ものがたり の はなし
久方ぶりの更新。
もう更新しないかとも思ったけど。
どうしても吐き出したい気持ちがあったので書いてみた。
ススメられて読んだ本がある。
酷く孤独で、寂しがりな男に愛されてしまった男の話。
所謂「BL」ってやつ。漫画です。
流行?にハマってみたとか、そういうんではないけど。
基本、内容(ストーリー)重視なので、質が良くて気に入れば
何でも読みます、よ。
話を戻して。
全部読んでの感想。 とても気に入りました。
ただ、一つだけ、どうしても腑に落ちないことが。。
物語の主人公を愛してしまう男。
こヤツの行いが、何とも解せない。
主人公を愛して離れたくない、傍に居て欲しいという。
なのに、女に誘われると断れず、着いて行ってしまう。
彼(主人公)と一緒に居る時にも関わらず、だ。
そして、彼のもとに帰ってきては、泣きながら謝り、
許しを請う。
そして”それ”は起こる。
とある女性が現れ、三角関係に陥る。
一方的に”彼女”から「別れ」を告げられる主人公。
ヤツが選んだ相手なら仕方ないと苦しみながらも
別れを受け入れようとする主人公。
しかし、ヤツは彼を愛することを止められず、
「別れたくない」と彼のもとに現れ懇願する。
別れを決めた主人公は、頑としてヤツを拒否し続ける。
拒否され続けながらも彼を求め懇願し続けるヤツ。
それでも、結局、彼女のもとに帰って行く。
彼を求めるあまり、精神がおかしくなってしまったヤツは。
”彼女”の言葉にも誘導され、彼の手首を切り、殺そうとする。
知らないところで誰かに取られるくらいなら、殺して全部
自分のものにしてしまおうと思った、と。
幸い、主人公の友人が携帯に出ない彼を心配し、家に来たことで
命は取り留める。
殺してまで手に入れたいのが彼なら、なぜ女と別れない。
死んでしまったら、もう会うことすら出来ないんだぞ。
と、その友人に言われ、我に返る。
その後は、浮気もせず、異常なほどの彼一筋になる。
本当に異常なものだけれども…(苦笑)。
最初の物語は、こうして、元さやに戻ったところで終わる。
ヤツの生い立ちから、愛に飢えているというのは理解する。
それ故に、女性に求められれば断れず、”浮気”してしまうのも
百歩譲って理解しよう。
だが、しかし。
あの事件が起こるまでに、何かしらの手を打つことは出来なかったのか。
ヤツ自身の行いに、一番納得がいってないのだけれど。
殺して全部自分のものにと思うくらい愛しているのなら、
行いを改善する努力は出来なかったのか。
事件の時に友人は言った。「なぜ女と別れないのか」と。
友人との日常的な詳しいやり取りは描写されていないので、
もしかしたら、忠告なりのことはしていたのかもしれない。
でも、もっとこんなことになる前になんとか、何か出来なかったのか、と。
もし、自分がこの物語に関わっていたら。
と、過程して(もちろん、主人公側の人物として)。
ヤツが浮気ばかりしているのなら、あたしが主人公に気がある
という設定のもと、キャッキャいちゃいちゃと接してみる。
んで、ヤキモチを焼かせ、どうだ、嫌だろ?的な。。
…ダメか?(苦笑)
下手して、逆上されても困るか。。
そもそも、本気で考え過ぎだろ。自分(苦笑)。
いや、なに。
なんだか、やたらとモヤモヤとしてしまったので、
どこかで吐き出したかったのです。
言葉にしたらスッキリした(笑)。
ちなみに、あたしは友人がお気に入り。
良く気の付く、いい漢なんだよねぇ。
こういう友人、欲しいです。
故に、もっと何か出来んかったものかと。(←まだ言う)
意外とこの友人。主人公のことが好きだったり…。
とかも、思ってみたり。 ふっ
主人公は言う。
このまま死んでしまっても良かったと思う。と。
あの言葉を聞いたとき、幸せだと思った。と。
ああ、死んでもいい。
そう思える言葉を聞けることなんて、滅多にないよ。
羨ましくも、思った。
それだけ、人を想い、想われることなんて、この先あるのだろうか。
これだけ、マジに考えてしまったというのは、やはり
いい作品だった、ということだろう。
と、上手い言葉を吐いて終わらせてみる(笑)。
失恋決定?
まぁ、失恋もなにも、始まってもいなかった、、わけですが![]()
ほのかな恋心が決定的にポシャッたってとこですか。
介入拒否された時点で、終わってたといえば終わってたんですが。
「彼女です」って紹介されちゃったらなー。
そっか、出来ちゃったか。って感じです。
やっぱ側に居るってのは強いよなぁ。
あの時も、近くに居たら状況は変わっていたのか?
なんても思ったりしてけれども。
結局、ヤツとあたしとは合わない運命なんだな。
なんて、妙に納得してどうにかしようとする策(苦笑)。
ある意味、くすぶってたものがスッキリしたってのもあるかな。
さ、次だ、次!(笑)
