「幸せになろうよ」(CX月9)5/16分の感想です。

視聴率は壊滅的ですが、悪くない。ドラマヲタ的には、旧来の昔ながらのドラマという感じがする。
ただテンポが遅いので、1.3倍ぐらいで進めると、もう少し数字も1%程度は上積みされるのではないかと思う。

柳沢さん(黒木メイサ)が、藤木直人と決別。まあ、身重の奥さんを大事にタクシーに乗せ、自分を無視しているところを見たら、通常なら決別するよな、と。ただ未練がありすぎると、見たくない現実を見ずに、聞きたい言葉だけ聞いて、なので、うそ臭い「愛している」を信じてしまうところがあるが(それは恋愛に限らず、人生でも政治でもなんでもそういうタイプの人はいる)、まあ、メイサ級の美人なら、そんな不毛なことはしないだろう、と。

で、慎吾ちゃんは、メイサを好きな自分を受け入れ、メイサにはっきり告白する。いいなー。
やっぱり、はっきり思いを告げるってすごく素敵なことだと思う。
「流れ星」みたいに、控えめな二人の恋愛もいいっちゃいいけど、やっぱり言葉に出さないと伝わらないのが恋愛な気がする。慎吾ちゃんの告白は良かったなー。

大倉孝二に、藤木直人のことを率直に告白したメイサですが、それを聞いた大倉がメイサを振るというのは納得。失礼だが、恋愛弱者って、やけに高圧的というか、プライドが高いというか、傷つきたくない症候群が強すぎて、通常の恋愛ができないというか、なんというか。
メイサに幸せになってほしいといっていたが、要は自分じゃダメな可能性が高くて、傷つきたくなかっただけだろう。で、あんな、分不相応な彼女ができたのに、あんな分不相応な振り方をすると。だから恋愛弱者っていやなんだよなーって思う。コンプレックスが強すぎるというか。

もう、このドラマ、最初から、メイサ×慎吾は鉄板なので、まあそれ以外のキャストはある意味当て馬だけれども、なんかゆったりしていて、そんなおかしいことも起こらないドラマなので、安心してみていられる。但し、若干退屈気味なので、視聴率が壊滅的なのも納得できる。華がないというか、ぱっとしないというか。ただ逆にドラマヲタ的には、安心して見られていい感じともいえる。

今クールはなんだか、どのドラマもぱっとしない。月9は退屈気味だし、火9は怖い、火10は偽善的、水10はキライな芸能人が出ているので見られない、木9は遺留捜査かな?あれもなんだかパンチが弱く、木10BOSSもなんだかウィットが効かず惰性的で、金9はなんだったか、金10は説教臭いし、土9は暗い、日9は仰々しすぎる。
ぐーっと視聴者の気持ちを惹きつけるドラマがほしいところです。