プラズマは物質の第4の状態と言われます。
それは物質は個体・液体・機体の3つの状態はよく知られているし、目にすることも多いと思いますが、気体にさらにエネルギーを加えていくと物質を構成している電子と原子核に分解されます。この分解された状態を第4の状態と呼び、プラズマ状態と呼んでいます。
それでは、プラズマ状態になった電子や原子核はどんな働きをするかを少しずつ説明していこうと思います。
そもそも電子や原子核に分解された状態というのはエネルギーを持っていますから激しく活動します。
他の物質と反応して結びついたり、他の物質にぶつかって他の物質を電子や原子核に分解させたりします。
この活動だけで発生するのが、空気中に漂う臭いの元になる物質に結びついて臭いの元を他の物質に変えてしまったり、臭いの元の物質を分解してしまったりします。臭いの元も他の物質に変化したり、分解したりしてしまえば臭いの元ではなくなってしまいます。その結果として、完全な消臭や脱臭という効果をもたらします。また、電子や原子核がやり取りをするだけなので他に不要な物質を発生させることがありません。世に出回っている消臭剤のように他の物質を残すことはありません。
これがプラズマが消臭や脱臭に優れている理由です。空気中に余計な物質をまき散らすことなく、完璧な消臭や脱臭効果を発揮してくれます。
今回は消臭・脱臭について書きました。
次回以降他の効果について説明します。