DRAGONBALL AGE

DRAGONBALL AGE

ドラゴンボールのオリジナル小説です!
気合入れて頑張ります!


 孫悟空が神龍と共に地球を去ってから約1000年後の世界
 今ここに、新たなドラゴンボールストーリーが幕を開ける!!


○目次(第01話~連載中)
第01話「新たな冒険の幕開け!」
第02話「悟空の壮絶な過去!」
第03話「悟空VSレッドリボン軍!」
第04話「悟空VSグレイ大佐!」
第05話「魔女の森」
第06話「魔導遊撃隊長サバト」
第07話「マジックフルーツ」

○登場人物(順次更新)
孫悟空:本編の主人公。何度も世界を魔の手から救ってきた伝説の英雄、孫悟空の子孫。
ギル:悟空の相棒。背中にドラゴンレーダーを搭載している。胸部には2連装ミサイルポッドも。
チノ:アッチーノ村の娘。レッドリボン軍残党にドラゴンボール探しをさせられている。
グレイ大佐:アッチーノ村を担当するレッドリボン軍残党の幹部。残虐で冷徹な性格。
サバト:魔女の森に住む魔導遊撃隊の隊長。氷の魔法を駆使する。
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 数多の爆発が森を揺らした。
 悟空が砂煙を手ではらい両足を踏み進めていく。背後からは何十人もの魔女が追いかけてきていた。
 枝から枝に飛び移り、指先から放つエネルギーの塊で悟空の進行を妨害する。

 悟空
「うわっとっと……う~このままじゃ追いつかれるなぁ」

 ギル
「ギルニ任セテ! ギルニ任セテ!」

 背中のバッグから姿を現したギルが、腹部の装甲を開いた。
 展開した装甲の中には手榴弾のようなものが二つ。ギルはそれを後方に投げつけた。
 魔女たちが警戒して速度を落とす。カチッと音を鳴らした手榴弾は、緑色の煙幕を周囲に展開した。
 辺り一面が緑一色に染まる。魔女たちは足を止め煙を吸い込まないよう、手で口を隠した。
 その隙に、悟空は更にスピードを増して森の奥へ進んでいった。
 魔女たちが煙幕の中から微かに覗く、その後姿を見つめる。

 魔女
「くそ、魔導遊撃隊であろう者たちが少年一人捕まえられないとは……」

 魔女
「まぁ良いんじゃないかな~どっちにしろ、私たちの役目はもう終わりみたいだし」

 魔女
「ええ、この先には……我ら魔導遊撃隊の隊長、サバト様がいるもの」

 魔女たちが不敵な笑みを浮かべる。
 一方悟空たちは、視界の先にある大きな教会に向かって走っていた。
 そこに、ドラゴンボールがある。森を抜けるまで、後もう少しだった。

 ??
「あたしの部下たちから逃げ切るとは、坊や中々やるみたいだね」

 森の出口の中央に、一人の女性が現れた。
 眉の上で分けられた頬の下まで届く長い前髪に、後ろで一本に束ねた首筋まであるポニーテール。
 肩や胸、ふとももなど露出の多い他の魔女たちとは違う漆黒の服。
 凛とした表情を持つその女性は、魔女たちが絶対の信頼を持つ魔導遊撃隊の隊長サバトだった。
 サバトが腕を組んで悟空たちの前に立ちはだかる。

 悟空
「あの人さえ抜かせば……後はドラゴンボールを取るだけなんだ!」

 サバト
「ドラゴンボール?」

 悟空のスピードがグンッと増した。
 辺りに落ちる木の葉を舞い上げ、走り去った後に突風が巻き起こる。
 その様子はまるで、現実ではありえない横一直線に進む竜巻のようにも思えた。
 そして悟空が、サバトの隣を走り抜ける……と思われた。
 足が止まった。否、止められた。右足にひんやりとした感触が走る。
 悟空が振り返るとそこには、自身の足を巻き込んだ、人ほどの高さのある氷の柱があった。

 悟空
「こっこんなところに氷なんて……!」

 サバト
「そう、ないよ。あたしが作ったんだ。いまね」

 あぁそれと人の話しを無視するのは良くない、とサバトが言った。
 しかしそんな言葉も聞かず、悟空は必死に右足を引っ張り出そうとしていた。
 サバトがため息をつく。

 サバト
「これじゃあ埒が明かないね……仕方ない、連れて行くか」

 悟空
「くそっ離せ、離せ! ここで捕まったらパン婆ちゃんが……!!」

 シャンッ……!

 それは氷柱を叩き割ろうと、悟空が右腕を振り上げた瞬間だった。
 サバトが人差し指と中指をクンッと上げ、氷柱を肥大化させた。広がる氷に巻き込まれた悟空が静止する。
 同時に、悟空の意識はそこでプツリと途絶えた。



 ~魔女の教会・地下~



 悟空
「……ううっ、ここは……」

 窓の無い薄暗い小さな部屋。石造りの低い天井に、黒い鉄格子が視界に映る。悟空はすぐに、ここが牢屋だという事に気づいた。
 グッと力を入れて立ち上がろうとするものの、壁に繋げられた両手と両足を縛る大きな手錠のせいで、身動きすら取れない。
 視界の横で沈黙するギルは腹部を鎖でグルグル巻きにされている。その姿はまるで腹巻のようにも見えた。

 サバト
「目が覚めたようだね、坊や」

 牢屋の前に、サバトが現れた。
 両腕を組んで地に伏せる悟空を見下ろす。

 悟空
「さっきのお姉さん! お願いだよ、ここから出して!」

 サバト
「それは聞けない願いだね。まぁ明日にでもお日様の元に出してやるさ」

 悟空
「え……明日ってまた、どうして……?」

 出してくれるなら別に今でも良いじゃないか。
 きょとんとした悟空の表情からその思考を察したサバトが、キッと目つきを鋭くさせる。

 サバト
「不法入国、及び魔導遊撃隊への暴行、反逆行為。これらは全て犯罪行為だ」

 そう言ってサバトが牢屋の悟空に背を向ける。

 サバト
「明日の朝……魔女の祭壇にて、あんたを処刑する」
 
 悟空の儚い叫喚が、鉄格子に反響した。




 くぅ~疲れましたw
 氷の魔法を駆使する魔導遊撃隊隊長、サバト登場!
 その不思議な力の前に悟空は捕まり牢屋に入れられてしまった!
 果たして悟空たちは本当にこのまま処刑されてしまうのか?
 次回に続く!!

 →第07話「マジックフルーツ」