1月8日 (月曜日・祭日)わーすた「LIVE TOUR 2017 パラドックスワールド(第二部 ツアーファイナル)」@マイナビBLITZ赤坂(東京 赤坂)
自分、正月明けの1月3、4日に私立恵比寿中学の大学芸会を2days参加して、連日かなりヘビーな内容のものを肩にリキ入れて見てきたわけですが、
その詳細レポート記事を書きおえた後ということもありまして、
この日はちょっぴり肩の荷も下りたような軽~い気分。
と、いうわけで、
この日(1/8)は、昨年10月から始まり全国9都市全18公演が行われた、
わーすた
の全国LIVEツアーの最終日、ということなので観に行ってきました。
わーすたは昨年6月23日の新宿ReNY以来、半年ちょっとぶり。
昨年8月のTIFでもスケジュールが合わず見事に干してしまった。
さらに、
10月18日のアルバムも買ってない、という不義理ぶり。
もちろん本ツアーも今回が最初で最後の参加なので、他の熱心に追いかけているファンの方には申し訳ない、って感じではありますが・・・。
この日のマイナビBLITZは二部構成ですが、自分は19時スタートの二部だけ参加、です。
運悪く、会場は寒い冬の雨が降り注いでいましたが、会場は約700~800人ほどのファンで埋まりました(第一部は成人の日&受験シーズンのお昼だということで、もう少し少なかったようです)。
そういえば、2F席にはお笑い芸人のオラキオさんが来てましたね。
(彼はいわゆる「ももクロ芸人」だとばっかり思ってた。)
自分はあまり番号が良くなかったのですが、下手側の女性限定エリアの後ろ2列目、下手(左)端、あたりで観覧。
ここは毎回同じ様な客層ですね。若い男の子が大目。
それと、あいかわらず女性ファンが多く、
女子限定エリアには普段は地下アイドルやメイドさんをなさってる(と思われる)カワイイ子が多数来ています。
わーすたはアキバ系kawaiiカルチャーを生業としている人たちにとっての憧れのグループだからなのでしょう。

↑ステージは予算の都合上か、あまり凝った作りではありませんが、雪の岩がわーすたの「完全なるアイドル」に出てくる猫耳コウモリの形になっているのと、後方にひな壇が出来て昇れるようになっているのと、舞台袖に台があるのがいつもより新しかった。
予定時間より5分ほど開演が遅れました。
↑恒例の"World standard”overtureと共にメンバー5人登場。
最初の衣装は・・・
↑『最上級ぱらどっくす』
のMVの衣装でした。頭にピカピカ光るアンテナが付いているヤツです。
この日のセットリストは以下の通り。
M1 最上級ぱらどっくす
M2 Magical Word
M3 完全なるアイドル
(MC)
M4 ゆうめいに、にゃりたい。
M5 Doki Doki♡today
M6 好きな人とか居ますか(坂元葉月、松田美里、小玉梨々華)
(ダンスコーナー)
M7 にこにこハンブンコ(廣川奈々聖、三品瑠香)
※M6、M7は普段の担当歌手を総入れ替え
(MC)
M8 ねえ愛してみて
M9 Zili Zili Love
M10 Stay with me baby
(MC)
M11 スイカ割り
M12 らんらん・時代
※M12 は通常とは別アレンジでハードロックver.
M13 いぬねこ。青春真っ盛り
M14 約束だから
(Encore)
EN1 WELCOME TO DREAM(新曲)
EN2 グーチョキパンツの正義さん
EN3 うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ
(感想)
楽曲タイトルにもある
「パラドックス」(=「矛盾」、「逆転」)
がテーマのツアー、ということで
普段は奈々聖ちゃんと瑠香ちゃんの2名で歌ってる『好きな人とか~』を葉月ちゃん、美里ちゃん、梨々華ちゃんが歌って、
一方、葉月ちゃん、美里ちゃん、梨々華ちゃん3人のもち曲『にこにこハンブンコ』を奈々聖ちゃん&瑠香ちゃんが歌う、という
とりかえばや演奏
をやったり、
季節の冬と夏を入れ替えての『スイカ割り』
をやったり、など、メンバーで考えたセットリストを取り入れて自分たちなりのステージを作っていた
ところに好感が持てました。
だいぶ曲が増えて、途中に
激しいダンスパフォーマンス
を入れたり、
大胆にアレンジを変えた曲
もあったりして、半年ぶりにみたんですけど頑張っている感じが伝わってきました。
個人的には、
『Stay with me baby』
がカッコイイバラードで良かったのと、
『らんらん・時代』
の時にはアレンジ変更で
途中メンバーとファンでヘッドバンギングをする
↑途中と最後のアンコールでは模様替え。計3着の衣装で登場。
衣装はあいかわらずカワイイ。
↑特に、4月から始まるアニメ『プリパラ』の新シリーズのエンディングテーマだという、新曲の
『WELCOME TO DREAM』
の新衣装がなかなかの出来。
この曲(『WELCOME TO~』)も王道なアイドルナンバーでまあまあ良い曲かな、と。
(※ただし、まだ歌唱が完成していない、ということなのか、この日はわーすたには珍しくリップシングで歌っていたように思います。~
ここからは、この日気になった点。
メンバーは相変わらず全員カワイイし、歌唱とかダンスは頑張っているし、確かにツアー単体としては、演出など工夫をこらしてしっかりやりきっていた。
しかしながら、久しぶりに観た者として、
ここ半年、ツアーをはさんで「グループとして」、どこまで成長したのか、と、いうようなところがあまりよく見えなかったのが残念でした。
☆メンバーのパフォーマンスについて。
歌唱2トップの三品瑠香ちゃんと廣川奈々聖ちゃんはあのダンスの中であれだけのクオリティの歌唱が出来るのは素晴らしいのですが、元々レベルと持っている能力が高い子達なだけに、
ここではあえて贅沢を言わせて貰うことにします。
まず瑠香ちゃん。エモさと特徴的ファルセットは天性のものなんだけど、以前からの長所でもあり欠点でもある荒削りさが解消されていない。
言わせて貰うと、歌唱が数年前のデビュー当時からずっと同じ。
頻繁にピッチがズレるので、ユニゾンでもう少し合わせていくことも覚えてほしい。
年齢を経ることによるもう少し楽曲による表現の違い、緩急を出せるようになるといいな、と思う。
もう一人のなっちゅん(奈々聖ちゃん)。
僕はこの子の声質が大好きなんですけど、
最近頑張りすぎてちょっぴり喉を痛めていませんか?(二部構成の二部だけ聴いたから、というのもあるけど・・・)
ピッチの透明感と安定感が、以前ほどでないような気がするんですよね。
残りの3人はそれぞれだいぶ上手になりました。
でもまだまだ上記の二人に追いつける状況にはない。そこら辺り、グループとしてどういう方向に持って行きたいのか、引き続き2トップに比重を置くのか、それとも全体の底上げを狙うのか、がこのツアーファイナルではわからなかった。
グループアイドルっていうのは、ある時をきっかけに
個々のスキルの成長がグループの成長に繋がる
とか、
楽曲によってグループが育つ
っていうのがあるんだけど、そこがまだ見えない。
要するに、殻を破れていない
ってことなんですかね。
☆路線と楽曲について。
ここ1年に発表された楽曲も、「まじめな王道アイドル」系とか、「ぶっ飛びパラパラ」系とか、「メタル」系とか、色々挑戦しているわけなんですけど、
現時点では「元々の芯=コンセプト」が弱いところで手を広げすぎて、最終的にどこに着地したいのか、がわからず、地に足がついてないのが気になります。
わーすたのコンセプトって言えば、多くの人にきけば
『kawaii』
っていうワードが出てくるわけですけど、
これって実は漠然としたふわふわしたものなんですよね。
そういうコンセプトにすがってワールドスタンダードを謳って色々なジャンルはやってるんですけど、そうなると、ライブの構成で、折角の楽曲の振れ幅の使い分けが出来てないような気がする。
曲の多彩さの割にはライブの色彩が常に一緒なので、
時には目先を変えてみてもいいかも。
具体的には、全部ネコ耳でやる必要はないし、
メンバーのユニット曲の入れ替え、じゃなくて
アコースティックでやってみる
とか、
バラードしかやらないライブをやってみる
とか、
全曲他のアーティストのカバー
とか(前は定期公演でカバーやってたよね)、そんな感じでもいい。
新曲もはたまたアニメとのコラボなんだけど、それだとどうしても
「まじめなんだが無難」
な方向に行かざるを得なくなるんで、インパクトは薄まってしまうんですよね。
(それでも、「プリキュア」ならいいんだろうけど、「プリパラ」だとちょっと厳しいかなぁ・・・。)
パラパラ系路線も、『うるチョコ』がオタの度肝を抜いた最高の出来だとして、その後の『ゆうめいににゃりたい』→『ぱらどっくす』
と、前作を超えて行けてない印象があるんですよね。
一旦鈴木まなかさん(楽曲の作りがまじめすぎて?)
から離れた人に楽曲をお願いして、
コンペティション方式で新機軸を探ってみても良いかもしれませんね。
☆聴衆はどういう人を対象にしているのか。
運営さんの物販のセンスに疑問。生写真(売ってたっけ?)とかTシャツを売るならもう少し販売時間とか、デザインを考えた方がよいのではないだろうか。
加えて、物販でオリジナルのペンラを売らないのは、予算不足だとは思うけれども、色分けグループをやってるんだったら駄目だと思う。
是非考えてみて欲しい。
会場をペンラで埋め尽くすのが嫌なんですかね?
静かに集中して『Zili Zili』とか『ちいさなちいさな』聴いて欲しいんですか?
それとも、沸いて欲しいんですか?
推しジャンとかマサイも禁止してないけど、会場の雰囲気をどういう感じにしていきたいのか、そういうところがわからない。
「わーしっぷ」(わーすたファンの総称)
は男女含めて比較的緩い感じの集団なイメージがありますが、そこらあたり、かなり迷っているのではないだろうか。
その結果、
この現場は、アイドルストリートのお姉さんグループにいるような、グループの成長展開に足を引っ張るような
身勝手な厄介オタは少ない(撮影可なので、アホは簡単にネットで晒される)
かわりに、グループの背中を押して上げられるような人たちも出てこない。
ように思える。
わーしっぷさんたちは撮影したり、推しジャンプしたり、ペンラ出して振りコピしたり、コールしたり、っていうのがバラバラで統制がとれてない。
女オタさんもまあライブを静かに観てるが、ここを支えている、っていう感じがない。
その徴候は半年前、さらに1年半前に見た時より顕著になっている気がするんですよね。
自由で平和なのは良いんですけど、ちょっと熱が足りないかな、とは思いますね。やっぱり兼オタやDDが多いのかなぁ・・・。
ライブ終わったら自由解散、みたいになってる。
ライブ終わった後に、オタが感想戦でその良さについて語り合えるようなライブ、っていうのが理想のライブで、そのコミュニティが広がっていくのがいい現場だ、
というのが僕の持論ですが、そこらあたり、どうなんでしょうかね。
詳しい方、是非教えて欲しいです。
実は、この日とってもいいな、ってお思ったことがあります。
ライブの終了前にメンバー5人の挨拶があったのですが、
メンバー5人全員、
わーしっぷさんたちに対しての感謝の気持ちをすごく表現していた
のがすごく印象的でした。
僕は色々な現場に行っていますけど、アイドルメンバーたちが
ここまでファンに感謝する言葉を述べる現場はなかなかない
のですよ。
特になっちゅん、6ヶ月前にもライブ終了時に泣いてましたが、今日も泣いちゃってました。
こんな良い子たちに、もっと良い景色を見せてあげたいと思いませんか?
オタはもう少し考えて上げた方がいいと思います。
それなのに現場がなかなか熱くなっていかないのはなぜか、と考えた時に、やっぱり楽曲とコンセプトの芯がない、っていうところなのかな、とは思う。
わーすたってどういうグループなのか、っていうことを、メンバーとオタがちゃんと他の人にきちんと説明できるのか、そして共有できているのかっていうのが問題点だと思いますね。
(「kawaiiだけじゃ、だめなんですか?」(←夢アドⓇ)
→はい、駄目ですww
それ(どういうグループなのか)を知るために、
メンバー自身がどの曲が一番好きで、どの曲に思い入れがあるか、というような「ストーリー」を知りたいな、と思った。
一方のわーしっぷも、わーすたのそれぞれの楽曲に対する愛情がどれだけあるのか、がよくわからない。
今、楽曲の人気投票したらどうなるのかな。結局オタは
『いぬねこ。』と『うるチョコ』
が圧倒的に得票しちゃう気がするんですよね。
提案ですが、一度、私立恵比寿中学の『職員会議』みたいに、
アイドルストリートのスタッフとオタの代表
で、今後の方向性、どうやってわーすたを盛り上げていくのか、について話し合ってみる場を設けてみるのもいいのではないか、と思う。
なんでこんな厳しいことを言っているか、と言いますと、はっきりいってアイドルストリートのお姉さんグループたち、今年はかなり厳しいと思っているわけですよ。
(特にスキャンダルの後始末の展開がよくわからないまま開店休業に陥ってるG○Mのメンバーはかわいそう過ぎですよ。)
そんな中でわーすただけは絶対まだなんとかなる要素があるから、期待してるんですよ。
昨年夏の
ももクロ「夏のバカ騒ぎ」
の時、前座的にももクロの運営主催で、会場敷地で行われたSIF(しがこうげんアイドルフェスティバル)にわーすたが呼ばれたんですけど、
これまでももクロしか観たことのない大半のモノノフ(ももクロのファン)たちが初めて見たわーすたに対して、
そのカワイさとスキルに驚いて一同に目を瞠った
、っていう事象があった(ツイッターTLで話題になった)んです。
このことは知ってもらっておいた方が良いな、と思います。
また、この日のライブでは、わーすたの現場に
数日前のエビ中の武道館ライブの物販で発売されたペンラ「Pride」とか「迎春大学芸会」を持ちこんで点灯してる女の子を数人みかけました。
多分、楽曲の振れ幅の大きさ、kawaiiものが好き
、そして、ちょっぴりカブいてるものが好きという点では、
ももクロやエビ中といったスタダアイドルとわーすたのファンとは、通じるものがあると思うんですけどね。
そこらあたりのファンをうまく取り込んで共存共演を狙う算段はしていってもいいんじゃないですかね。
あとは
「芯、ですよ、芯。」




