カーテンコール
¥4,320



『カーテンコール』見てきました。


8/15(月)、イイノホールで行われた東京シネマショーのプログラムでした。

会場は満席、お客さんは、やや年配の方が多く、なんとなく地味(?)な雰囲気で、

正直あまり期待してなかった。


でだしは昭和の映画が隆盛を極めていた時代背景のなかで、藤井隆演じる、”幕あい”芸人の

思い出話が進んでおり、うーん、これって『ニューシネマパラダイス』の日本版って感じで、

少ししびれてきた足が気になっているような状態でしたが、中盤から後半へのクライマックスは

もう涙、涙…。やばい、からっからっな海綿体のような心で無防備だっただけに、心にしみる、しみる。


あまり邦画は見ていなかったけど、最近の邦画への映画業界の流れと勢いを感じる、良質の映画でした。

まだ公開前なのであまり言っちゃうとまずいけど、子供時代の「道徳の時間に体育館で見る映画」的な(おー、すごく微妙な表現!!!)映画だった、とでも行っておきましょうか。


主役の伊藤歩は個人的にはあまり惹かれない女優。でもだんだん感情移入できてくる自分にびっくり。


とにかく素晴らしかったのは、鶴田真由の演技。複雑な感情表現がうまく、愛憎、悲しみ、期待、あきらめ、いろんな要素をうまく演じていました。


仕事帰りに手ぶらで(おい、おい!)、ハンカチも持っていなかったので、とにかく涙が落ちないように、

終わりごろはずっと上を見ていました(笑)


単館系映画のようですが、はっきり行ってこれは『化ける映画』だと思います。


おすすすめ!