忘れぬうちに。




12/24に行われた、"龍宮城 WINTER TOUR 2023 -SHORYU-"へ行ってきました。AAA(avex)とHiHi Jets(ジャニ)とアンジュルム(ハロプロ)の関連しかライブに行ったことがなかったので、スタダ関連は全くもっての初。





秘密少年で共演した大東くんが好きだったので、そこからメンバーを知り、楽曲を詰め込み、ライブに行ってきました。

このライブまで絶対に公式のMV・ライブ映像・ダンプラしか見ないと決めて、オーディション映像(オーディション披露楽曲を含む)やパーソナルな部分が分かる映像は全く見ませんでした。特に推しも定めず、ライブパフォで惹かれた子を推しにしようと。年齢も経歴も全く未知のまま、名前と顔とMV衣装とオリ曲のみ覚えました。本当に何も知らないので、感想も皆様のご意見と合致しない可能性がありますが、悪しからず。





以下感想。他のTwitter主様からセトリ確認させていただきました🙏

0. overture
この瞬間からゾクゾクした。ファーストタッチでここまで心が持っていかれると思わなかった。放心状態すぎてあまり記憶にないのが正直。

1.火炎
すみません、本当に曲を知りませんでした。後からアヴチャン属する女王蜂楽曲だと知りました。申し訳ないです。今までに行ったライブって初っ端の歌い出しからボルテージ爆上げという感じの曲だったから、歌い出しが抑えめなのは意外だった。かと思いきや、曲中盤の和楽器要素からEDM系に移行する瞬間が清々しい程に狂気を感じた。

2.レイトショー
秘密少年で聴いていたけど、SHORYUの衣装でライブという観点から聴くのはまた違った印象。全ての歌詞を聴き取れた訳ではないけど、あれはドラマの登場人物毎の当て書きなのか、?玲矢くんだけ要素を感じ取れなかったけど、特に和馬くんと雅人くんの歌詞。ただ、高校で舞台を作るというストーリー×夜行になり日光を避けなければいけない→夜に映画を見るという観点から"レイトショー"になったのかと、終わった直後に頭フル回転させた今更の解釈です。聴いていた当時は全然呆気にとられていました。

3.SHORYU(→↓↘︎+P)
分かりやすく会場のボルテージが1段階上がった。頭からの3曲の中で1番聴いていた故に、1,2曲目は"ヤバい"とか"えげつない"のシンプルな感情だったけど、グッと真髄まで沁みた。
Rayくんの「巻き返せるかな?」が、グッと吸い寄せられるのに会場の後ろまで飛ばされるのではないかというくらい、吸引力と放出力のバランスの良さで、インパクトが強かった。一方でKEIGOくんの同パートは説得力があって、「巻き返せるかな?」というより「巻き返してやる」という意志の強さを感じた。KENTくんは引き出しが溢れそうなほどいろんな表現を持っているし、それが体に染みついていて「ここはこうする」というわざとらしさが1mmも感じられないから、見る時の安心感や寄せる期待感が1番かもしれない。春空くんはサビ前パート天才すぎじゃないか、?「昇龍雲連れ踊りて」までは芯がなく優しめな高い声なのに、「勇み立つお見事に直球勝負」で徐々に太い芯が後ろからグサっと刺さってくるような、そこでサビへの盛り上がりや疾走感を体現していた。富田くんは歌よりダンスが目立っていた印象。比較的線が細い子たちの集まりの中で、背が高くてガタイが良いからまあまあ普通にしてても目立つんだけど、衣装の纏わせ方がすごく上手いなと思った。SくんとITARUくんの2人が歌うサビは、MVより生の方がこの2人がぴったりすぎた。Sくんは鋭利でスパイスチックな声、ITARUくんは古典的な癖を備えたベースどっしりの声、対極にいるのにこの2人しかいないと思える不思議なパート。ここだけ長くなってしまった。

-MC-
KEIGOくんかリーダーですか、?(そのくらいも知らないレベルです申し訳ない)何せ全力でツアータイトルとなっている楽曲を披露した直後なので、息も絶え絶えに挨拶するんだけど、ここで感じる彼の子音の強さ。さっきの説得力を感じる1つの要素かもしれない。春空くんとRayくんが代表で秘密少年の感想を言うんだけど、用意していた言葉が飛んだのか辿々しい春空くんと完璧すぎるほど完結で分かりやすいRayくんとで、両極端なのが非常に好きな構図。でも春空くんの役の向き合い方非常にストイックだなと。春空くんから意識していたことを聴きたいと話を振られたKEIGOくん、Rayくんから主演として頑張っていたと思うと労い感想を求められたSくん、それぞれが初めての中必死にもがいて足掻いてくれた作品だったのかと感じた。全員分聞きたかったです。

4.ブラッディ・ララバイ
パーソナルな部分だったり各々の性格を知らないし、その分だいぶ役柄に引っ張られた感想になっているかもしれないけど、Sくんと ITARUくんの2人で引っ張る感じがとてつもなく好き。ITARUくんの主メロに被せるSくんの声、声質的にSくんの方が響きが良いんだけど、メロディを崩さない絶妙なバランス。あと、イントロでSくんがセンターなの、とても華があって良い。

5.JAPANESE PSYCHO
KEIGOくんはモンスターですか。あのソロ曲を歌って踊って、なのにブレなくて発音もはっきりして聴きやすい。C&Rありの曲はどこでも盛り上がるのはもちろんだけど、龍宮城唯一のC&R曲がソロ曲だとはこちらも大予想外。これだけボルテージ上げておいてソロ曲ってかっこよすぎてずるい。

6.SENSUAL
どうやらペアが毎公演違うらしい。私の時はITARUくんと富田くん。普段の性格はどんな感じか知らないけど、この曲においてはどちらかと言うとITARUくんがリードしていた印象。前半生気のない目をしていたのに、後半に向けて少しずつ目に力を込めていて、それが歌にも表れている。憑依力トップクラスな気がする。一方の富田くんは、初めから力強さはありつつもITARUくんありきの強さな気がした。ITARUくんはソロの魅力が強くて、富田くんの方が人を引き立てることに長けている気がする。

7.深夜高速(春空)
私が1番号泣したところ。泣きすぎて過呼吸にならりかけて隣の人に心配されたくらいです。(本当にご迷惑をおかけしました)春空くんの声って、本人も言っていたように太めの声なんだけど、深みというか哀愁があって、「生きててよかった」って繰り返すこのフレーズにリアリティを纏う感じがした。ベースはスタンドマイクを両手に持って力を込めて歌っていたんだけど、ファンに背を向けてセリフを言ったり、フレーズをフェードアウトさせたり、緩急の付け方が分かりやすかった。

8.角を曲がる(Ray)
続いて大号泣していました。春空くんが"生きていること"に焦点を当てた曲を歌った一方で、Rayくんは"生きている中で自分らしさとは何か"というのを歌っている対比があったからこそ、この曲の意味をすごく考えた。自分らしさを貫く人と押し殺す人、自分を見せることって勇気が必要だし、その勇気の中には"嫌われる勇気"もついてくる。だったらその自分らしさなんて殺してしまえというメッセージを、どう解釈したかは分からないけど、おそらくRayくんは、この曲の中で自分らしさを殺す一歩手前で踏みとどまって、1周考えたのかなと。

9.Asian Doll(S)
冷めたわけではなくて、良い意味で涙が引いた。ステージ映えする華のあるSくんがこの曲を歌ったの、シンプルにズルいでしょ。目をガン開きにするために涙を拭きました。この曲はあまり盛り上がる箇所がないけど、決してつまらなくならない。華やかさと鋭利な声で容易に突き刺さってしまうくらい。歌詞としては俗に言う"変わった歌詞"、ラップのように同じキーワードを畳み掛けるんだけど、絶妙な声色の違いが分かりやすい歌声をしていて飽きが来ない。

10.突破口(KENT)
小型犬みたいで可愛らしいビジュアルでありながら、ステージの掌握力が人並み以上というギャップ。ステージの端から端まで駆け回るんだけど、一切ブレない。精巧なのに荒々しく、両極端を大袈裟すぎないくらいに表現していた。言葉で伝えるのが難しい。

11.キスだけで(ITARU)
女性視点の女性と男性視点の女性、どちらも女性にスポットが当たっている曲だけど、ITARUくんの元の中性的な魅力に技術が乗っていた。そもそもが男女で歌っているこの曲を、見事に声色やクセの違いで歌い分けていたし、歌詞の生々しさがかえって彼の優しい表現の仕方にマッチしていた。

12.新宝島(冨田)
ジャニーズのオタクはこのパフォーマンス好きそう。遊び心満載のパフォーマンスで、見ていてとても楽しかった。ファンに手を振って愛嬌振り撒いたり、こける小芝居をしてみたり。でも歌ってる最中の超真剣な目と、それに追随する多彩な表現めちゃくちゃ良い。

13.ロープ(KEIGO)
最後からの感想で非常に申し訳ない、最後にマイクのコードで首絞めるのやばくない、?全体的にラップ調の曲だけど、バックミュージックは盛り上がりが少ない。でも、自由を制限されていることに飽き飽きして楽になりたいと、もがいてもがいてという曲だから、歌での盛り上がりがとても重要な曲。KEIGOくん、ねっとりとまとわりつくような歌い方で、最高の表現すぎた。

14.バイオレンス
女王蜂楽曲の中でも、この曲は知っていました。Sくんの歌い出し、子音の強弱をコントロールしているのか自然なものなのか、原曲と違ったクセが頭に残る。あと、Rayくんの原曲へのリスペクト感が溢れている。表現の仕方は違うけど、歌い方や表情、特に目の変化がすごい。途中春空くんが足を引き摺りながら抜けてしまったけど、みんな動揺を表に出さずにやりきっていたのは本当に凄いし、何があったか分からないけど勇気を持って退出した春空くんも本当に決断力ある。

15.Mr.FORTUNE
春空くんどうなるのやらと思いつつ6人で始まり、最後まで6人だったけど、リカバリー能力がデビュー1年未満のグループではない程。春空くんのパートはRayくんが歌っていたかな、?でも「占ってもいいです だが断る」とか立ち位置考慮したのか冨田くんも歌っていた気がする。(気がする)

16.RONDO
最初春空くんとペアダンスをするRayくんが曲直前にステージ袖を見ていたから、帰ってくるのかなと思いつつ6人で始まり。この曲結構フレーズの長い曲で、歌い出しのKEIGOくんは以後1度も歌割りがないというのに、インパクトがすごい。低音から高音、ホイッスルボイスまで、クセがないのに耳に残る。ただ本当にこの曲のMVPはSくん。「LaLaLaLa…」以外、ハモリ含め歌割りがないんだけど、この歌詞のないパートだけで印象を色濃く残している。声が太めで低音に強いメンバーが多いから、鋭利で攻撃性の高い声は別の箇所でも言ったけど、とても良いスパイスになっている。そして、この曲の途中で春空くん戻ってきた😌この曲の春空くんのパートは、彼の声の良さが100%前面に出てきていて、ラスサビ前のパートに深みを出す。そこからKENTくんに渡った瞬間の声の明るさが対照的でとても良い。

17.2MUCH
この曲のMVPは圧倒的にKEIGOくん春空くん。KEIGOくんは、7人の中で唯一サビしかソロがない人で、全体の中で同じフレーズを繰り返して歌う人。全員でサビを歌う間に入るソロだから、フレーズは長くないけど、彼の歌に乗る説得力で強い印象がつく。春空くんは、大サビから落ちサビへの持って行き方が、テンポに乗りながらも独特の時の流れに変化する。初めは若干ゆったりに感じるけど、ラスサビが近づくにつれて加速力を増す、この短いフレーズの中でそう感じさせるのは本当に凄い。

18. SHORYU(→↓↘︎+P)
1回目の時に比べて、やりきった達成感と自信に満ち溢れていて、より戦闘力を増していた。特にKENTくんの違いが分かる。音の正確さやリズムの正確さはあるんだけど、そこに荒々しさが色濃く出ていた。可愛らしい小型犬が一気に狂犬になっていた。






初めての龍宮城のライブ、結論から言うと良すぎて帰り道にファンクラブ入会しました。顔と名前、オリジナル曲しか知らない状態。年齢や経験値や性格は全く未知なのに、まだきっと若い人たちのそれぞれの生き様を見ているようで、それを体現できるのは本当に凄いこと。

普段は直感で"この人!"って思った人を推しにしがちだけど、自分のペースで彼らを深掘りして分析して、推しを決めていきたいです😌