中2-3広 @ナゴヤドーム

 

出ました。

先発ロメロの立ち上がりを捉えられ、3点ビハインドで始まったこの試合。

2回にすぐさま2点を返し1点差。さあこれから逆転するぞ!という空気の中、

そこから7イニング無得点で終了。

 

やはり接戦に弱過ぎる。

この戦い方をしているようでは5位または6位確定だろう。

ビハインドで好投する中継ぎ、完封時に躍動する打線。

勝ち方の引き出しが少なすぎる。

勝ち方は大きく分けて3種類あると思う。

①投手陣が快投し、野手陣も大量得点するパターン。

②投手陣は打ち込まれたが、野手陣がそれを補う大爆発。

③野手陣が1~3点しか取れなかったが、投手陣が踏ん張り勝利。

ドラゴンズは①の勝ち方しか出来ず、②や③のパターンで勝つ割合が少なすぎるように感じる。

(つまり接戦負けが非常に多い。実際、勝ち試合の点差3.3点に対して、負け試合の点差は2.8点

得失点差も-5点しか無いのにも関わらず15勝19敗と、試合運びの拙さを如実に表している。)

 

勝ち方のパターンが少ないのは、打線の引き出しの少なさに起因する。

末期は打低と言われたが、黄金期は様々なタイプの攻撃をする事が出来た。

・長打のある打者(福留、ウッズ、和田、ブランコ)、

・出塁の出来る打者(福留、ウッズ、井端、森野、谷繁、和田…)

・走力のスペシャリスト(荒木、英智)

・ケースバッティングの出来る打者(福留、井端、ノリ、森野、和田)

 

残念ながら、今のドラゴンズの各打者をこれらの種類に当てはめるのは非常に難しい。

「高打率とそこそこの長打力を持ったバッター」

がズラリと並んでいるだけで、ヒットによる連打でしか得点が出来ないのだ。

だから、例えば

停滞した空気を払拭できるような一発を常に期待出来るバッターや、

気持ちよく投げている投手のリズムを狂わせるような粘りを持ったバッター

といったオプションは無いに等しい。

ゆえに、ヒットは一定数出ていても、「得点」という観点からは打線に安定感はなく、

「ここであと1点だけでもあれば…」という場面でも、

打者の調子次第であっさりと無得点に終わってしまっている。

 

もう少し粘りをもって四球を引き出せるような打線になってもらいたいと切に感じる。

 

【今日のP/PA】

広島…4.2球

ドラゴンズ…3.53球

 

これはあかん。

中6-0広 @ナゴヤドーム

 

大野が2年ぶりとなる3安打完封と獅子奮迅の活躍を見せると、

打線は平田4安打、周平4安打、ビシエド3安打と打線が繋がり快勝。

 

今日の試合に関しては非の打ちどころがなく、素晴らしい試合が出来た!!

…というのがこのブログの趣旨ではない。

 

確かに大野の投球は素晴らしかったし、周平の復調(なんと昨日と合わせて7安打!)も

見られ、明日以降に向けて明るい材料も多かったのだが、

昨日のような接戦では競り負け、投打が噛み合った時のみ気持ちよく勝利しているのでは

昨年と何ら変わりはない。

大差で勝ち、接戦で負ける。これは典型的な弱いチームの戦い方だ。

 

またシーズンの勝負所に差し掛かった所で地力で上回るチームに後塵を拝し、

そこから糸が切れたように転落してしまうのだ。

今季のドラゴンズには接戦でいかに勝ちをもぎ取れるか、が重要になる。

今年のチームはそうした戦いが出来る可能性を十分に秘めているはずだ。

 

【本日のP/PA】

広島     3.90球

ドラゴンズ  3.64球

 

なんでやねん!

3安打完封したピッチャーの方が、

13安打打ち込まれた投手陣より投げてるのはどうなんですかね…

本当に騎士道みたいな清々しい野球してるな笑

なんか相関性出てくるかもしれないし、この指標毎日追いかけてやろう。

5/6広島戦@ナゴヤドーム

10連休を締めくくるGW最後の試合は2-7の延長逆転負け。

 

先発として這い上がってきた福谷が今季1軍初登板で試合を作り、

1点リードのまま9回を迎える。

ここから鈴木博・谷元がそれぞれ効果的に得点を許すというお家芸を披露した。

敗因は明確で、9回以降の得点圏で1点をもぎ取れたかどうか。

9.10回は両チームともに好機を作ったが、

広島は2度の得点圏で2度ランナーを還し、

対してのドラゴンズは無死2塁の絶好機から無得点に終わった。

 

仮説だがドラゴンズの打者はゴロが多すぎるのではないだろうか?

チャンスで当てに行って内野ゴロ⇒点が入らないのパターンが多すぎる印象がある。

これはまたいずれの考察対象としよう。

 

さて、今回のテーマとして、

相手投手に球数を全然投げさせていない問題について検証したい。

試合を見ていると、

ドラゴンズの先発が80球投げている間に相手の先発が50球しか投げていない

というようなケースが散見されるため、この感覚が正しいのかを確かめる。

 

確認手法として、

「50打席以上立っているドラゴンズの打者のP/PAを算出し、

セリーグ全体のP/PAと比較する」

という形で検証を行う。

 

※P/PAとは、「打者が一打席あたり何球を投げさせたか」を計る指標。

Pitch per Plate Appearancesの略。

残念ながら日本のデータサイトではP/PAを公表しているサイトは存在しないため、

「ドラゴンズ全体として打者が何打席立ち、何球投げさせたか」

という合計値のデータは現実的に収集が難しいため上記手法を採用した。

 

まず、対象となる10打者のP/PAは以下の通り。

 

         P/PA  (被投球数/打席数)

大島       4.13   (546/132)

京田      3.93   (515/131)

ビシエド    3.61   (473/131)

平田      3.91   (493/126)

高橋      3.86   (472/122)

阿部      3.93   (307/78)

福田      3.73   (258/69)

加藤      3.01   (199/66)

堂上      3.96   (222/56)

アルモンテ   3.27   (177/54)

 

合計すると、ドラゴンズの主要打者のP/PAは

3.79 (3662/965)となる。

…これは多いのか少ないのか?笑

続いてセリーグ全体でのP/PAを算出してみよう。

 

セリーグ全体の投球数は29,117球

そして打者数が7,322人

 

つまりセリーグ全体でのP/PAは……

3.97

 

ドラゴンズの打者の早打ちが証明されました。

残念ながら自分の感覚は正しかった。。。

 

セリーグ全体の指標については投手が打席に立っている分も含まれているため、

打者に限定すれば間違いなく4は超えるだろう。

 

ドラゴンズの方針として、一打席の中で早めに打って出る事を肯定しているのは間違いない。

確かにファーストストライクは甘めに入る事が多いため、初球打ちによって打率が高くなるというメリットはあり、

実際にドラゴンズは5月5日時点で、セリーグ打率一位を記録している。

 

しかし早打ちのデメリットもまた大きく、

①粘りがなくなり四球が減る

②制球に苦しんでいる投手を助ける(①の結果とも言えるが)

③相手の先発が長いイニングを投げてしまう

などなど、打率と引き換えに失うものも多い。

個人的には苦しんでいる相手投手を助けてしまう場面や、

相性の悪い投手に成す術なく7~8回ぐらいまで気持ちよく投げさせている場面については

待球作戦をしてもいいのではないかと思うが、やはりプロはそんなに単純な戦術は通用しないのだろうか?

 

とはいえ、早打ちを採用することで打線が完全に打率依存になってしまうため、

調子が良い時は連打が続き大量得点に繋がるのだが、

打線全体の調子が落ちてきた際に一気に得点力が無くなることは否めない。

※実際、打線の調子が良い4月の前半は爆発力があったが、調子を落としてきた4月下旬からは一気に順位を落としてしまった。

 

以上より、打率については早打ち効果が出ていると言えるのだが、

出塁率は3位、得点に至っては5位であることを考えると

この早打ち作戦は果たして有効なのかについては疑問符が残る。

 

ナゴヤドームという圧倒的打者不利なホームグラウンドである事を考えると、

現在のドラゴンズは野手が牽引しているチームだ。

他の球場に行けば20本塁打は打てそうなバッターも少なくないだけに、

もっと伸びしろのある打線だと思う。

このポテンシャルを如何なく発揮させるような今後の与田采配に期待したい。

自分がドラゴンズファンになったのは1999年。

星野監督のもと開幕11連勝と華々しくスタートダッシュを切り、そのままリーグ優勝を成し遂げたシーズンだ。

当時関西で暮らしていた7歳児にとってはドラゴンズに何のゆかりも無かったが、

「(開幕直後を見て)なんかめちゃくちゃ強い」「青いチームが好き」という、今思えば笑ってしまうほどに単純な理由から中日ファンとなった。

(実際、その前の年はベイスターズの帽子を被り佐々木がお気に入りの選手だった。)

 

その後山田監督を経て落合監督に移行した事で、ドラゴンズは「投手王国」「職人集団」というイメージに相応しい緻密な野球を繰り広げる。まさに盤石といえる黄金時代を目の当たりにしていく中で、かつての少年はどんどんドラゴンズの野球に惹き込まれていった。

7回を超えてのリードは、例え1点でも勝利を意味した。二遊間にボールが飛べば安心か高揚のどちらかを感じられた。

各打者には三者三様の色があり、相手投手を休ませなかった。そして夏場は怒涛のように追い上げる時期だった。

 

それから10年も経っていない今――。

6年連続のBクラスに沈み込み、余りにも明確な「脆さ」を露呈し続ける中日ドラゴンズ。

シーズン前に順位予想をする解説者は、おそらくほぼ全員がセリーグの6位から埋めているだろう。

しかし、個々の選手に能力が無いわけでも、怠慢プレーや考えられないようなプレーを連発しているわけでもない。

150キロを優に超しながらも鋭い変化球を持ったピッチャーや、

難しい球を逆方向のスタンドに軽々と運ぶ技術を持ったバッターが何人もいる。

ただただとにかく勝負弱く、選手たちから自信が感じられないのだ。

選手の狼狽はテレビ越しですら伝わってくる。

例えば、「あ、これ四球出しそうだな」という場面で中継ぎがボールを引っ掛けて地面に叩き付けたり、

「外野に飛ばすだけで1点入るけど、なんか前にすら飛ばなそうだな」という場面で代打がとんでもないボール球を振ったり、

そんな場面が特に接戦で散見されるようになった。

 

何故このような”負け癖”がついてしまったのだろうか?

自分を含め、まず誰しもが考えるのは「メンタルが弱いから」だろう。

 

だがこれらの現象を「メンタルが弱いから」の一言で片づけてしまってよいのだろうか?

 

かつて落合監督がコンバートで悩んでいた荒木に対してかけた言葉として

 「心は技術で補える」

という素晴らしい台詞がある。

自分なりに解釈すると、自信は小さな成功体験の積み重ねから生まれるものだから、

まずは「練習」という最小単位から小さな成功体験を地道に積み重ねて行けばいい、という事ではないだろうか。

あるいはもっとシンプルに、本番で緊張している中でも確実に成功出来るぐらい練習を重ねろ、という意味かもしれない。

なんにせよ、得意分野では選手はプレッシャーに打ち勝つことが出来るのだ。

 

実際、今のドラゴンズも強みとされている守備面においては、

極度の緊張局面にあっても破綻が無いどころかファインプレーも多くみられる。

 

つまり、「メンタルの弱さ」といっても選手起用やチーム方針によって選手の明確な強みを引き出せば、

ある程度は克服できるのではないだろうか?

落合監督時代には、打撃に全振りした井上がスタメンで出て、リード時の終盤に英智が守備固めとして登場したり、

左キラーの小林がいたりと、個人の強みと役割が明確化されていたことで、

各選手がミスを恐れずにまさに”職人”のように仕事を全うしていたように見えた。

 

今のドラゴンズの選手は決して「野球がヘタ」な訳ではなく、投打ともに素晴らしい選手が揃っている。

与田監督は個人的に好きな監督だが、本当に今の与田ドラゴンズの方針が正しいのか。

それをデータから探っていけるようなブログにしていきたい。

 

 

-------------------------------------------------------------------

■自分ルール■

 

また自分は余りにも飽き性なので、

ブログを立ち上げた目的とルールを敢えてここに明記(公開)する事で自分を律したい。

 

【目的】

・中日ドラゴンズの弱さがどこにあるのかを、「打率」等の主要な指標や「勢い」等の定性面からではなく、表面化していないような数値から追究する。

・あくまで「リアルでこんな話出来ないから」作った備忘録に過ぎず、誰かに見てもらうのが目的のブログではない。

ただし敢えて公開する事で「もしかしたら誰かに見られているかも」という緊張感が得られるためブログという形式を用いている。

 

【ルール】

・平日は2回以上、土日祝は1回更新する。(しんど過ぎない程度にね)

・平日に関しては試合感想、土日祝に関してはデータ関連の内容を書く。

 

 

絶対続けよう。