「幸せになろうよ」(CX月9)8話 の感想です。


香取慎吾の元カノ、国仲涼子が思わせぶりな態度をとり続けるも、煮え切らない態度の香取慎吾。

大学時代のサークルのマネージャーwに狙われ落とされた香取慎吾だったが、振られて、同じサークルの男と結婚した元カノが、結婚して間もないのに、なぜか香取の家にやってくる。学生時代の彼女なのでママとも知り合い。堂々と家に上がりこむが、やけに思わせぶりな態度をとる。夫の仕事が忙しすぎてさみしいのだという。香取慎吾と結婚しておけばよかったという。


いやいや、新婚で、そんな程度のことで、振って知り合いに乗り換えたのに、その元彼のところにのこのこやってこれる人はなかなかいないのでは?


そして、香取慎吾はだれにでも優しくしてしまう。


国仲涼子があっさりひきさがって拍子抜けした(国仲が逆にメイサとの仲を心配してくれる)が、つきあっていたころにだれにでも愛想よくするために、彼女のことを好きなのか、他人のことが好きなのか、それともだれにでも優しい心やさしい自分が好きなのかわからず、いらいらしたことを思い出して、露骨にいやな面を思い出して、夫の元に帰ったのかな、とすら思ってしまったw


元カノエピという、あまりにもべたなエピを投入したわりに、何の盛り上がりもなく、すんなり国仲が引き下がり意味が分からない。


逆に仲りいさの方が、恋のライバルかつドラマのスパイスとして効いているように思う。


そしてそして矢代(藤木直人)エピはさらにひどすぎた。

彼女(黒木メイサ)がいるのに、日弁連の幹部の娘と結婚したところでまったく出世なんてできないのに、なぜか出世ができると思い込むぐらいアホで、日弁連の幹部の可もなく不可もない顔立ちの人と結婚して、かつデキ婚なのに、なぜか妻が「ふたりの思い出の日に入籍したい」といって、おなかも大きいのに未入籍。

そして未入籍をいいことに、元カノへの未練から、元カノが入会している結婚相談所に入って、元カノとお見合いをしたいと元カノを追っかけまわす。

この時点ですでに精神的におかしい人のようにも一見みえるが、それだけにとどまらず、妻が実は浮気をしていて、おなかの子供も自分の子供ではなく浮気相手との子というもの。挙句、妻の夫も兄も妻が男にだらしなく、かつ男を見る目がないことをしっていて、妻を落ち着かせるために藤木直人をあてがったものの、浮気していることも知っていたので、藤木が妻のことを妻の実家にいっても、「ああ、しってたよ」ですまされてしまうどころか、逆に離婚され、家と事務所を追い出されてしまう。


なんか藤木エピだけ「逃亡者」風のB級ジェットコースタードラマみたいで笑ってしまう。


そしてそれにとどまらず、自暴自棄になった藤木は階段から落ちて大けがを負い、「僕はもう何ももっていない。僕なんかと一緒にいても何の得もない」とメイサにいう藤木直人だが、メイサは藤木の看病をする。


ってさ…、なんなんだ、この話は。

元カノエピをさくさく唐突に終わらせ、元彼エピを唐突に始める、と。

いくらなんでも雑すぎだなあ。それに矢代があまりにも意味不明なキャラすぎる。あんな変な人を好きになる人が、大倉孝二とお見合いしたり、香取慎吾とつきあったりしないと思う。メイサの好みが一貫していなさすぎて変。


せっかくのんびり見れて疲れないドラマだったのに、さすがに藤木エピはやりすぎに思う。「逃亡者」「逃亡弁護士」「ロト6」とか昼ドラレベルの展開のように感じる。