ヒョミンの衝撃的な夢を見た数日後。
dragon36は、久しぶりの休日を家で過ごしていた。
どちらかと言うと夜更かしのdragon36は、普段なら休日の朝はゆっくり寝ている事が多いのだが、この日は珍しく早起きをして部屋の模様替えをしていた。
dragon36はまだ数日前のヒョミンの夢の余韻に浸っていた。
一方で、あの日夢を見て驚いて飛び起きた時、更に驚いた事も忘れられないでいた。
そう、あの日、ヒョミンとキスをした夢から目が覚めた時、最初に目があったのが、少女時代のソヒョンだったからだ。
実は、dragon36は、少女時代が日本デビューする前からのファンであった。
特にソヒョンがお気に入りで、ポスターやグッズのコレクションをしていた。
そして、5年の間に寝室がソヒョンルームになっていたのだ。
ベッドの周りには、ビッグポスターに、ビッグタペストリーが2枚、カレンダーに額縁、団扇、キーホルダーに時計・鏡・枕・靴下などありとあらゆるグッズが所狭しと並べられていた。
当然目が覚めれば、最初に視線が合うのは、ソヒョンという事になる。
数日前、ヒョミンの夢から目覚めた時、ドキッとしたのだ。
そう、大阪でヒョミンとお好み焼きを食べた時の事を思い出したのだ。
「少女時代の誰が好きなの?」とdragon36を問い詰めながら鋭い視線で睨みつけてきたヒョミンの事を。
何か悪い事をした訳でもないのに、「ソヒョンと私とどっちが好きなの」、と詰問されているような気がしたのだ。
それで、この日は、意を決して、朝から部屋の模様替えに取り組んでいた。
毎日見慣れたソヒョンのポスターをカレンダーをグッズを一つ一つ撤去していくdragon36。
午前中一杯かかって、ソヒョンルームはヒョミンルームに生まれ変わっていた。
360度どちらを見てもヒョミンが微笑んでいる。
そして大阪のファンミーティングでヒョミンからプレゼントされたヒョミンのサイン入り似顔絵のコピーも飾られていた。
ベッドに横たわり、ヒョミンとT-ARAのポスターに囲まれて大満足のdragon36。
お昼を食べ、少し休んだ後、ヒョミンルームの隣で作業を続けるdragon36の姿があった。
音楽を聴きながら、黙々と続けている。
6時間程働き通しで、ようやく終わったようだ。
フーッ、と大きく溜め息をつきながら、大の字に寝そべるdragon36。
その視線の先には・・・・・・
壁から天井まで、隙間なく張り巡らされた、少女時代のポスター類があった。
右を向くと
左を向くと
振り向くと
こちらも、360度少女時代のソシルームが完成していた。
ソヒョンルームにあったポスターやタペストリーもしっかり飾られている。
CD・DVDから小物まで、きっちりT-ARAと少女時代で部屋分けがされていた。
「よし、完璧だ」満足そうに微笑むdragon36。
ソヒョンとヒョミンとどちらが好きかと聞かれれば、迷わずヒョミンと即答できる自信はある。
でも、少女時代とT-ARAとどちらが好きかと聞かれても、選ぶ事などできない、
それがdragon36の本音であった。
もし、ヒョミンがこの部屋を訪れる事があったら、一瞬不安になったdragon36だったが、「まあ、有り得ないでしょう」そう呟きながら部屋を後にした。
今夜のビールは格別に美味しそうだ。
