とても面白いブログ記事を見つけたので紹介します。

ブログタイトルは、【森の蜜 物忘れ防止 diary】

 

記事の題名は、「牛車で行こう平安貴族と乗り物文化のその一、その二」です。ブログの筆者は森の蜜さんです。森の蜜さんのこの記事は、京樂真帆子さんという方が書かれた本を読んでの感想文です。

 

平安時代の牛車には、最高級の唐車、次に高級な枇榔毛車、そして網代車と牛車のクラス別を絵を見せながら紹介。

唐車は天皇ののる高級ベンツ、枇榔毛車は、いつかは乗りたいクラウンで高級貴族、そして網代車はアクア。。。。

という風に、京樂先生(?)は、説明されているらしい。

唐車

 

 

更に、清少納言の枕草子や、紫式部の源氏物語の中で出てくる牛車の話。

別に、牛車に興味は全く無かったけれど、そういう乗り物と文化があったというのを読むと、思わず微笑んでしまいます。

 

口語体で書かれていて、その比喩や、その2で出てくる、源氏物語は、葵上と六条御息所の恋の争いのストーリーの展開まで書かれていて、ブログ記事の作者の”森の蜜さん”の話が実に楽しい。古典は苦手だけれど、こういう風に書かれていると思わず読みたくなってしまいます。

 

そう、そして、枕草子も源氏物語も、和紙という紙が無ければ成立していなかったわけです。人類の文化の発展の基礎には、常に紙があったわけです。世の中の全てのものが電子的に記憶されていく、それもクラウドという形に発展していってますが、あれって、千年も二千年も持つものなのでしょうか?

 

森の蜜 もの忘れ防止 diary

【読書】牛車で行こう!平安貴族と乗り物文化

【読書】牛車で行こう!平安貴族と乗り物文化 その2