この本は以前電通に勤めていた著者が電通という会社の特色や広告業界の理不尽さを語っている本です。
と言っても、悪いところもあれば良いところもあるというスタンスであり、どちらかに肩入れしてるところがないことに好感が持てました。
というのも、電通の社員の自殺というのはどの会社でも起こりうることだと思います。
それがたまたま電通で起きただけで、長時間労働や上司のパワハラが問題になり
当事者が起訴されておしまいという話ではないと思います。
本質としては、仕事の目的を見失い、一番大事な社員を失ってしまったということだと思います。
得てして、仕事に熱中してしまうと何が重要であり
どこは手を抜いてよいのかがわからなくなってしまいます。
一番重要なのは健康であり、もしそれを失いそうになったならば
全ての仕事は手放すべきです。
そのあたりを理解しアドバイスできる人が近くにいないときにこのような問題が起きてしまうのだと思います。
これはどんな会社でも起きうることですし、私自身いつの間にか傍観者になってしまう怖さを感じました。
助けを求める人がいたら話だけでも聞いてあげることがどれだけ本人のためになるのかと思い、
どんな時でも余裕を持ち、広い視野で仕事をしたいと思います。
この本とは直接関係はありませんが、読みながらそのようなことも考えてしまいました。