何の話の途中だったっけ?
あっしにかけた日の出来事やったかなぁ?
そうそうその日は、他にも不思議な事があった。

何故かWiFiがずっと部屋でいるのに途切れた、兄貴の部屋に行かないとWiFiの暗証番号がわからない為、そっと部屋に入り、ルーターを除きながら、携帯のキーボードを叩くすると、おかしな事に押した番号と違う数字が出たそれも3回ほど、まるで携帯にも明日が山場だから早く寝た方が良いと言われてるようだった、今思えば無理に何度番号を叩き、ネット検索などしないで、寝れば良かった、そうすれば翌日救急車には乗らずに済んだかもしれない。。。

救急隊員に一軒目に運んで頂いた病院は喘息が良く出ていた小さい頃の馴染みの病院だった、体中がどの体制になっても、思わず唸ってしまうほどの激痛が走っている事、右半身が徐々に麻痺してるような感覚になっている事、息がまともに吸えない事、そして最後に自分はその時、体に少なからず覚醒剤が入っていたので事前に伝え、お願いだから両親と警察に言うのだけは勘弁してください、次は長いのですと(懲役)、その時はあまりの痛みに馬鹿な事を言ってしまったそして言いながら何故か涙がでた、それを伝えた時の看護夫の顔が何を言ってだこいつはと、無言で首を捻ってそのまま踵を返した。

言い忘れていました、自分で言うのもなんですけど僕は人の一瞬の表情で感情を読み取る事を大変得意としています。

そして、その看護夫が再び点滴を片手に転がしやってきた、その点滴をしてしばらくすると、痛みが余計に増したのでこれは一体何の点滴ですかと聞くと、ポカリスエットのようなものですとテキトーに返された、まーそれまでは良かった、しばらく増していく痛みに耐えちょっとでも痛くない体制実際にはその時はなかったのだが、探し小さくのたうち回っていた。

その日の病院はやけに暇そうだった、真ん前の受付でさっきの看護夫と恐らく話の仕方からしてその上司であろう看護婦との会話がふと耳に入ってくる、どうやら俺が覚醒剤自己申告の僕の話をしているのが伝わった、看護婦が言う(久米田整形に行くべきだったなぁ)それに愛想笑いを周りのナース達も浮かべている、トドメをさすようにさっきの看護夫が言う(呼べへんと見せかけて最後に呼ぶって言うのもありですね(警察を))と笑いながら言いまた皆して笑っている。()

怒りの余り我を見失った俺は点滴を自らぶち抜抜いたシーツが一瞬で血まみれになる、しかし感情を抑えると言う選択がまるでなかったかのように、目の前の看護夫と看護婦に叫んでいた、(人が真剣に話してのに、何がそんなにおもろいんじゃい!!目の前に俺おんのんわかってんやろ?!聞こえてんじゃ全部コラ!!)

そいつらは黙って少し呆れたようなふてくされた態度をとっただけだった、まぁ薬物中毒の命を救う事に必死になる病院関係者はほとんどいないだろうな、慌てて別の看護夫もしくは医者が駆け寄ってきて、気を悪くさせたみたいでごめんなさいねとフォローを入れてくるが時既に遅し。

(お前らに助けてもらうぐらいやったらなぁ!死んだ方がましじゃ!!)と捨てゼリフをはき、奥にいた1番の上司っぽい医者にマシになったから帰りますとだけ伝えて、診断書を受け取った。
当然まっかな嘘でマシになどこれっぽっちもなっていない、歩くスピードをなんとか上げ受付にて会計を待つ、タクシーも手配した。

しかし、明らかに様子がおかしい呼ばれたかと思うと保険書のコピーを取らせてくれと受付の男は言う、素直に手渡しそして、タクシーの事もあるので会計に後どれくらいかかりそうか尋ねると、20分ぐらいです!と即答した。

相変わらず、息をするのも苦しいので外に置いてあるベンチで待つ事にした、ふと向こうからゆっくり歩いてくる、一人の女性に目がとまった、23.4歳と行ったところか、看護婦さんかないや誰かの面会っぼいなぁなどと考え気をまぎらわせて、近くで見ると岸和田にはあまりいないタイプの上品な女性だった。

そして何故かうっすら微笑んでいたのに俺とたまたま目があった時、一瞬驚きの表情を浮かべ素の顔になった、次になんとその女性は再び俺の方をちらっと見ると病院に入らずに踵を返し歩いて来た方向につまり帰って行ったのだ!

これは不思議だったなぁ、携帯もいらっていなかったし、忘れ物にとっさにきづいたのであれば、カバンやポケットを探るはずだが、その行動すらなしに帰って行ったのだった、そしてあの表情
まるで自分の姿は俺には見えていないだろーなーと思っていたのに、俺にその姿が見えていると目があった事で気づいた時に浮かべる表情だと後になって思った。

今思えば、死にそうな時に考える内容ではないなと笑える。
しかし、その時は何ヶ月にも渡り自分の周りで信じられないような出来事を見たり、または機械やスロットなどのスピーカーを通じて聞いたりしてきたのだ。

話は戻って会計だが40分、1時間たっても呼ばれない、今度は少し苛立ちげに受付に問いただす、まだですか?!タクシーも呼んだものの断っているんですよと!
もう少しお待ち下さいと、薬もないのに何にそんなに時間がかかっているんですかと問いただすと、受付の男は明らかにバツの悪そうな顔をした、心の中で俺は呟く(はいはい、そうゆう事なこいつら警察読んどるなと)
幸いその日は、地区違いのだんじり祭だった為、そっちの警備に手がいっぱいで警察の到着が遅れているのだろう。

受付の男を睨みつけた、帯びてた表情を浮かべていた。
俺は一万円をカウンターに叩きつけ、足りるでしょう?釣りはえーから帰ろうとする俺に、慌ててそれは困りますと、無視して出口に向かったするとカウンターからでてきて、それでは会計しますとすぐに会計した。
やっぱりなと心の中で呟き、たまたまいたタクシーに飛び乗るようにして自宅へ帰る。