滋賀県にある歴史のある寺といえば、三井寺園城寺。自分にとっては、今回、二度目である。

滋賀県の寺の雰囲気は、京都の寺のそれとは全く違う。京都では、お寺に行くと、雰囲気を楽しむというより、人の流れに身を任せる寺もいくつかある。もちろん、そうでない寺もあるが。滋賀県では、前に書いた石山寺とセットにして回ると良いと思う。三井寺自体、重文、国宝がいくつもある。

 

金堂正面から。中には、数々の文化財が金堂の裏側にある。それだけでも、見る価値がある。

 

三井寺の起源は、天武天皇の時と言われる。686年だそうだ。その後、天台宗の一門として、山上の比叡山と並んで、京都の入り口の首根っこを抑えていた。藤原道長や白河天皇などの支援を受けて、財政潤沢な寺であったらしい。三井寺は、その長い歴史の中でも、何回か登場するが、その中でも有名なのは、源頼政が、平家に対して立ち上がった時に拠った時ではないだろうか。又、安土桃山時代には、豊臣秀吉に嫌われて、一時は衰退したが、秀吉の死の直前に赦されたとのこと。

 

しばし、三井寺の雰囲気を、画像を通して味わってください。

緑の雰囲気が素敵である。春の桜、夏の緑、秋の紅葉と季節によって姿を変えているのだろう。

 

 

ここを訪れたのが、平日の金曜日の正午ごろ。この人の少なさが三井寺の魅力。 

三井寺は、西国三十三か所霊場の第十四番札所である。

 

この西国三十三カ所霊場は、一度は訪れたい寺が多い。三室戸寺、青岸渡寺、紀三井寺、石山寺、六波羅蜜寺、清水寺、興福寺、上醍醐寺、花山院、華厳寺、、、

 

観音堂の先にある台の上からは、遠くに琵琶湖が見える。Lake Biwaが見えるというのも三井寺の特徴。