全てを思い出し
全てを開放し
真なる敵に立ち向かう
1月9日
偉大な賢者が存在したとされる神殿で祈り、
後に自らの力の在り方を確かめた。
忍者の里に古くから伝わるとされる、鮮やかな色をした妙薬と菓子を頂いた。
近くには獣使いがおり、縁起が良いとされるモンスターを操っていた。
せっかくなのでその芸を披露してもらった。
その後街へ行き食事をとり、完全に回復した。
…。
~そうそれは今から一年前……。
私の非力か、それとも白魔道士が契約していた召喚獣の魔力の暴走だったのか。
聖なる力は、矢となり私の体を打ち抜いた。
あまりにも唐突な出来事で、身構える余裕もなく、致命傷を負ってしまった。
傷を負った体で、事態の沈静化を図るも力は遠く及ばず。
辺りは闇に包まれ、放出を続ける膨大な魔力は空間を歪ませ、私達は飲み込まれた。
河岸で倒れてる所を見つけ手当てしてくれた仲間の元、私は真実を求め彷徨った。
その事件の背後に、白魔道士を惑わせた敵の存在を知る事となる。
まだ傷の癒えぬ心に、言葉では表せぬ色相を映し出した。
どんな問いかけにも反応せず、決して私に振り向きはしなかった。
そしてあの日…私は白魔道士を斬った。
…。
きっと、あの日。
聖なる審判を受けたのは私だけではなかったのだろう。
召喚獣は、その性質に忠実に、両者を引き裂いたのだ。
すっかり体力を回復した私は、徐に呼吸を整え、決意を確かめるように呟いた。
過去の記憶を薄っすらとなぞる様な言葉で、これからの行き先を説明した。
それを聞かされた白魔道士は、始めはさっぱり分からないようだったが、ふと気付く。
次第に表情は強張り、この手を強く握り返してきた。
空間の歪んだままのあの場所へ、再び。
歪みの影響で、全てが繋がっているかのような錯覚に襲われる。
今ならばもう、大丈夫。
あの時のままの私ではない。
あの時のままの君でもない。
真なる敵は、この胸の中にいると知ったのだから。
そして、その歪みはそっと、召喚獣の中に戻って行った。
立ち向かった先にある、その光を。
私はこの瞳に映し、宿した。
どんな困難にも挫けはしない。
仲間達と共に、この力で、押し寄せる闇を斬り裂く。










