ヨコシマクロダイとナガメイチ | 海坊(インボウ)

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魚達との一期一会を紹介しています

凄くよく似ている同士。

遭遇率で言えばヨコシマクロダイは100%、ナガメイチは稀(今の時期が多い気がする)。
お互いスーッと幽霊のように平行移動するが、ヨコシマクロダイは底から中層まで幅広く、ナガメイチは底付近に限定。
お互い淡い単色から、暗色に体の色を変える(ヨコシマクロダイは縞模様)。
大きさはヨコシマクロダイは60cm級の群れを見ることははざらだが、ナガメイチは30cmがせいぜい。

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上:ヨコシマクロダイ 下:アオノメハタ


捕獲の難易度は月とすっぽん。
あんなにいるヨコシマクロダイでも獲れたことは今回が初めて。付近4mに近寄らせることはまずない。寄せに入ると近寄ってはくるがそれでも間隔を保つ。一方でナガメイチは底付近でボーっとしていることがあるので真上から刺せたりする。

見た目にもそっくりな二人は味で差がつく。
刺身にするとヨコシマクロダイはまるで真鯛のような華やかな香りと味わいを持つ、一方でナガメイチは癖がないさっぱりとした味で可もなく不可もなくといったところ(ヨコシマクロダイでは犬歯の他、立派な臼歯も持ってたりする)。

最近その二匹を連続して獲ったのでそんなことを考えていました。

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ナガメイチ