僕アニブログの皆さま、初めまして!

レノン(仮称)と申します。日本人です。

ハナさんには詳細なレポートを書いていただき、感謝でいっぱいです。私もこの思いを直接皆さんにお伝えしたく、今キーをたたいております。

長くなりますが、
かぶるところは簡単に済ませて、私の今の正直な思いを語らせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。



不思議なご縁で龍さんとアニキさんと知り合うことができ、
出会って以来、とても親しくさせてもらっています。

今回の宝探しの旅では、
龍さんとアニキさんの他にアシスタントとしてハナさんも同行くださり、とてもお忙しい三人にも関わらず、宝探しを導いてくださったことにとても感謝しています!

では、順を追って今回の宝探しのレポートを書き綴っていきます。


▼宝探しに行く3ヶ月ほど前

龍さんとアニキさんの中でわたしの前世に関する話が出たようで、
その時にアニキさんの手により宝探しの地図が描き出されたとのことです。(宝探しの話自体は、もっと前にでていました)(後日、その地図を持って宝探しに出かけることになります)

その二人の会話があってしばらく後、
龍さんとアニキさんにお会いする機会があり、何かの話のついでに、わたしの前世の話題になりました。


ある時代にある地方の武士だったとのことで、
その地方での想像を絶するような戦禍を機に、ある偉業を成し遂げた方でした。

その方の名前(このレポートでは仮にB氏と呼ぶことにします)
を教えてもらい、インターネットで探してみると、その方の偉業がいくつかのホームページで紹介されていました。

わたしはB氏について書かれたホームページや書籍を読みつつも、
どこか他人事のように、眺めている自分がおりました。

素晴らしいことを成し遂げた方ですが、
それと比べ今の自分は全然素晴らしいことをしていないし・・と、とてもつながるとは思えなかったのです。



▼宝探し前日

宝探しに出かける2週間ほど前から体調が芳しくありませんでした


別に熱はなく、鼻が少しぐずる程度でしたが、
ずっと頭が重い日々が続いておりました。

普段はまったくの健康優良児で風邪ひとつ引かないのですが、
同僚からは現金もとい元気がないね(現金は当たっていますが、、、)と心配され、大丈夫なのかなと不安な思いをいただきつつ、宝探し当日を迎えます。

また、地図によると宝は木の高いところにあるらしく、
アニキさんからは当日は梯子が必要と予め教えてもらっていましたので、梯子の手配もしました。

これは後からの気づきにつながるのですが、梯子を借りるために、
十数のレンタル会社を探しに探し、電話帳に掲載されていた最後の一社で借りることができたのです。



▼宝探し当日

龍さんとアニキさん、ハナさんと待ち合わせをし、電車に乗って、
宝探しの舞台、つまり、B氏が活躍していた地方に向かいます。

電車の中では、アニキさんから今回の宝探しのテーマは「覚悟」
と教えてもらいました。

その時は「覚悟」と言われても頭に???が浮かぶだけでしたが。
。。

まだ日が高い時間にも関わらず、
電車の窓から見た月の綺麗さはとても印象的でした。

四人でとても感銘を受けていたのを思い出します。


ですが、
心のどこかで感じていた緊張と前日までの体調不良が相重なって、わたしの笑顔は正月を何日も過ぎた餅のように固いままでした。

目的地の駅では、
今回の宝探しに同行することになった銀月さんと合流。

とても笑顔のステキな、かわいらしい女性でした。

宝探しの日程と銀月さんの質問に関する記事が掲載された時期がち
ょうどよかったために、銀月さんも同行することになったのですが、そのタイミングの良さに何か導きを感じます。
(後ほど、銀月さんと今回の宝探しとのリンクに気づきます)

駅を出て空を眺めると、前日の雨とは打って変わって、
雲ひとつない快晴。(毎回宝探しは、前日が雨でも当日は快晴になるとのこと)

レンタカーを手配した後、続けて梯子を借りに行ったのですが、
ここでちょっとしたハプニング!!

ワンボックスタイプの車だったのですが、
梯子が車体より長すぎて後ろの扉が閉まらないことが判明!

「あれ、入らないですね。。。」

・・と戸惑うわたしを尻目に、
アニキさん(神様?)が機転を利かせてくださり、背もたれを全席倒し、車体とは対角線上になるよう斜めに梯子を入れ、窓から少し梯子の頭部分を出すことで、なんとか後ろの扉を閉めることができました。

準備も整ったとのことで、五人と梯子を乗せた車は走り出します。

宝探しの地図によるとまず目指すべきところは「馬頭観音」で、
その馬頭観音の近くに大きな老木があり、その老木の枝のところに宝があります。

目的地に着くまではアニキさんにお任せかなと思っていますと、

「どこに行けばいいかはレノンさんが知っているから、
行き先を指示してごらん。」

と言われ、えーっ!!とびっくりするわたし。

「まずは西方面に!」

「この交差点は右折と」

と強く感じる何かがあるものの、
半分は不安の気持ちを抱いて行き先の指示を出していると、

「まずは、行ってみましょう!」
と余裕を感じさせるアニキさんの言葉に、少し安心感を覚えてきました。

しばらく車を走らせていくと、何と!

右前方に白くて目立つ「
馬頭観音神社」の標識を発見!

「ここじゃないのかな!?」とまずは行ってみることになり、
標識通りに車道から小道に車を走らせると、林に囲まれた赤門が立派な神社に到着。

神社の名前は「馬頭観世音神社」と書いてあり、
あっさり第一目標が見つかったことに逆に戸惑いつつも、中に入ると更にびっくりすることに!

何と!
アニキさんが地図に書かれた老木と同じ姿の木が目の前に立っているではありませんかーーーーー!


ここまでぴったりだと、怖いぐらいです。。。


早速宝を探そうと梯子を設置するも、
4mほど上で横に向かって伸びている枝に握りこぶし二つ分長さが足らなくて、梯子をかけることが出来ることができません。。。

これもタイミングの良さに驚くばかりなのですが、
何日か前に神社で掃除があったようで、老木の脇にいくつか木がまとまって積み重なっていたのです。

これらの木を足台にすることによって、
ようやくギリギリのところで梯子を枝にかけることができました!

はかり知らないところで、
ちゃんと準備がなされていた事実にここで改めて気がつきます。


これ以上梯子が長すぎたら車に乗せて車道を走ることはできなかっ
たであろうし、短すぎたら足台に乗せても、梯子は枝に届きませんでした。。。

神様の用意周到さに感心するばかりでした!


龍さんとアニキさんに梯子を支えていただき、
わたしがほぼ直角に立った梯子を登ります。

枝に手がかけられるまで梯子を登ると、
下からはわからなかったのですが、老木のためか、枝の中心部分は朽ちて空洞になっていました。

その空洞部分に目を凝らしてみると、何かを見つけ


「うわあっキャーーーーーーーーーー!」


「えっえっあああーーーーーーーーー!」


といくつもの叫び声をあげてしまったわたし。

手のひらサイズの袋状のもの(
これが今回探していた宝になります)がポツンと枝の中にあるではないですか!
(さすがに梯子の上でしたので、
発見時の様子はカメラに収めきれませんでした)


ですが、ここで呆然としているわけにはいきません。

大人五人が梯子を持って神社の中をうろうろしていたら、
それは怪しさ100%(笑)。

急ぎで梯子を撤収し、
詳しいお話は後ほど車の中でアニキさんより伺うことになりました

まず龍さん、アニキさんからお話を聞くと、
目的地にすんなり到着できたことを含め、宝を発見するまでこれほどあっさり見つかったことは初めてのこと

まるで予め引かれている線路の上を走るかの如くスムーズな宝探し
で、出発してからほんの30分ぐらいの間の出来事でした。



▼宝の由来

見つかった宝は「煙草入れ」とのこと。

帯にはさんでぶら下げることができるようになっていて、
そのデザインは今でも充分おしゃれなアイテムとして通用します。

B氏が江戸に物見遊山した際にこの煙草入れを見つけ、
デザインを大層気に入り、これはと思う人にあげるつもりで手に入れたようです。

「煙草入れ」を開いてみると中には刀のつばが入っており、
これはB氏のものではなく、B氏を慕っていたお弟子さんが入れたようであります。


アニキさんからお聞きした二人のいきさつについてまずはお話しま
す。

B氏はある藩に仕える武士でした。

ですが、時代は急変を告げ、
B氏が仕えていた藩は戦禍に巻き込まれ、多くの悲劇が生み出されていきます。

その生み出された悲劇のひとつにB氏が対処することになるのです
が、その対処に当たるには武士の身分を捨て、賤民に身を落とす必要がありました。

当時は生まれの違いだけで人扱いされない差別が当たり前に存在し
ている時代でしたから、相当の覚悟を要したと思いますが、B氏は武士の身分を捨てることを選び、その作業に従事し、最終的に成し遂げます。

また、作業のかたわら、賤民と差別されていた人々に対して、
B氏は生き方や技術などたくさんのことを、今の学校のようなものを開いて教えていきます。

その教えを受けた一人に煙草入れに刀のつばを入れたお弟子さんが
いたのです。

B氏とは25歳も年下でしたがメキメキと教えを吸収し、
また彼らが住む地域のために死ぬ覚悟が出来ている彼を気に入って「煙草入れ」を彼に手渡したのです。

また、お弟子さんもB氏のことを慕い続けたのでした。

ですが、B氏は後日とある事件に関与することになって、
皆に迷惑をかけまいと、別の地方に一人そっと逃亡します。


いなくなったB氏を探すお弟子さん。

大勢の敵方をも尋ね回ったところ、
ようやくお弟子さんがB氏の居場所を知った時には、B氏には身の危険が迫っていました。

B氏を助けるべくお弟子さんは救出を決意します。

その前にお弟子さんは、
自分が大事にしていた刀のつばをB氏からもらった煙草入れに入れて、手紙と共に懐紙に包んで木の枝のところに置いておきました。

お弟子さんが煙草入れを置いた木は、そう、
今回の宝探しで出会った老木なのですが、B氏がお弟子さんに初めて言葉をかけた思い出の地の木でした。

作業をしていたお弟子さんに向かって、
B氏が投げかけたその言葉とは「ありがとう」というお礼の言葉でした。

生まれの違いだけで人が人として扱われなかった時代のことですか
ら、お弟子さんにとっては珠玉の言葉として、心に響いたに違いありません!

そして、煙草入れを包んだ手紙はB氏に宛てた内容でした。

お弟子さんが、
お弟子さんの人柄に惚れた地主から山地を譲り受けることになり、そこで一つの村を作って一緒に暮らそうとの旨が書かれていたようです。

お弟子さんはB氏の恩に報いたかったのです。


ですが、現実は悲劇を迎えることになります。

その後のB氏は隠れていた居場所が追手に囲まれ、
その場で自害します。

また、師匠であったB氏の救出の念願むなしく、
お弟子さんも結局は殺されることになります。

この間、たった1~2日の出来事だったようです。


それから長い年月が過ぎ、
いつしか懐紙と手紙は動物や風雪に耐えきれずに朽ちて、煙草入れとその中に入っていた刀のつばは、そのまま木の枝に置かれるままでした。

そして、幾星霜の時を越え、
今回の宝探しの旅でわたしの手元に戻ってきたのです。



▼宝探し翌日

宝探しの場所から車で約1時間半のところにB氏のお墓があるとの
ことで、翌日は龍さん、アニキさん、ハナさんと合流し、四人で墓参りに出かけることになりました。

アニキさんにはすでに場所は知らされているらしく、
あるインターチェンジの出口からすぐのところにあるとのことでした。

車中ではアニキさんからB氏にまつわる話を聞く時間となり、
史実には語られていない良い面も悪い面も含めたB氏の人間像を知る時間となりました。

必ずしも聖人君子ではなかったところに、
わたしは安堵感を覚えました。

いろいろな話をしているうちに、お墓のある場所に到着。

現代になってB氏の偉業に感銘を受けたある名士により墓碑が建て
られ、標識もきちんと整備されているお陰で、昨日に引き続き、すんなりとお墓に到着することができました

まずはB氏が逃亡中に身を寄せていたある方のお墓を尋ねます。

大地主であり、民謡になるほど大富豪として有名だったようです。

お墓参りをしたアニキさんがその方からの言葉を取り次がれました


「命を燃やして生きてほしい」

「他人のまねをするよりも自分の生き様に満足して生きるように」

「恐れずに」

がわたしに宛てたメッセージの中で特に印象に残っています。

そして、次はいよいよB氏の墓所を尋ねます。


林に囲まれた静かな所で、
近くには地元の方による花壇がしつらえてあり、その花壇の花越しに、B氏の墓石は鎮座していました。

墓石周辺をきれいに掃除した後、
ろうそくと線香を捧げたアニキさんが、今度はB氏の言葉を取り次ぎます。

その間わたしは言葉もなく、たた目頭を熱くするだけでした。

最初の言葉は


「ここで果てたことに悔いはなし」


覚悟を決めて行動したB氏らしい言葉でした。


アニキさんが言葉を取り次いでいる間、
風に吹かれて木と葉がすれる心地よい音が響き、また、たくさんの鳥が激しいほどに鳴いていることに気が付きました。
(B氏はとても風流な趣向を持ったかたで、
特に鳥を愛でていたようです)

四人の訪問をとても歓迎してくれてかのようで、
アニキさんによると実際にその通りとのこと。

いくつかB氏の心境が語られた後


「最初その気はなかったが、私は衆生を救うことになった。
あなたも衆生を救う働きをしてほしい」


とB氏の言葉はわたしへのメッセージに変わります。

そして、最後のセリフを聞いた時に、
わたしは更に驚くことになります。


「もし、わたしを忘れるような時があった時は【月】
を見上げてほしい。

月としてわたしはいつもあなたのことを応援している」・・と。


何と!宝探しの最初からB氏はずっと見守っていたのです!!
(銀月さん(月がお名前に)
が宝探しに同行することになったのも必然だったのです)



▼今に生きるわたしへ

今回の宝探しの旅は、わたしにとって大きな意味がありました。

それは、宝探しのテーマでもある「覚悟」についてです。

B氏は最初、
如何に自分のことを大きく見せるかにしか関心がなかった、言うならば器の小さい人物でした。
(痩せていた当時のB氏は、自分を少しでも大きく見せようと、
体に蕎麦殻の入ったさらしを巻いて歩いていた時期もあったようです)

ですが、
住む地方に大きな戦禍が起こったことをきっかけに彼は変わります


ある作業に従事するため、
相当悩んだ末にB氏は武士の身分を捨てる覚悟をしました。

最初から大決断できたというわけではなく、
ここはある意味B氏らしいのですが、最初は覚悟を決めた自分を演じていたようです。

いつしかその覚悟は本物の覚悟へと変わり、
命がけでその作業に取り組んでいきます。

そして、彼はひとつの真理を悟ります。


「武士だろうが、賤民だろうが、
人は生まれに寄らず同じ人間である」
(まだ人権という言葉も存在しない時代の話です)


B氏はその真理を伝え、
また武術など生きる技術も教えることによって、大勢の人とその家族を救うことになりました。

救われて希望を見出した大勢の人々はB氏のことをとても慕ってい
ました。

宝に関係していたお弟子さんもその中の一人でした。


後ほど、アニキさんから教えてもらったのですが、
実はわたしとそのお弟子さんはこの世ですでに再会していて、わたしが覚悟を決めれば、誰か分かりますよ・・とのこと。
(うわぁっーーーー!ここでも驚きです!)


そうです、わたしは今回の宝探しを通じて覚悟を決めました。

これは自分にとって、命がけの事業であります。


実は、小さき者の助けになり、
人々に生きる希望を与えていく働きをすることは、心の奥底でずっと抱いていたわたしの想いでありました。

ためらい、とまどいながらも抱いていた想いでしたが、
今回の宝探しを機に、その想いにすっと芯(神!?)が入り、確認に満ちた想いに変わったのです。


もう、ためらうこともとまどうこともないでしょう!


それは、B氏の遺志を引き継ぐことにもなり、
自然に大勢の人を救う働きへとつながっていくと、信じられます!
(お墓参りの時に、あなたの志を受け継ぎ、
それ以上の働きをすると誓ったのです)


レポートは以上になります。


前世の自分がどうであったかを知ることよりも、
自分の前世を知ったことをきっかけに、今に生きる自分が考え、行動するほうが大事だと考えています。

わたしのレポートを読まれた方が何かを感じ、
考え行動するひとつのきっかけになるのでしたら嬉しい限りです。


長文・乱文でしたが、
最後までお読みくださりありがとうございました。

皆さまの更なる幸せと健康を祈りつつ、筆を置きます。



レノン 拝



レノンさん、ナイス名文!!!ニコニコ
次回、銀月さんからのレポートで完結です!ラブラブ!