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“北陸の速球王”釜田150キロも夢散

 金沢(石川)は、今大会注目の釜田佳直投手(3年)が150キロをマーク。五回2死まで1人の走者も出さなかったが、突如崩れて、初戦で姿を消した。

 またしても全国舞台の初戦で散った。“北陸の速球王”釜田が昨秋の明治神宮大会に続く1回戦敗退。初回、スコアボードに「150キロ」が表示されると客席がどよめいたが、結局は加古川北打線に計8安打4失点。11奪三振の力投も勝利には届かなかった。

 「前半はいい投球ができた。成長した姿を見せられた」。神宮大会後、冬の間は試行錯誤を重ねてフォーム改造に取り組んだ。今大会直前になって、ようやく「自然に気持ちいい投げ方」という左足を高く上げるスタイルに固まった。それが中盤までの快投につながった。

 五回2死まで1人の走者も許さぬ完全投球。94年春、同校先輩の中野真博以来となる大記録達成すら予感させた。しかし、15人目の打者に左越え打を浴びると、守備の乱れも絡んであっという間に2失点。七、八回もズルズルと失点を重ねた。

 「絶対に点をやれないという思いが強過ぎて空回りした。走者が出てから力んでしまった」。敗因はメンタル面だけではない。冬の間の投げ込み不足も明らかだった。中盤以降も140キロ台は連発したが、シュート回転した球を痛打された。

 初の甲子園は「すごい投げやすかった」が不完全燃焼に終わった。「課題が見つかったことを喜びに変えて、しっかり修正して夏に戻ってきたい」。このままでは終われない。悔しさを糧にさらに大きく成長した釜田が最後の夏、必ず聖地のマウンドに帰ってくる。
(デイリー)