こんにちは。Dr. Hiroki Saihara です。
世界的に見て、身体の健康や経済力は高いのに、幸福度(心の健康)は低いといわれる日本人。
そんな中、科学的に幸福度を高める「幸福学(ウェルビーイング研究)」が注目されてきています。
今回はその中でも、幸福度を高めるために最も効果的な方法の一つをお伝えします。
それは、ペンシルバニア大学のマーティン・セリグマン博士が考案した
“Three Good Things”
というエクササイズです。
このエクササイズをすると、睡眠の質が上がり、心身が健康になり、よかったことに意識が向くようになって、変化の多い日々を快適に過ごせるようになります。
セリグマン博士は実験で、うつ状態の人に“Three Good Things”をしてもらいました。
すると、何もしなかったうつ状態の人に比べて、劇的に幸福度が上がりました。
実験では1週間しか取り組みませんでしたが、実験終了後も6か月にわたって幸福度が上がり続けたのです。
その後、うつではない人にも試してもらったところ、同じように幸福度が上がることがわかりました。
このような調査結果をもとに、“Three Good Things”は手軽にできて、効果が高いエクササイズとして世界中に広まっています。
では、やり方をご紹介しましょう。
とっても簡単です!
“Three Good Things”
「毎晩寝る前に、その日にあった『3つのよいこと』を書き出し、これを1週間続ける」
「よかったことなんて何もなかった」という人もいますが、よかったことはそんなに大きなことでなくても構いません。
「天気がよくて、気持ちよかった」
「今日、飲んだコーヒーがおいしかった」
「ペットの寝顔がかわいかった」
など、ささやかなことでいいのです。
毎日続けていくと、日中もよかったことに意識が向かいやすくなります。
慣れてくると、わざわざ書き出さなくても「よかった」と思うだけで同じような効果が得られるようになります。
その際は「よかった」と思いながら数分の間、満足感に浸るようにしましょう。
すると、脳と体の中に心を落ち着けるホルモン(神経伝達物質)が出て、心身の調子を整えてくれます。
ちなみに私も始めたら、気持ちよく眠れることもあり、3年ほど続いてます。
まずは寝る前に一度試してみてください。
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