関東のお正月は、快晴で天気が良いことが多い。

そんな中、公園で凧を上げている親子が数組。

私が子供の頃から、すでに、凧揚げは廃れてきていた。

空地が無い。広場が無い。そして、電線ばかり。

 

そう時代と共に、遊びも変わっていく。

お正月には凧揚げて、独楽を回して遊びましょうという姿は、

既に、日本のお正月風景から駆逐されていると思っていた。

羽付きもしない。それは、仕方の無いことなのだが。

 

この湯河原の夢公園という広場は、

野球場が二面、サッカーコートも二面は取れる広場。

凧揚げには、絶好のポイント。

遊んでいる子供たちの嬌声が、広い公園に響き渡る。

こういう遊びも将来に伝えていきたいものだと思う。

それでも、この広い公園にいる子供は、意外と少ない。

凧揚げを知らない親世代に育てられる子供は凧揚げをしなくなるのだろう。

一方、テクノロジーの発達は、凧の形状にも影響していて、

すっと揚がる。これなら、簡単だなと思う。

3歳ぐらいの子が走って凧揚げしている。

 

この凧を見ていて思い出したのは、大竹和紙で鯉のぼりを作っていた大石さんのこと。

和紙の鯉のぼりは、風が通る時は、バサバサと実に気持ちの良い音を立てると、話してくれた。

一度、その音を聞いてみたいものだ。