プロ野球・ドラフト候補選手動画ブログ -665ページ目

東洋大、春秋連覇へ藤岡4安打9K完封!…東都大学野球

 秋季リーグ戦が開幕。春秋連覇を狙う東洋大は、今秋ドラフトの目玉左腕・藤岡貴裕(4年)が駒大を散発4安打に封じ、昨秋以来となる完封をマーク。すでに1位指名を表明しているロッテの石川晃球団運営本部長らが見守る前で、別格の投球を披露した。亜大は3年生エース・東浜巨が、6季ぶり1部復帰の日大相手に7安打無四球で通算15度目の完封。東洋大・松沼雅之(元西武)が持つリーグ最多記録に並んだ。
 次元が違う。藤岡が学生ラストシーズンを最高の形でスタートさせた。131球で散発4安打、9奪三振完封。それでも、153キロ左腕に笑顔はほとんど見られなかった。「自己採点は40点。完封できたんですけど、まだまだ課題が残る。無駄球を少なくしたい」。昨年10月22日の亜大戦以来2季ぶりとなる零封の喜びよりも、高みを見据えた反省の言葉が口をついた。

 台風による中止でスライド登板で、開幕戦独特の緊張感もあった。「変化球が高めに抜けて真っすぐもばらついた。前半、変化球が入らなくて苦しかった」。イニングの合間にブルペンで投げ込み、フォームのバランスを修正。この日の最速は149キロ止まりで3四死球を許したが、駒大のスコアボードに0を並べ続けた。

 ギアチェンジが光った。2、3、5、7、8回と得点圏にランナーを背負った。「普通は八分で、ランナーが出たら全力で。試合数を投げなければいけないので、力加減をしっかりできるようにしたい」。5度のピンチで直球の球速は約5キロ増。カーブ、スライダー、カットボールも低めに集まり、要所で7三振を奪った。

 ネット裏では日米15球団のスカウトが視察した。中日・中田スカウト部長は「調子の波に関係なく、ピンチでの自分の投球が確立してるのが素晴らしい。一番大事な能力」と絶賛。1位指名を公言するロッテの石川球団運営本部長も「すぐにローテに入って2ケタ(勝利)いける」と目を細めた。

 勇気を送りたかった。8月上旬、東日本大震災で被災した宮城県を訪問。野球教室で約50人もの子供に指導し、「秋も頑張ってほしい」などと逆に励まされた。「あの子たちに頑張ってる姿を届けたい。先発した試合は全部完封できれば」と藤岡。秋も東都の主役の座は譲らない。
(報知)