数ヶ月ぶりのエントリーを入れた瞬間に光速のコメントが入り大変感激しております(店主さま).勇気づけられて経過報告をする次第であります.



この数ヶ月で一番大きいことと言ったらなんといっても婚約ですな.連れは一つ下の学年で同じく医師であり,共働きで結構大変なことが予想されるわけです.悪いことではありません.先のエントリーでも触れましたが,二人とも大学院進学という恐ろしい状況のため,経費節減のためにもさっさと同居しましょうというわけで2月には大学の真ん前のマンションを見つけて引っ越してしまいました.

そうこうしているうちに,昨年クリスマスコンサートをやった連中に加えてさらなる助っ人をよび,3月31日退職の日に春の院内コンサートをやったわけであります(ずいぶん昔のような気がします).曲目は

ピアソラ タンゴの歴史 1930 & 1960
ラヴェル 亡き王女のためのパヴァン
バッハ メヌエットなど
ポンセ  南のソナチネ
ヴィヴァルディ 冬
以上はフルートとギターでやりまくる.
他多数.

出演はフルート・ヴィオラ・ピアノ・ギターです.ピアソラ・ラヴェルは練習したかいもあり,なかなか決まりました.タンゴの歴史ですが,やはりbordel1900が曲としては一番まとまっているかな.2番目と3番目はやや冗長な部分があり,間が抜ける感じがします.次はいよいよ全曲制覇か.それにしても新たなる愛器,ホセ・マリン・プラスエロ作はフルートにも負けない存在感で頼もしかったです.

そうこうしているうちに5月6日のクラシカルギターコンクールの日を迎えてしまったわけである.

今回はかなりよい準備が出来たのでそれなりの出来ではなかったかと思われますが,少々不運もありました.まあ不運というわけではないのかもしれませんが....というのも,今回はけっこう難しい課題曲であり,なかなか引きこなせない人の方が多いのではないかと思っていたのですが,控え室で練習しているとなかなかどうしてうまいやつばかり.「ひょえ~~~,今年はこんなにレベルが高いのか」とびびってしまったわけです.

抽選で前半の16人と後半の16人くらいに分かれたわけですが,私は後半に含まれていた.あとからわかることですが控え室の練習場所の位置関係としては,右隣に第1位の山田さん(顔知っている),その隣が第2位の林さん(顔しらない,ものすごくうまい),左隣は第4位の大柴さん(顔知らない,アサドのアクアレルを弾きまくっている,それで私は引きまくり),目の前は第3位の三次さん(顔知ってる),後ろは惜しくも本選には残らなかった井上さん(顔知ってる),と四方を本戦出場者に囲まれていたわけであります.これはびびるでしょう.

あとで連れに聞くとですね,前半のひとたちはほとんど曲になっていなかったとのこと.私ぐらいの出来でも実はまだましな方だったと,練習を聞いている限りでは前半の人たちとくらべたらひょっとして私も通るのではないか,そのくらいの感じであったと.ほっとしたような残念だったような.とにかく今回は本選の方もかなり準備がよく,出られたらいいな,というかこれくらいいいチャンスはないなと思っていただけにがくっときてしまいました.

ええと,来年はたぶん出ません.春は結婚式やら旅行やら考えているからです.出るとしたら来年のスペインギターコンクールかな.そのときは臨床もフリーで研究生活なので多少時間がとれていると思います.またがくっときながらも,やはりコンクールを通過するとまた一段レベルアップするような気がしました.