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直傳靈氣

廣田郁子です♪

パンダ姫のブログ

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音譜音譜音譜音譜音譜

変わらないものなどなにもない

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最近はそんなこと全然ないけれど、すごく若かった頃、

イマドキの言葉で言うなら「歴女(れきじょ)」で、

中学・高校生の頃、没頭して読んだのは

 

吉川英治さんのシリーズ、特に「新・平家物語」、

全16巻を一気に読み、2回、3回、読み重ねました。

 

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」という

冒頭の文そのままの、源平盛衰一大歴史絵巻、

 

もちろん私たちに今伝えられている歴史なんて

「本当かどうか怪しい」ものですが、それでも、

 

そこに登場する人の喜怒哀楽の感情も豊かで、

人間ドラマがスゴイ。 栄枯盛衰、そこに見える

しみじみとした情趣や、無常観的な哀愁である

「もののあはれ」が一貫してある一方で

 

吉川英治さんがそこに登場させた周辺に住む農民など

普通の人たちのごくごく日常的な淡々とした目線、

そのコントラストがまた魅力。

 

とにかく、

 

栄華を極め、どこまでも続くイキオイでも必ず終わりが

来る。 変わらないものなど何もないということ、

 

それこそ、「夏草 や兵 (つはもの) どもが夢のあと」の

はかない現世(うつしよ)、に、何とも言えない

ロマンチックなものを感じたものでした。

 

・・・・・でぇ

 

源平盛衰記、を、なぜ今思い出したかと言うと、

ぜんっぜん関係なくて、源平を引き合いに出すのも

何なんですが、

 

わが街アマガサキの北の玄関、「阪急塚口」の名所

「塚口さんさんタウン」がこの秋、3番館が建て替えのために

39年の歴史に幕を閉じることになって、

 

ちょっとさびしい秋です。  「諸行無常」

 

子供の頃、駅周辺のこの辺りは一面、柵で覆われ、この新しい街の

建築工事がずっと続いていたことをぼんやりと覚えていますが、それを裏付ける歴史展が

さんさんタウン内であって、

そうそう、この高い塀の圧のスゴサを子供心に感じたことを

鮮やかに憶えています。

 

そしていよいよ、当時はその周辺都市に先駆けて、

オープンしたこのショッピングビル、

 

その後、阪神間の商業施設として集客力を誇り、

当時、ついに一兆円企業になったばかりのダイエーの

鳴り物入りで開業した塚口店は

近畿でもトップの売り上げを上げていた店舗で

 

かつての栄光。 すごく華やかで、

さんさんタウンに行く=「ちょっとしたお出かけ」、

よそ行きのお洋服着て行く場所、だったくらい

 

ラランラン、あーシアワセとめぐり会えそで、今日も来ている~

つかぐーち、さん、さん、タウン~♪ ベタなテーマミュージック、

 

今も変わらず流れていて、そらで歌えちゃう。

 

建物が塗り替えられる前、このさんさんタウン、めっちゃ懐かしいわ。

地元出身ダウンタウンの松本人志さんにとっても青春のいい

想い出の場所だそうで、だって当時はここは子供たちにとっては

楽しいことがいっぱいの夢の国、

 

この辺りでは一番華やかな場所だったんだもの~
(今は見る影もないけど)

 

2年くらい前?

 

「青春のさんさんタウン」と言うタイトルで「松本家の休日」で

取り上げ、松本家でやってきて思い出の場所をめぐる、

テレビでやっててたまたま見て盛り上がったのですが、

(想い出のお店がかぶっていてワロタ)

 

⇓ 「青春のさんさんタウン」が収録されてる5巻

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在りし日のさんさんタウンがいっぱい収められてて

懐かしいから買おうかな~

 

ワタシにとっても

 

学生時代は2年間、3番館のダイエーでほぼ毎日、学校が

終わって、夕方からそして土日、休みの日キャッシャーのバイト、

でずっと過ごした場所、

 

当時はダイエーの社員たちも同世代の若者ばかりで、

ここは若者の街、お店も若者中心のショップがメイン

 

がその後、

 

ここ尼崎はスーパー激戦区で、次から次へと

ショッピングモールがオープンし、

 

つかしん、コストコ、キューズモール、イカリ、万代、

カルフール(現イオン)、コープこうべ、周りにお店が

乱立するスーパー激戦区で、
(お互いつぶし合いして盛衰を繰り返していますが)

 

そしてまた伊丹のイオンモール、大規模でお洒落な

西宮ガーデンズ、と近隣都市にもどでかい

ショッピングモールが誕生し、

 

一番古参、昭和感満載のさんさんタウンは

かなり時代の波に取り残され、

 

「過去の遺物」のようになり

かつての華やかさは全く消え失せて、

お店もどんどん入れ替わり

 

ここ数年はリサイクルショップ、格安ショップ、シニアの

リーズナブルなお洋服を売るお店が並ぶようになり、

さびれていく一方、ですが、

 

このすたれた感もなんとも言えない味わいがあった

のも確か、

 

が、時代の波に押され、

 

この秋ついにこの3番館のビルが39年の歴史に

終止符を打つことになったのですが、

 

11月中旬に完全クローズに伴って、

お店もどんどん明渡されて、さ、サビシ~

昔はお洒落なお店もたくさんあって、

けっこ気に入っていつも覗いてたのにな。。。

ぜんぶなくなってからかなり久しい。

 

もちろん、さんさんタウンだって、地元の商店街や市場を

つぶしながら発展したわけで、それこそ「栄華を極めた」

歴史を刻んできたわけですが、盛者必衰、

 

終りはやってくる。 「もののあはれ」をしみじみ。 

 

先日クローズしてしまった珈琲ハウス三番館、

昔、ジム帰りによくひと休みさせてもらったこの場所、

 

先日、最後に昔大好きだった「グラタン」を食べてきました(笑)

味は変わらずオイシカッタ~

 

11月にクローズで、その後数年、建設のためクローズが

続くそうです。

 

そして、5年後2022年、

新しい街が生まれるそうな。

 

こんな感じ。 店舗ゾーンは小さくなり、ほとんどがマンション。

さんさんタウン感はないなー

 

 

お洒落になってしまったら、それはそれでサビシイわー。

 

 

1番館はまだそのまま残り、ダイエーはそちらに移設に

なり、この秋オープン。 

 

イートインが充実するみたいで、それはちょっと楽しみです。

 

昭和の青春の塚口さんさんタウン、ホントにありがとう。

雨もやんだし、今日は少しだけぶらっとして来よう。

色んな想い出があふれるこの場所を目に焼き付けておこう。