しんどい。
 あー、しんどい。
 ねてないんですよ。
 土曜の夜から。

 土曜の夕方。
 陸上自衛隊音楽隊とのコンサートを終えました。
 病棟に戻ると、官僚がいて。
 聴力障害者の再検査をしろと。

 「疑惑のベートーベン」ですよ。
 ソチに隠れてしまいましたが。
 聴こえない作曲家。
 ゴーストライター。

 「彼は聴こえてると思う」
 この発言で国がすべての聴力障害者の再検査に出ました。
 これから徐々に全国に広がるそうです。
 聴こえないフリ聴力障害者の割り出しですよ。

 土曜、日曜、そして先ほどまで、約300人の再検査をしました。
 ツレと2人で。
 ABRという検査です。
 脳波測定。

 通常、聴こえの検査といえば「純音聴力検査」です。
 ヘッドフォンから流れた音が聴こえたら、ボタンを押す。
 ABRは、脳波を測定しながら音を流すもの。
 音が聴こえていれば、脳波が乱れるんです。
 
 なんちゃって聴力障害を見破ることができるのはABRだけです。
 「純音」の場合、聴こえているのに聴こえないフリをされるとわからないという・・・・・・。
 本来なら、障害認定にはABRを行うべきなんですよ。
 国は「純音」でいいと言いますけど。

 この街では、ABR検査用の機器を持っているのは、ここと他に2軒。
 障害認定も耳鼻科なら誰でもできるものではありません。
 国の認めた資格が必要なんです。
 クリニックではできません。

 たまたま、ツレとわたしが資格を持っていたという。
 何でも資格をもっていればいいというものじゃないですよ。
 検査をして、真夜中から翌朝まで診断書を作成して。
 朝から検査をして・・・・・・。

 国民の善意を信じる国の姿勢はいいと思います。
 でも、なんで裏切られるかな。
 バカ正直なんですかね。
 何も知らないだけなのか。

 けっきょく誰が悪いって、なんちゃって障害者ですよ。
 本当の障害者が、世間から疑われるんですから。
 ぱっと見、全員「疑惑」なんですよ。
 世間ってそんな程度です。

 公共料金半額免除。
 公共交通の割引。
 障害者年金。
 魅力的な。

 これって詐欺ですよ。
 今回の再検査の結果によって、罪を問われます。
 軽い気持ちで聴こえないフリをしてみました。
 あまりにもリスクが大きい。

 善意で接する人たちに対して、悪意で応える。
 ある意味、殺人なんかよりも悪どい。
 とことんつぐなってもらわないと。
 連鎖を断ち切るために。

 2008年度以降、北海道では聴力障害認定率は0.
 認定医がニセの診断書を出した事件がありました。
 2007年に。
 もちろん、希望する人がいたってことでしょうけど。

 国は障害者に対してどんどん冷たくなりますよ。
 ただでさえ、障害者を養うだけの体力がなくなってますから。
 お年寄りと農家を養う力はあるようですけどね。
 本当に障害を持った方がいちばんの被害者ですね。

 しんどい。
 あー、しんどい。
 「ゆっくり休むっ!」
 ふなっしーじゃないけどね・・・・・・
 成立しました。
 休戦協定。
 陸上自衛隊と。
 きのうの夜。

 音楽隊は吹奏楽。
 こちらはフルオーケストラ。
 編成がまったく違います。
 勝ち負け以前の問題です。

 弦楽器が入ると、よく聴こえてしまうんです。
 それは以前からわかっていました。
 なのに、大人げないですよね。
 ウクライナの大統領に言いたい。

 この3日間、出演者全員の合同練習をしました。
 そこで、ツレが和平を切り出したんです。
 ほっとしました。
 戦車で攻撃されたらどうしようかと思った。

 吹奏楽には吹奏楽のよさがある。
 オーケストラにはオーケストラのよさがある。
 それを最大限に聴かせればいいんじゃないか。
 認め合えば戦争は起こりません。

 自衛隊サイドも本気なんですよ。
 「あまちゃん」を演奏するとか。
 あんなにユルい曲はね・・・・・・
 イメージが崩れますよ。

 ユルい軍隊はちょっと・・・・・・
 キリっとしていてほしい。
 それが自衛隊のよさです。
 あえて捨てなくてもいいのに。

 もちろん、こちらも本気です。
 3月のコンサートのための楽曲を出します。
 「パリの散歩道」

 ツレがライブで大切に演奏してきた、オリジナル。
 ヴァイオリンの曲です。
 それをオーケストラとギター、ヴァイオリン用にアレンジ。
 あっ・・・・・・

 ソチ。
 フィギュアの羽生さんが・・・・・・
 断ったんじゃなかったの?
 断ったって言ってたよね

 「オリジナルじゃないって・・・・・・」
 どういう?
 「ロックなんだよ。 オリジナルはゲイリー・ムーア」
 ロック?

 「ゲイリー・ムーアという天才ギタリストのオリジナルなの」
 あー・・・・・・
 「羽生くんが使っているのはオリジナルのほう」
 どおりでチャラい動物がのってると思った。

 「ヨーロッパ」と同じなのか。
 サンタナの。
 それにしても、ヴァイオリン向きな。
 ギターよりもいいかもしれない。

 リラックスしてすべてのリハーサルを終えることができました。
 やっぱり平和がいいですね。
 エラーいひとたちのおバカ発言が続く毎日。
 一歩引くことが何よりも大切なんですね。

 「ヴぁ・・・・・・シーラカンじゃないレジェンド・・・・・・遅くないよ・・・・・・明日、自衛隊と戦争するから」
 おいおい・・・・・・。
 「・・・・・・えっ、エコノミーってせこい・・・・・・副会長が記者会見までやったのに・・・・・・人事は部長に昇格、報奨金もはずむって・・・・・・2万円の商品券?・・・・・・まあとにかくあさってからワールドカップに行くだけだよ、帰ってきたらいいことがあるかも」
 メダルを2個も取って、2万円の商品券で終わりか・・・・・・。
 
 コケまくりです。
 立て続けにコケてます。
 大事なときにコケてます。
 やる意味があったのかなー。

 ツレのことですよ。
 浅田さんのことじゃないですから。
 音楽を書いた映画のことです。
 みごとに上映打ち切り。

 『ジャッジ』
 国際広告コンクールを舞台にしたコメディー。
 『トリックーラストステージー』
 14年間続いたシリーズの完結。

 そして『永遠の0』
 戦争と特攻を描いた作品。
 特攻はカッコいいものだと思われたようで・・・・・・
 PTAからボコボコにされました。

 大当たりが続いていましたからね。
 『SPEC~結~』まで思い切り登っていきました。
 そこから70度のゲレンデを一気に滑っていきました。
 そこで、ジャンプ失敗。

 「大事なところでは必ず転ぶんだよ、あのコは」
 あのコ?
 「それがわかっていながら、団体戦に出すことはないんですよ」
 森元首相の講演会か。

 16位というのはかなり微妙な・・・・・・。
 プレッシャーを与えすぎなんですよ。
 自分が自分じゃなくなってるんです。
 楽しませてあげたらいいのに。

 わたしは何も言いません。
 うまく行こうがコケようが。
 楽しんでるんだからそれでいいんです。
 ツレのことですよ。
 
 わたしはスケートができません。
 そんな素人が、エラそうなことは言えません。
 ♪おっとどすこい電話だよ♪
 ♪おっとどすこい電話だよ♪

 出なさい!
 「・・・・・・なんだ、仕事かと思った」
 コケてるうちは来ないって。
 「・・・・・・おおっ、シーラカンス!」

 ?
 「成田?・・・・・・羽田・・・・・・メダル見せたら・・・・・・ダメか」
 もしかしてレジェンド?
 「明日の便ならあるけど・・・・・・AIR DO・・・・・・午後1・・・・・・いいよ・・・・・・いらないって。 メダルを取ったお祝いに・・・・・・じゃ、90歳まで飛んでくれれば・・・・・・そうすると、シーラカンスと呼ばれるから・・・・・・もちろん本気だよ。 羽田のカウンターに行ってくれたらわかるから・・・・・・土曜日に陸上自衛隊と戦うから忙しくて・・・・・・人数分用意できてる。 じゃ、また」
 自衛隊と戦うってね・・・・・・

 戦う・・・・・・ある意味そうなのか・・・・・・戦う。
 相手は戦争を放棄した国の戦わない軍隊なんだけどね。
 こっちがゴジラだったらね・・・・・・
 ゴジラ?