写真はシリカの10ナノ粒子(ナノは1mmの百万分の1)です。シリカ・シリコンという言葉はよく聞きますが、どんな物質なのか、どこに使われているかをご紹介しておきます。

 

シリカ(二酸化ケイ素)には、次のような用途があります。

  • シリコーンゴムや合成ゴムの物性改善用の添加剤
  • 複写機トナーや印刷インキ、塗料などの流動性、転写性やつや消しなどの用途
  • 研磨助剤
  • ガラス、陶磁器、セラミック、レンガ、人工石などの原料
  • 宝飾品(水晶、瑪瑙、玉髄など)の原料
  • 光ファイバーや化学実験用のガラス器具の原料
  • 乾燥剤(シリカゲル)
  • 断熱材や建材(珪藻土)
  • 食品の濾過助剤(ビール、酒、食用油、醤油、ソースなど)
  • 化粧品や歯磨き、医薬品の錠剤の製造、軟膏・乳液の安定化剤

シリカは、人体にも含まれており、免疫力、肌の保湿、骨や髪の毛の維持などに貢献しているとされています。

 

 とっても人間の身近に存在する材料です。