こんにちは!
龍馬です。(未だに聞かれますが・・・本名です。(・∀・))
今回は「本当のES活動」の2回目です。
「なぜ良い習慣を身に付けさせることが、本当のES活動になるのか?」については
後ほど書くとして、まずは「2:6:2の法則」について触れたいと思います。
これに関しては、ここで書くまでもなく、
既に多くの店長が、自店のチーム創りの中のひとつの考え方として
役立てていると思います。
①20%のリーダーシップを取る人。
②60%の普通の人。
③20%の何もしない人。
①の20%の人だけでミーティングを行なうと、その中の更に20%の人がリーダーシップを
発揮し、20%の人はリーダーシップを発揮しなくなる。
③の20%の人だけでミーティングを行なうと、その中の20%の人がリーダーシップを
発揮するようになる。
なので全体で見て、①の20%の人に焦点を定め、
「私達がリーダーシップを発揮していこう!」と言っても、実際にはうまく行きません。
ここで注目したいのは、「②60%の人」です。
彼らは、①と③のそれぞれ20%の人たちを見て、「組織内において力が大きい方」に傾きます。
「え?③の方が力が大きい場合なんてあるの?」と思われる方もみえると思いますが、
それは「③の20%が営業を行なうにあたって、中心的な役割をしている場合」です。
分りやすく言うと、「営業能力はあるが、リーダーシップを発揮しない人」が、
「店の中心を担っている場合」ですね。
そのような店は、「空気がどんより」しています。
過去の結果である数字を追いかけて、次の施策を考える店の特徴的なものです。
なぜなら「過去の反省」、「過去の分析」が営業の中心にあるので、
「前向きな風土が生まれにくい傾向」にあるからです。
ここで書きたいのは、「だから、誰々をどうすれば良い」という話ではなく、
「全体のレベル上げていくことしか、残された道はない。」と、いう事です。
「全体のレベル上げる」とは、「前向きな風土のレベルを上げる」と言うことです。
「守るのではなく、攻め」、「失敗を恐れず、成功を信じ」行動することを、
「ヨシ」とする風土です。
(前回書いた通り、店長が長期的視点で時間を使えるようになると、
ある業務がダイレクトに失敗に繋がることはなくなるので、
そんなに覚悟の必要な話ではありません。)
そうすることで「②の60%」は、「①の20%」に傾く傾向が強くなります。
これが社内構築においての最大のレバレッジ(最小の労力で最大の効果を挙げること)です。
そうすると、どうなるのか。
A店での①のレベルが、自店では③のレベルに値するようになります。
言い換えると、「あの店の凄いスタッフが、自店では当たり前のスタッフになる」わけです。
ここで言う「凄い」、「当たり前」は、先程書いた「風土の前向きさ」により認識の差が生まれます。
それは誰の認識なのか。
言うまでもなく「店長の認識」です。
・・・
さて、「前向きな風土」は、「②の60%」を変化させ、全体レベルを向上させると書きました。
では、「前向きな風土」とは、一体どんな風土なんでしょうか。
ノーテンキで明るいだけの、他に依存した人たちの集まりではありません。
人は「目的」と「目標」がない限り、「前向き」には成り得ません。
それは、「仕事」に対する「目的」と「目標」だけではなく、「人生」の「目的」と「目標」です。
なぜなら、「人生?なるようになるさ。」と、言っている人間が、
「仕事に関してだけは、人一倍凄い熱意を持っている」なんて、有り得ないからです。
よく「モチベーションを上げろ!」と言う店長が居ますが、
モチベーションとは、
①覚醒し、
②方向性を定め、
③持続性させる。という3要素で成り立っています。
「目的」「目標」、すなわち「覚醒する材料」、「それを実行するための方向性」がないのに、
「モチベーションを上げろ!」と言うのは、無理な話です。
恐らく「モチベーション」と「テンション」を履き違えている店長も居ると思いますが、
「モチベーションを上げてほしければ」、彼らスタッフの「目的」と「目標」を、
明確に引き出す必要があります。
なので、店長は「モチベーションを上げろ!」ではなく、
「目的と目標を明確に持て!」と、言わなければなりません。
そうすれば「モチベーション」は、勝手に上がります。
・・・
さて、「なぜ良い習慣を身に付けさせることが、本当のES活動になるのか?」に辿り付けませんでした。
すみません。(笑)
次回、続きを書いていこうと思います。
今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。(^-^)/