命
物心ついた頃から実家には犬がいた。
最初の犬はスピッツの雑種。
外犬だった。静かに犬小屋の中で虹になった。あまりに幼かった俺はその意味が理解できなかった。
次はマルチーズ
座敷犬で、俺と一緒に育った。自転車かごと、履いている靴下が大好きだった。
学生になり実家を離れている頃、腫瘍ができて歩くのもやっとになった。
もう…、という連絡を受け、俺は実家に帰った。冬だった。
奴は動けない体なのに、大丈夫だよ
っていいながら、玄関まで迎えにきてくれた。
その日、コタツで一緒に横になりずっと体を撫でてあげた。痛みが時々襲ってきて、意識が薄くなっているのがわかった。
そして俺の腕の中で虹になった。
それから十数年
ひょんなことから、また犬を迎えた。一人暮らしの生活に自分以外の命が居ることに喜びを感じた。もうすぐ十年。立派な親バカになれた。
そして最近もう一つ命、2匹目犬を迎えた。すでに四歳…なのにビビりの甘えッ子。
おまえらの命、俺が確かに預かったからな
虹になるときまで、いっぱい一緒に楽しもうナ。

最初の犬はスピッツの雑種。
外犬だった。静かに犬小屋の中で虹になった。あまりに幼かった俺はその意味が理解できなかった。
次はマルチーズ
座敷犬で、俺と一緒に育った。自転車かごと、履いている靴下が大好きだった。
学生になり実家を離れている頃、腫瘍ができて歩くのもやっとになった。
もう…、という連絡を受け、俺は実家に帰った。冬だった。
奴は動けない体なのに、大丈夫だよ
っていいながら、玄関まで迎えにきてくれた。その日、コタツで一緒に横になりずっと体を撫でてあげた。痛みが時々襲ってきて、意識が薄くなっているのがわかった。
そして俺の腕の中で虹になった。
それから十数年
ひょんなことから、また犬を迎えた。一人暮らしの生活に自分以外の命が居ることに喜びを感じた。もうすぐ十年。立派な親バカになれた。
そして最近もう一つ命、2匹目犬を迎えた。すでに四歳…なのにビビりの甘えッ子。
おまえらの命、俺が確かに預かったからな

虹になるときまで、いっぱい一緒に楽しもうナ。
