鉄腕吉永125球完投!日大三2年連続8強だ
189球を投げた初戦に比べれば余力十分だった。2点リードの9回2死一塁で、カウントは1ボール2ストライク。日大三の吉永は宝刀のシンカーで空振り三振を奪いゲームセット。球数は125球だった。
「初戦は緊張から縮こまって自分の投球ができなかったので、きょうは思い切り投げようと思っていました。だんだん慣れてきて自然に腕が振れた。甲子園のマウンドを楽しめた」
昨秋の明治神宮大会優勝投手で最速147キロの吉永には、プロも本格派右腕として注目。しかし、1回戦の明徳義塾(高知)戦では自己ワーストの7四死球、5失点と乱れた。この日も初回に先制点を許したが、2回以降は尻上がりに調子を上げた。無四球と制球も安定し、9回にこの日の最速146キロを記録した。
直球が切れた分、左打者の外側に逃げるように沈むシンカーも効果的に決まった。得点圏に走者を背負った5、7回にはそのシンカーで空振り三振を奪った。視察した楽天・上岡良一スカウトが「いいフォームをしてるから直球を磨いていけば楽しみ」と話すなど、ようやくの本領発揮だった。
大会7日目を終えた時点で、関東、東京から出場した7校中、勝ち残っているのはわずかに2校。震災の影響は結果に色濃く表れている。震災が発生した11日がすでに試験休みだった日大三は、目立った被害こそなかったものの、大会前に10試合予定していた練習試合は相手校の都合もあり5試合しか消化できなかった。小倉全由監督は「ウチなんて恵まれてる方。大阪で試合もやらせてもらいましたから」と話したが、もともと公式戦は昨秋から遠ざかっているだけに実戦経験の不足は否定できない。その中でチームは、吉永の力投もあり、苦しみながら2試合連続の逆転勝ちを収めた。
これで2年連続のベスト8進出。昨春は決勝で興南(沖縄)に敗れ、手が届かなかった頂点まであと3勝と迫った。「まだ80点です」。吉永は表情を引き締めたが、おぼろげながら紫紺の大旗も見えてきた。
(スポニチ)
「初戦は緊張から縮こまって自分の投球ができなかったので、きょうは思い切り投げようと思っていました。だんだん慣れてきて自然に腕が振れた。甲子園のマウンドを楽しめた」
昨秋の明治神宮大会優勝投手で最速147キロの吉永には、プロも本格派右腕として注目。しかし、1回戦の明徳義塾(高知)戦では自己ワーストの7四死球、5失点と乱れた。この日も初回に先制点を許したが、2回以降は尻上がりに調子を上げた。無四球と制球も安定し、9回にこの日の最速146キロを記録した。
直球が切れた分、左打者の外側に逃げるように沈むシンカーも効果的に決まった。得点圏に走者を背負った5、7回にはそのシンカーで空振り三振を奪った。視察した楽天・上岡良一スカウトが「いいフォームをしてるから直球を磨いていけば楽しみ」と話すなど、ようやくの本領発揮だった。
大会7日目を終えた時点で、関東、東京から出場した7校中、勝ち残っているのはわずかに2校。震災の影響は結果に色濃く表れている。震災が発生した11日がすでに試験休みだった日大三は、目立った被害こそなかったものの、大会前に10試合予定していた練習試合は相手校の都合もあり5試合しか消化できなかった。小倉全由監督は「ウチなんて恵まれてる方。大阪で試合もやらせてもらいましたから」と話したが、もともと公式戦は昨秋から遠ざかっているだけに実戦経験の不足は否定できない。その中でチームは、吉永の力投もあり、苦しみながら2試合連続の逆転勝ちを収めた。
これで2年連続のベスト8進出。昨春は決勝で興南(沖縄)に敗れ、手が届かなかった頂点まであと3勝と迫った。「まだ80点です」。吉永は表情を引き締めたが、おぼろげながら紫紺の大旗も見えてきた。
(スポニチ)