1月21日(日曜日)ももいろクローバーZ「ももクロ2018 OPENING~新しい青空へ~」
in 幕張メッセ国際会議場9~11ホール(千葉県 千葉市美浜区)

(↑写真提供:キングレコード / EVIL LINE RECORDS)
1月15日に電撃的に卒業を発表した、ももいろクローバーZ(ももクロ)の緑:有安杏果ちゃんの、これまた急遽行われた21日の卒業ライブについて書こうと思います。
と、言いたいところなんですが、AE(ももクロファンクラブ)会員の自分はものの見事にこの抽選にハズレまして(汗)。
大体ファン数が漸減してるとはいえど、実質数で依然10万は下らない全国のモノノフ(別名ノフ=ももクロファン)に、こんな絶対行かなきゃならなくなるメチャクチャヤバイライブに1万5000組25000席程度の会場でおさまるはずもなく。
ツイッターなどでは落選まつりのチケットを求めるファンの切実な(強引な?)声がTLに溢れかえっていました。
かつての自分なら、間違いなくその渦にとびこんでいたんでしょうが、実は自分、このところずっと体調が芳しくないんです。
この歳ともなると、色々ガタが来ているみたい。
(2月に精密検査を予定しています 更新も遅れがちになるかも)
と、いうわけで、
会場推しも現地のライブビューイングもパスし、早々にAbemaTVの生中継観戦組を決め込んだ訳でして。
なので、現場の生の雰囲気もわからないし、レポートもへったくれもあったもんじゃない。
ネットテレビをみた人も滅茶苦茶多いでしょうし、今更何を書いてもしょうがないような気もしますが、
一応AE歴5年、いわゆるZ新規のノフの端くれとして、節目のライブを自分もリアルタイムで目撃してたんだ、っていうことを宣言して、備忘録的な形で記事だけ残しておこうと思います。
(とりま、AbemaTVさん、どうもありがとう。これからもアメブロで続けます。どこかのアイドルグループみたくLINEブログに乗り換えたりなんかしないwから安心?してね!)
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さて、17時開演。
すごい人の数だ、っていうのは映像からも伝わってくる。幕張の3ホールぶち抜きで25000人集客、っていうのは3年前の6月にBABYMETALがやってまして、それには参加してるんだけど、その時はペンライトは禁止だったから、これだけの数のペンラがスクエアに奥まで広がる光景、っていうのは多分史上初に近いものがあるんだろうな、と。
多分ステージ側からみたら、水平線までペンラの海が広がる、素晴らしい光景だったんだろう。
舞台の構造はいたってシンプル。
普通のひな壇があって、後方スクリーンでは披露楽曲毎にメンバー5人のアルバムやシングルでのジャケット固定ショットが交換していく形。
急遽発表で会場を抑えるのもやっと、でステージのデザインをあれこれする時間がなかったのだろうが、
ここは、杏果ちゃん最後のステージに余計なデザインなど不要、パフォーマンスだけに集中して目に焼き付けてもらおう、という趣向だった、と肯定的にとらえておこう。
オープニング映像は杏果ちゃんのメッセージと恒例の立木文彦氏のナレーション。
杏果「アーティストでやってたら映画や舞台なんかはきっと経験できなかっただろうし、アイドル、ももクロだから経験できたことがあった」
の発言にウンウン、と頷く。
立木氏
「道なき道を進む!だから生まれた、新たな分かれ道。見上げれば、新たな青空が広がっている」
みたいなライブタイトルとからめたナレに、
相変わらずうまいこと言ってくれちゃってんな、スゲーな、なんて感心する。
もうみんな当然知っているだろうけど、一応セットリストをおさらいしておこう。
M00 overture
M01 Z伝説~終わりなき革命~
M02 未来へススメ!
M03 ゴリラパンチ
M04 仮想ディストピア
M05 白い風
(MC)~自己紹介
M06 行く春来る春 ※トロッコ移動
M07 ツヨクツヨク ※トロッコ移動→メインステージ
M08 words of the mind -brand new journey-
(映像)有安杏果名場面集(ナレーション:立木文彦)
M09 BLAST!
M10 DECORATION
M11 行くぜっ!怪盗少女
M12 灰とダイヤモンド
M13 走れ! ※トロッコ移動
M14 モノクロデッサン ※トロッコ移動
(MC)~メンバー4人から杏果へのメッセージ
M15 新しい青空へ(※4人から杏果へ送るサプライズ新曲)
(MC)~4人から花束贈呈
(MC)杏果ラスト挨拶→杏果退場
(松崎しげる登場)『愛のメモリー』→5/23 TOKYO DOME10周年記念ライブ発表
M16 あの空へ向かって(※4人新ver.)
(ラストMC)
今回のライブ演出に関しては、とにかく会場を急遽抑えた、ということもあって、フォーメーションを確認する時間もそれほどなかったこともあってか、演奏楽曲の数を絞るに絞って、それほど派手な仕掛けはなかったように思う。
トロッコなどの移動もオーソドックスであったし、余計なゲストもない仕様であった。
その分、去りゆく杏果ちゃんと、残る4人のメンバーとのやりとり、に時間を多く割いていた。
沢山の楽曲を詰め込んだ、サービス精神旺盛な長いももクロライブに慣れているモノノフとしては、思ったよりも早くお別れの時間が(開始90分弱)来たことにちょっと驚いた人も多かったかもしれない。
ただ、5人が全員それなりのことをしゃべる、となるとやはり相当の時間を消費することになるのは想定されるので、このような形で精鋭の楽曲だけで構成し、
杏果ちゃんとメンバーの別れの時間、をモノノフとたっぷり共有する形をとった
のは正解であったと思う。
まずはこの日の楽曲とライブ演奏についての感想。
AbemaTVは映像こそ荒いもののカメラワークと音質はかなり良くて、メンバーの表情をよくとらえてくれたので、映像で見ている側としてもお茶の間にいてライブに感情移入できた。
先述のように、長時間多数曲ライブが定番となっていたももクロにしては曲を絞って、暗転を効果的に使って、曲と曲との間に時間を取ったりすることで、余韻を味わせる演出になっていた。
杏果ちゃんの歌や動きの見せ場の多い曲を選んで、フォーメーションもこころなしかいつもより杏果ちゃんが多めにセンターに来るように配置し直していたような・・・。
ここでひとつ気づくのは、
実はこの日のセットリスト16曲のうち、節目となる部分で歌われた
『BLAST!』
『DECORATION』
『怪盗少女』
『灰ダイ』
『モノクロデッサン』
『白い風』
の6曲(※どこでもたいてい使われる『overture』は除外)
は昨年末の12月13日&20日のももクリ(ももいろクリスマス2017東京&大阪公演)でも披露されている、ということ。
そのうち『DECORATION』は13日のみだが、それ以外の5曲は13、20両日とも歌っている。
(気になる方はネットで確認して貰いたい)。
僕は昨年のももクリ13日ライブを観に行って、
メンバーの体の動きのキレ、表情、感情移入、歌唱すべて、これまでみたももクロ史上最高と思うくらい完成度の高いライブであったと報告している(→その時の記事はコチラ)。
この日、昨年のももクリで演奏されたこの6曲のうち、
序盤第一ブロックの大事なラストM05に「白い風」を入れて、着替えて出てきて後半のキモともいえるラストのM09~M14あたりにももクリでもやった残り5曲が固まってたたみかけるように演奏されていたことに僕は注目したい。
この後半のM09以降。
表情、動きの良さ、間の取り方。メンバーが笑顔でタッチし、ハートを作ったり、肩を組んだり。
1/15の卒業発表以降、ネットではその理由について、メンバーが不仲だった、イジメがあった、などと色々つまらない憶測が飛んでいたが、ステージの上ではそういう雑音を一切排除するクオリティのパフォーマンス。
やっぱりももクロはトップアイドルだ
っていうのを知らしめる出来だった。
端的に言ってしまえば、つい1ヶ月前にやってて完成されてる曲だからやりやすいってことはあるだろう。
あるんだろうけど、今のももクロは大人になってもすごいトップアイドルであるというのが、この6曲だけ聴いても証明できる、と僕は強く思えた。
それくらいこの6曲で感動したし、
だからこそ、
この5人でまだまだやれるのに、惜しいな~
なんて見ていて僕はすっごく思ってしまったわけです。
ただ、演奏としてのクオリティ、という点では、
『モノクロデッサン』までの杏果ちゃんとの5人のももクロセッションがピークであったことは否めない。
実際にあと残り2曲やったが、簡単に感想を述べておく。
この日、メンバーの杏果ちゃんへのメッセージと杏果ちゃんの挨拶との間に、メンバーからのサプライズ演奏で『新しい青空へ』が演奏された。
「♪空が好きだったあなたへ」
で始まる全員の今の気持ちを歌詞に乗せた曲。
杏果ちゃんへの印象や性格を残り4人メンバーからみて表現し、メッセージを歌詞に乗せた楽曲。
サプライズ、という点は評価できるが、ある程度この展開は読めていた。
わかりやすいメロディといかにも、な歌詞で、いかにも突貫工事的な曲ではあるので、聴いてるこちらとしてはあまり感情移入出来なかった。
杏果ちゃんも驚いてはいたようだけど、ちょっとここらは予見してたっていうか、あまりサプライズとして嬉しそうに見えなかったのはある意味仕方のないところか。
でも、(高城)れにちゃんが泣いて歌えなくなっちゃうのを見ててれにちゃんは本当に優しい子なんだな、とれに推しの自分はほろっとしたりして・・・。
(後でも触れるが、杏果ちゃんはれにちゃんには一番気を許してたんじゃないか、と思う。)
杏果ちゃんが去った後に4人メンバーになってラストに一曲演奏したのは、
『あの空へ向かって』。
選曲も申し分なし。
4人で1曲だけしかやらなかったっていうのが実にいい。
これで何曲もやってしまったら杏果あんなに早く下ろして
準備してたんかい!?
って杏果ちゃんのファンは怒るだろうw。
そして、画竜点睛を欠く4人のパフォーマンス(笑)
会場にはいつもの?ごとく
『世界のももクロNo.1』コールが巻き起こった。
心情的にはそうなのだがクオリティががた落ちなのが手に取るように分かる。
しかし、これは不安とともに、新たな希望を呼び覚ます、っていうのがあって、
だからこそ今から4ヶ月間の間に仕上げて
5月23日の結成10周年記念TOKYO DOME公演を見てみたい、
っていう気持ちにさせられるエンディングであった。
さて、ここからは、
メンバーからメンバーへの長い長いメッセージタイムについて振り返ってみよう。
これは当然映像化されるであろうし、他の媒体でも書かれてて皆さん内容はご存じでしょうけど、一応後の感想のところにつながるので詳細を書いておきます。
ちなみに、ナタリーさんなどに公開されたのはだいぶ修正美化して書いてある。
僕の映像をみた記憶ではもう少しメンバーの表情もこわばっていて、感情の交じった生々しい感じのメッセージだったと思う。
(まあ、自分もあまり自信もないのでより原文ママに近づけて書きつつ少し思い出補正で美化します。各人個人の記憶と確認照合して反論があったら受け入れます)
一人一人確認していこう。
高城れにメッセージ要旨
まとまりのない話になってしまうかも知れないけれど言わせて下さい。
杏果から卒業の話を聞いた時、心の底から『バカヤロー!』って思いました。
『何で今なの!?』とも思って、何度も『考え直すように』、って言って、しつこくなっちゃったかも知れない。
でも、杏果にはすごく感謝しなければならないことがあって。
杏果が入ってくれた時、『ダンスがうまく踊れない』って話したら、ダンスのことを見てくれたり、『こうした方が良いんじゃない』って言ってくれた。また、緊張しぃの私に手を握ってくれたりして、緊張をほぐしてくれた。私が手を骨折した時には、いつも私がライブで面白いことをする係なのに(出られないので)、かわりに面白いことをしてくれたりして。
骨折の手術の時も、(私の)ソロコン(ソロコンサート)の時も、誕生日の時も、いつもLINEでメッセージをくれて、それがすごく支えになっていました。
『これから先、どうなっちゃうの?』って思っているんです。取材などでは
「4人は4人で前を向いて行く」とは言っているし、杏果は杏果で進んでいくって言っているんだけど、私は正直なところまだ実感がわきません。でも決めたことだから・・・。
杏果と一緒にやってきた5人のももクロ(の期間)を心の支えにして、これからは4人でもっと色々なことにチャレンジして、これまで見られなかった景色を見られるよう、大きくなりたいです。
杏果も私たちで一緒にやってきた8年間を宝物にしていてくれたら嬉しいです。お疲れ様でした。
『事務所に推され隊』を杏果ちゃんと二人で結成し、お互い端っこ後ろにいたれにちゃん。
最年長で元リーダーだが、あまりに気持ちが優しすぎて人に寄り添う気持ちが強すぎるので、一緒に悩んで沈んでしまうタイプ。
と、いうことでグループを牽引していく係は百田夏菜子ちゃんに譲ったともいえる。でも、そんなれにちゃんだからこの日も一番泣いてしまっていたし、杏果ちゃんも心を許して、一番LINEなどでやりとりをしていたのではないか、と思う。
この日のメッセージもそんな優しさが溢れたメッセージであったと思う。
佐々木彩夏メッセージ要旨
8年間まずは、お疲れさまでした。
杏果との思い出を振り返ると、入ってきたときが一番印象的です。私も途中加入組だったんだけど、自分が入った時にメンバーにすごく優しくしてもらえたので、自分も新しい子が入ったら(積極的に)優しくしようと思っていたら、有名な子役が入ってくるってことになって、私が落ちたオーディションをバンバン取っていった『あの有安杏果が』入ってくるってなっちゃって(笑)。ダンスも歌も上手くて、教えることが何にもなくて・・・(苦笑)。
でも、私もももクロに入って戸惑ったことがあったから、そんなとき一緒にいてあげられたらいいな、って思ってやってきました・・・(涙)。
これから杏果(の人生に)は色々なことがあると思うけど、
『ももクロをやめて良かったな』
って思うくらい、幸せな人生を送って欲しい。
そして、私たちは、杏果に
『あぁ、ももクロをやめなきゃ良かったな』
って思わせるくらい、これから輝いていきたい。
杏果、これからも素敵な女の子でいて下さい。杏果がいなくなると寂しいし、車で隣に座る人もいなくなるし、写真で隣に立ってた人がいなくなってスカスカになっちゃう気がするけど、ももクロが4人になっても、
『ここには5人目の杏果がいつもいるんだ』、
って心に刻みつけて頑張っていきます。今まで隣にいてくれてどうもありがとう。
あーりん、4人のメッセージの中で一番『大人』で洗練されたメッセージだった。
杏果ちゃんのことを立てつつ、しかも面白いエピソードを披露。そして、ラストの「やめて良かったな」「やめなきゃ良かったな」の対比の言葉や、5人目の杏果がいるんだ、などの表現が秀逸で、聞いてて少し泣きそうになった。
これは彼女のママが推敲したのだろうか?そうじゃなくその場で自分で考えて話したのだとすればすごい。
MCをずっとやっていき機転が利くという点でやっぱりあーりんはとてつもなくアイドル性が高く、まだまだアイドルとして表舞台でやっていける、と思える。
玉井詩織メッセージ要旨
8年間ありがとう。
もう8年たったんだ・・・杏果が入ってきた時のことは、まるで昨日のことのように思い出せます。髪の毛がサラサラな子が入ってきたな、っていうのが第一印象でした。
杏果とは学年が1つ違うけど、実際は誕生日は3ヶ月しか違わないので、同学年だと思われやすい感じで、しかも同系色(黄色&緑)なのでなにかと一緒にいることが多かったよね。いちばんちびっこい二人だったのに、今は一番身長差が離れて(笑)。
杏果と私は血液型も一緒なのに、性格は正反対。ブログを更新する人、しない人(笑)。ちゃんと勉強する人、全然しない人(笑)。
自分に持っていないものをもっているので、杏果はいいな、ってひっそり思ってて、ももクロの中でも
いいライバルみたいな存在
でした。
杏果と私たちはこれから別々に歩んでいくけど、8年間一緒にももクロとしての時を刻んできたのは紛れもない事実だし、そのことは忘れないでいてほしい。
これから私たちは4人で頑張っていきます。杏果が得意のネットサーフィンなんかしなくても、(真っ先に検索でヒットできるよう、テレビですぐ見かけられるよう)私たちが何をしているかすぐわかるように、見守っていけるように頑張ります。
杏果ちゃんとは一時期一番距離があったと伝えられるしおりん。
やっぱり杏果ちゃんをライバル視してたんだ(笑)。
メインの夏菜子ちゃんを崇拝、いや溺愛し、
「スーパーサブ」として、
パフォーマンスだけじゃないおバカなももクロ(≒夏菜子ちゃん)のコンセプトすべてを肯定し支え、時には心地よく流されてきたしおりんには、そういうコンセプトにちょっぴり距離を置いて自分のペースを守り続ける杏果ちゃんとは相容れない部分はあったかも知れない。
それでもなんどもぶつかって、理解しあえた部分はあったのかな。
個人的にはTVの『ももクロChan』の「杏果の大喜料理」コーナーや、「杏果の鳥嫌い克服コーナー」で杏果ちゃんと一緒に泣いて苦しんでるしおりんが印象的だった。
百田夏菜子メッセージ要旨
8年間お疲れさまでした。
杏果とは(口内炎が出来やすい者同士で)口内炎の薬情報をよく交換しました(笑)。杏果へ渡した最新のプレゼントも新しい口内炎の薬で(笑)。これからも新しい口内炎の薬を見つけたら、真っ先に杏果にプレゼントするね!
4人になるって、まだ想像できなくって・・・。
杏果が伝えてくれた時
『あぁ、杏果の中で決まってるんだ』
ってのが、すごく伝わってきた。でも、最初はどうしても飲み込めてない自分がいて
『どうしたらいいのかな??』
っていっぱい考えました。
でも、杏果がいっぱいいっぱい悩んで、一人で苦しんで決めた道を、私たちは応援するのが一番じゃないか、って思いました。
あまりにも真っ直ぐ過ぎて、伝えることはできなかったんだけど・・・・
『10周年、本当は、5人で迎えたかったです・・・。』
5人で結成10周年を迎えられると思っちゃってる自分がどこかにいて、
『あ、かなわない夢もあるんだな』
って。それは感じているけど・・・。
でも・・・これから別の道を歩いて行って、お互いがお互いの夢を叶えていけるよう応援したいし、私たちも頑張っていきたいなって思います。
沢山のモノノフと、私たちメンバーの想いをいっぱい受け取って、笑顔で新しい道に進んでいって下さい。今まで本当にありがとう。
リーダーは折角の杏果ちゃんとの最後の日にまでアホなコメントをするんじゃないか、って口内炎話がでてきた最初はちょっと焦ったけど、うまく戻してくるのがさすが、って思ってちょっと最後はうるうるした。
10周年を5人で迎えたかった、
という言葉はちょっぴり「うらみごと」をこめた本心だったと思う。
ただ、ではなぜ一緒に迎えられなかったのか、ということに彼女に自覚があったのかな?とは思った。
いつも思うことだが、夏菜子ちゃんは自分がリーダーだっていうプレッシャーはあまりないのかもしれない。
彼女に会って話をすれば、会う人会う人それが有名人であろうと一般人であろうとみんながその魅力に引き込まれ、引っ張って行かれる。
彼女の言動がすべての物事の中心になっていく。
生まれつき、そういう資質をもっている子なのだと思う。
だから運営や取引先?は彼女を重用するし、
いつしか夏菜子ちゃんの発言がももクロの目指す「道」になって、
「センターの夏菜子ちゃん≒ももクロ」
みたいに自然になっていった。
そして、夏菜子ちゃん自身は、それに応えてどんどん成長していける子。
そういうまぶしさがあって、しおりんなんかはそのまぶしさを素直に受け止めているんだろうけど、それ以外のメンバーにとっては、いやそうじゃない、とか、微妙な感情も時にはあったのではないか。
あまりに純粋すぎて、人間のネガティブな感情に気づかない鈍感力、
が夏菜子ちゃんの最大の魅力でもあるのだが、
そこが杏果ちゃんとの分かれ「道」になった、
ということなのかもしれない。
ここからは、サプライズ曲を挟んでの杏果ちゃんのお礼の挨拶を見ていこう。
有安杏果ラスト挨拶要旨
きっと急遽5人バージョンから、4人バージョンに変えなきゃならなくなるから、すごく迷惑かけたな、って思っていたのに、私一人のために曲まで用意して祝ってくれてありがとう・・・。
れに、かなこ、しおり、あーりん・・・。本当にありがとう。
この4人には沢山のことを教えてもらいました。
あーりんには、
『いつ、どこでもアイドルでいること』
を教わりました、ありがとう。
しおりんには、
『どんな時でも冷静に周りを見られる優しさと、進行できる強さ』
を教わりました。すごく強く大人になっていくしおりんにびっくりしました、ありがとう。
夏菜子は、
『リーダーとしての責任感』
を教えてくれました。背中がとても頼もしかったです、ありがとう。
れにには、
『自分がどれだけつらく苦しんでいるときでも、相手のことを思いやることの出来る、温かい優しさ』
を教えてもらいました。沢山助けてくれてありがとう。
ももクロが、れに、夏菜子、しおりん、あーりんの4人で良かったと、本気で思っています。
さっき夏菜子が言っていたけど、
本当は10周年、私も5人で迎えられる
と思っていました。
でも、
『4人のこれからのためには、こうするしかなかった・・・。』(涙)
ももクロは『奇跡の5人』ってよく言われるけど、私はそう思ったことはないんです。
私は、この4人と、モノノフさんで『5人』だって思っています。
だから、ファンのみなさん、10周年、20周年も、この先も、この4人のことをよろしくお願いします。
この4人がいてくれて、スタッフの皆さんにも支えてもらって、8年間、やってこられました。今日もこのステージを作ってくれてありがとうございます。
そして、何よりも、いつ、どんな時でも、優しく、熱く応援してくれるファンの皆さんがいたから、この8年間やってこられました。幸せなアイドル生活8年間をありがとうございました。
(下手へ移動し、深々と一礼)
(上手へ移動し、深々と一礼)
(中央に戻って)
私は、この8年間で、沢山いっぱいのことをやらせてもらって、やりきったと思っているので、もう後悔はないです。なので、これからはみんなにうらやましがられるくらい、自慢できるくらい、幸せになりたいと思います。本当に突然の発表なのに、私のワガママを受け入れてくれて、大勢の人が集まってくれて。8年間一緒に歩いてきたみんなが
『お疲れ様でした』
って言ってくれて、・・・本当にありがとうございました。
これからも、この4人のことを、よろしくお願いします。
最後に壇上に昇って中央で微笑みかける杏果ちゃん。
「本当に8年間ありがとうございました!バイバイ!!」
のセリフを残して
モノクロデッサンのメロディにのせて、静かに沈んで消えていく杏果ちゃん。
一つの時代が終わった・・・。
杏果ちゃん、確かに涙は流していたけれども、サプライズ曲のプレゼントにも泣き崩れるようなこともなく、
すでにすべてをやり終えた、未練はない、というやすらぎの表情になっているのが印象的だった。
「これで終われる」
安堵感すらただよっていた。
多分、卒業を希望した時(だいぶ前?)相当運営から引き留めがあったであろうし、
12月下旬(メンバーに知らされたのは多分ももクリの後、と推測)
にはメンバーからも相当の引き留めがあったと予想される。
12月31日の年越し企画では(僕は観ていないが)ほとんどしゃべらなかった、という情報もあり、わだかまりもあったのかもしれない。
この日のメンバー、杏果ちゃんの「ありがとう」という言葉も、トーンがどことなくぎごちなかったのもそれを象徴していた。ただ、それをどうこういうつもりはありません。
「奇跡の5人」というマスコミ?ファン?が作った言葉を、一番嫌がっていたのは杏果ちゃんだったのかもしれない。
ももクロが人を笑顔にするのが使命、だとして、
自分がその役に適しているのか、ずっと悩み続けていたと思う。
自分はそんな人間じゃない、一番冷静に、客観的に自分を見つめられる子であり、自分が本当は何をやりたかったか、そして、それには何が足りないか、というのも分かっていたんじゃないかと思う。
いつまでも、画伯だの、肝試しだの、大人検定だの、っていうことを続けていることが出来るのか、そういう疑問をもって活動していくよりも、潔く決断した。
ももクロでなければ見えなかったもの、経験できなかったものもあったが、ももクロをやっていては見えないもの、経験できないものだってあるはず。
杏果ちゃんは子役からずっと芸能の世界でずっとやってきて、年齢=芸歴な子で、そんな中で大学にも入ってしっかりと勉強した卒業した22歳という節目に、アイドルを卒業して、色々外から社会勉強してみたい、と思うのは自然のなりゆきだと思えます。
彼女の決断と、その勇気に拍手を送りたいと思う。
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(考察)
夏菜子ちゃんの
「10周年は、本当は5人で迎えたかったです・・・。」
の言葉と、
杏果ちゃんの
「10周年を5人でやれると私も思っていた。でもこれからの4人のためには、仕方なかった」、
という返答は
おそらくお互い本音でしょう。
メンバーは結成10周年をドームでやるかは知らなかった(あるいは知っていた?)かもしれないが、大きい場所でやるであろうことは事前に想像していたと思うし、
多分杏果ちゃんも卒業を申し入れた時に、最初は10周年ライブでの卒業か、それを終えてからのツアー終了後夏くらい?の卒業、くらいのプランを考えていたのではないかとも思えます。
でも、二人の思い、
それはマネージャーの川上さんが許さなかった
んだと思う。
「10周年を卒業ライブにする」
などと発表すれば、東京ドームは瞬間風速で軽く埋められたでしょうが、
もうそれを見納めにファンはついてこないと思われます。
(古い話になり恐縮ですが、大昔にキャンディーズが東京ドームの前身の後楽園球場で解散コンサートをやりましたが、
オールドファンは、ついついそういうイメージを重ねてしまいますね。)
ドームをピークに人気凋落。
では、ももクロの今後の活動に支障がでて4人がかわいそう過ぎる。
それならむしろ、10周年を
「4人のリスタート」
と銘打って前向きなイベントにしていくことで話題提供をし、
5月23日まで
4ヶ月しっかりと準備期間をおく
ために
バタバタ慌ただしくはなってしまうが逆算して
この1月21日に杏果ちゃんを卒業させる、
という判断が働いたのでしょうね。
これは、杏果ちゃんにはかわいそうだけど、興行としては正しい判断だと思います。
だいぶ長くなったのでそろそろまとめます。
今回の杏果ちゃんの突然の卒業に関しては、ネットでも報道でも色々な人が多くのことを語っていて、どれも当たっているともいえるし、どれも違うのかもしれない。
この日ラストの映像で、あーりんが、
「22歳で同い年の子は今年みんな就職活動をしてるんだな」、
みたいな話をしていて、やっぱり大人になると、一般社会の人とアイドルという職業の違い、が見えてくる。
そういう中で、いつまで今のお仕事を続けていけるのかって疑問に思うことは絶対あるはずなんですよね。
そこで自己犠牲を払って続けることを選ぶのも尊いし、それを潔く辞めることを選ぶのも尊い。
アイドルグループなんてのは、誤解を恐れずにいえば、実際は学校の部活の延長みたいなものです。
部活って確かに入ると辞めづらい雰囲気はあるけど、卒業すれば誰もが辞めることが出来る。
しかし、ももクロは国立競技場を経て、東京オリンピックまで??みんなを笑顔をするために戦い続けることが義務づけられてしまった。
ももクロは大きなシステムになりすぎて、いつの日か止められない永久機関になってしまいそうだった。
それを疑問を持てずにやっていけるメンバーと、
少し疑問をもっていたメンバーの温度差。
が今回の根底にあったと思う。
それはどちらが正しいとか正しくないとかではなく、個人の趣向であり、個人の尊厳でもある。
スターダストが営業利益を優先させて個人の尊厳を無視するようなことをせず、形の上では円満退社の形を取ってくれたのは良かったと思う。
おかげで、汚い芸能の裏を見なくて済みました。
一人が止まった時にはグループすべてが止まっちゃう、みたいな義務感にとらわれて続けることをしなくてもいい、
ももクロみたいなビッグなグループでもメンバーが辞めちゃって良いんだ~
っていうことを、ももクロとももクロの運営が証明してくれたことはアイドル志望の子にとってはなにげに大きい??かもしれませんね
(いや、良いのか悪いのかよくわからないけどw・・・・何の根拠もなく言ってみたw)。
兎にも角にもこれからは4人のももクロ。
どうなりますか?
この日の4人パフォはイマイチだったけど、
4ヶ月後、どこまで仕上げてどういうパフォーマンスを魅せてくれるのか??絶対スゴイものが観られるような気がするんだよなぁ~
運営の手にまんまと乗るのは気に入らないwけど、ドームの5/23は水曜日。仕事さえトラブルなければ職場から行けそうです。
それまで自分の体調が心配ですが・・・。
(まずは2月の精密検査が何もないことを祈るのみww)