東京オートサロン2015(その100) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

1月上旬に幕張メッセで開催された東京オートサロン2015にて。
三咲舞花さん=AMSブース。




三咲舞花さん


1996年に名古屋で創業した株式会社AMS(Active Motoring Style)さん。

「ヨーロピアンスタイリッシュ&ラグジュアリー」を基本コンセプトに掲げて、

「AMS」「LUXEST」「TERRA」「Valentia」「Perpetual」といったブランドを中心に、

オリジナルデザインの各種エクステリア・インテリアパーツの企画・製造・販売、

OEM製品の製造及び輸出等の受託事業まで幅広く展開している中堅企業です。

(特に力を入れているのがスタイリッシュなオリジナルデザインのエアロパーツ)

今回のオートサロンでは昨年の出展で注目を集めたスマートエコグリルの新色や、

住友3Mが開発した技術を使って車用に開発を進めているLEDチューブ等を紹介。

最も目を引いたのが、そのLEDチューブで光る「AMS TERRAプリウスG's」の展示で、

映画好きな方々がサイバーSF映画「トロン」を思い出すような幻想的な光景でした。


【イメージ】

AMS


【実際の展示車両は、こんな感じ】

AMS


今後どのような実用性(或いは装飾性)に結び付くのか、自分には分かりませんが、

単にクルマだけの技術に留まらず、道路等の都市整備と連動した展開になるのかも。

中小・ベンチャー企業にとっても新たな技術が事業拡大の可能性を拡げてくれる筈。



三咲舞花さん


オートサロンでは中規模クラスの出展ブースに計4台の車両が展示されていて、

やはり最も目を惹くのはLEDチューブで光る「AMS TERRAプリウスG's」でしょうか。

その様子をきれいに見せる為、天井が掛けられた展示スペースの照明が消えると、

暗闇の中で「AMS TERRAプリウスG's」のLED部分が明滅しつつ浮かび上がる演出。

いわゆるカスタマイズカーというより、技術を紹介するコンセプトカーといった趣きで、

このコーナーだけは、東京モーターショーの部品・素材メーカーブースのようでした。

ド派手でヤンチャなカスタマイズカーを見た後で立ち寄ると一服の清涼剤的な光景。

ブースには数名のモデルさん達がいましたが、そのコスチュームもちょっとSFっぽく、

(色使いがそうであって、デザインはいかにもモーター系の上下セパレートでした)

今回の主役がクルマそのものよりLEDを使った技術である事がよく分かる光景でした。

AMSさん的には商売云々よりも自社のイメージアップの場と位置付けていたのかも。



三咲舞花さん


三咲さんは、以前も何度かお見掛けして撮らせて頂いたお一人で、
撮られる事に対するノウハウが身に付いている被写体さんという印象。
当たり前だろ!と思われるかもですが、ノウハウの有無は確かにある筈で、
撮らせて頂いた枚数をそのままバリエーションとして残せる、そんなお一人。
特に、囲み状態の撮影でポーズと目線の配り方のバランスが安定していて、
今回、囲みを抜け出せないでいた時間に三咲さんの様子を眺めていると・・・。


【体と顔の向きの変え方と間隔が一定している】
囲みの幅が数メートルある場合、当然ながら体と顔を動かして行きますが、
向けられたカメラそれぞれに対して、体と顔を動かすと安定せず撮り辛い。
三咲さんの場合、おそらく顔と体を動かさずに対応できる幅を把握していて、
それを基準に、囲みの幅全体を数等分した上で、体と顔を動かしている感じ。


【顔をなるべく動かさずに目線だけを異動させる】
それぞれのカメラに目線を送る時に、顔を頻繁に動かされると撮り辛い。

(目線と共に小刻みに顔を動かすモデルさんはかなり撮り辛いと思います)
三咲さんの場合、目線だけ動かしている感じで、その流れも把握しやすい。


【目線を向ける流れの外で声が掛かってもスルーする】
基本的に囲みの端から端まで目線を送るという前提で立っているので、
目線の流れと異なる方向から声が掛かっても、スルーして流れに徹する。
これはおそらく、囲みに慣れた被写体さんの多くが基準の一つにしていて、
その場でカメラを向けている人達の殆どが納得する対応法だと思われます。


上記は全て、あくまで自分の勝手な推測(というか妄想かも…)ですが、
被写体さんそれぞれに、大なり小なり撮りやすさの差が生じるのは否めません。
三咲さんは(自分的に)最も安心して撮らせて頂けるお一人だと思います。