夏・体験物語 | 男の滑走路

男の滑走路

日々の出来事を徒然に・・。

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昨日、城東会featuring青い稲妻さんfromバレンシアといった面々で春風亭昇太独演会「オレスタイル」を観に新宿紀伊国屋サザンシアターに行ってまいりました。

落語は生まれて初めて。初体験ということで何から何まで新鮮。

満員御礼となった客席やロビーを見渡すと、老若男女幅広く、みなさん落ち着いた感じ。

いざ、開演。

キャスケットに七分丈のパンツ、パトリックのスニーカーといういでたちの若い兄ちゃんが出てきて前説かと思いきや、昇太師匠ご本人。

若い!(今年で50歳になるとは思えず)。

挨拶と開演にあたっての諸注意、そして独演会への意気込みを軽妙なトークで展開。まるで言葉のドミノ倒しのよう。

昇太師匠の挨拶に続いて前座を務めるのは落語界の花田勝こと立川生志。

落語ってのはこういう構成になってるのかぁと感心。俳句や短歌のような様式美が感じられ。

続いて、昇太師匠の古典演目二題。

「看板のピン」

とても軽やかでリズミカル。途中で噺のオチが見えてしまったけれど、それは噺の面白さとはあまり関わりがない。オチにいたる過程が面白いのでそれでよい感じ。

続いての演目は「そば清」。

十杯、二十杯~蕎麦を食べる仕草が見事。

この「そば清」、考えオチという類いの噺なのだが、聞き漏らしていた部分があったのか昨日、噺が終わったあとに正直オチがわからなかった。

んで、さっき調べて初めてオチがわかる始末。なるほど、これが考えオチなのか。奥が深い。

三つ目の演目は「宿屋の仇討ち」。

「伊八~伊八~」

「伊八~伊八~」

しつこいほどのリフレイン。まるでドリフのよう。

それがまた笑える。

この噺のオチは間抜オチと呼ばれるらしいが、とてもよくできてる。

おそらく落語はクラシック音楽に似ていて、同じ交響曲でも指揮者によってまるで違うように落語も噺家によってまるで変わるんだろう。

違う噺家の「そば清」や「宿屋の仇討ち」も聞いてみたい。

そして何より自分でもやってみたいと思った。落語教室探してみようかな。

その前に、まずはいろんな噺家の落語を聞いてみなきゃ。