1月上旬に幕張メッセで開催された東京オートサロン2015にて。
優さん=KENDA JAPANブース。
東京オートサロンには国内外のタイヤメーカーさん達も数多く出展していて、
日本での知名度が決して高くない海外の老舗メーカーさんに出会う良い機会かも。
(と書きましたが、実践派のクルマ好きの方々にとっては既に有名な存在かも)
特にアジアは、例えばインドネシアがゴムの産地としてタイヤと縁が深いといった、
製造と密接に関わり合っているが故に老舗・新興を含めて企業・ブランド数も数多く、
グローバルブランドの大型ブースとは異なる独特の出展風景が楽しみでもあります。
台湾のKENDA(建大工業股份有限公司)さんも、そんな老舗メーカーの一つ。
1962年に創業以来、一般的な自動車・二輪車に加えて産業車両や福祉車両等、
様々なカテゴリーのタイヤ・チューブを製造・販売しているアジアの中堅ブランドで、
(2013年度の総売り上げ額=1,138億円、従業員数=10,100人という規模です)
乗用車ではGM、二輪車ではHONDA・YAMAHA等の純正タイヤに採用されています。
ただ、日本での一般向け流通は、いわゆる激安量販店等で展開されているらしく、
今後、同カテゴリーのアジアブランドとの差別化をどう図るかが課題と言えるのかも。
今回の出展ブースでは日本向けに開発した新作タイヤ4種類を紹介していました。
出展ブースは、中堅クラスのタイヤメーカーさんらしい規模と雰囲気。
最も目立つメイン通路沿いに、タイヤの展示台と2台の展示車両を配して、
展示車両に目を向けると、自然にタイヤの展示にも目が向くという構成です。
他のブースと異なるユニークな光景が、見上げる位置に展示された自転車。
KENDAというブランドを、自転車のタイヤで記憶している方々も多いらしく、
昨今の日本における自転車ブームを思えば意外と効果的な展示だったかも。
展示車両については、おそらくD1グランプリに参戦していたマシンを含めて、
(UPGARAGEさんもスポンサードしているようなので、多分そうだと推測)
趣きの異なる2台を配置する事でブースの装飾効果も充分果たしていました。
大手を中心にタイヤメーカーさんの多くがコンパニオンさんを配置していて、
KENDAさんの場合、あくまで展示に目を向けさせる運営に徹していたようです。
ドレスアップ系とは若干趣きの異なる、或る意味、ユニークなコスチュームで、
側面に描かれた装飾的なパターン(柄)が、アジアンテイストというか大陸的。
ただ、配色の構成がハッキリしていて、社名ロゴの赤も充分に目を惹きました。
こちらのモデルさん達は良い意味で「濃い」個性を感じさせる方々が揃っていて、
お見掛けする機会がオートサロンぐらいという点でも、レアな被写体さん達かも。
優さんや既出の笑也さん(→こちら
)の写真を見れば充分納得できる筈です。