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開星、末代まで誇れる敗退…白根散った

 2回戦4試合が行われ、16強が出そろった。開星(島根)は、日大三(西東京)に敗戦。プロ注目の右腕・白根尚貴投手(3年)は先発と中継ぎで2度マウンドに立ち、4安打を放って奮闘したが優勝候補に屈した。今大会屈指の右腕は、来年3月に定年のため夏の甲子園は最後の指揮となった野々村直通監督(59)とともに甲子園を去った。

 さわやかな笑顔だった。涙はない。白根は敗戦にも堂々と胸を張った。「欲は捨てて試合に臨んだけど、力不足だった」。プロ注目の怪童は潔く敗戦を受け入れた。

 2試合連続で先発マウンドに立った。だが、日大三の強力打線に直球も変化球も打ち返された。初回に3安打と押し出し四球で3失点。2回1/3、5失点でKOされた。

 それでもバットで取り返した。2打席連続安打で迎えた五回2死二、三塁は追撃ののろしとなる中前2点適時打。七回1死の左前打で4安打も記録した。六回2死一、二塁で再びマウンドに上がると2回1/3無失点。投手としての意地も見せた。

 2年生エースだった昨夏は、仙台育英(宮城)との1回戦で2点リードの九回2死走者なしから逆転負け。今夏は1勝で終わったが「2死からの失点が減ったのは成長だと思う」と前を向いた。

 身長186センチ、体重98キロ。プロも評価する高校生離れした肉体と能力を持つ背景には、母・みゆきさん(47)の努力がある。母は白根が幼いころから、夕食に栄養価の高いホウレンソウ料理を必ず並べた。いつしか白根の好物となり、今ではホウレンソウをおかわりするまでになった。その結果、米国の漫画の“ポパイ”のような体に成長した。

 今後の目標はプロ入り。高校では投手として最速149キロ、打者として通算40本塁打を記録した。投手、打者にこだわるつもりはない。白根は母とともにつくり上げた強じんな肉体でプロに挑む。
(デイリー)