しよかったらもっとよかったのに。