タイトルで述べた通り俺は異世界転生モノが嫌いだ。
知らない人のために説明をしておく。
異世界転生モノというのは要はアレである。
日々親類に穀潰しと呼ばれながら息絶えだえで生きてる"ニート"だったり、教室で「お前前世何やったの?」ってぐらいにクラスメイトからヘイトを集めまくってる"陰キャラ"だったり、人生における日陰者達が主人公になって活躍するお話、主にネット小説である。
人生逆転劇、更生物語と言えば聞こえは良い。
現にReLIFEは俺もそこまで嫌いじゃない、つか途中まで読んでました、面白かったです。
そう、「何が俺を批判記事を書くまでに駆り立てる」と聞かれればこう答えるだろう。
人人人人人人人人人人人人人人人人
絶 望 的 敗 者 の 妄 想 感
VVVVVVVVVVVVVVVV
アインシュタインもびっくり物理法則ガン無視で突然事故やらなんやらで異世界に召喚された彼らは、どういう訳か世界大戦を3秒で終わらせられるような超絶戦闘力を手に入れ、奴隷の女の子をありきたりな正義感で解放したり、どこかの国の王女様を超絶戦闘力で助けてあげたりする。
そして主人公はめでたく美少女ハーレムうはうはという、まあなんとも、現実にならなくとも夢に出て来ただけでも舞い上がってしまうような、それでいてどこか歯痒くなるような、そんなジャンルである。
これが昭和時代のスポ根漫画のように、主人公が血の滲むような努力、読者の我々がニセコイの小野寺小咲ちゃんみたく「大丈夫?ケガは放っておいちゃダメだよ汗、これ上げる!」(cv:花澤香菜)と国民的美少女に変身して髪をかき上げながら、心配して絆創膏を渡したくなるような、そんな逆境に立たされているならまだわかる。
むしろ現実世界でそんな奴いたら最初は卑屈のあまり友達と裏で馬鹿にするけど本気で頑張ってたら応援しちゃうパターンだよね。
「周りに負けるな、夢を失った卑屈な大人に負けるな」と乃木坂のインフルエンサーみたく心の中で高校時代のダメな教師に流れ弾ならぬ流れ拳を毒づきながらエールを送ってしまう。
しかし、ここで1つ言わせてもらおう。
「お前ら何の努力もしてねーじゃん!!!」
彼らは全世界の野郎共が欲して止まない男の3大ステータス、"権力、女、金"をこともあろうに不慮の事故(棚からぼたもちといった方が正確だろうか)で手に入れているのだ。
そうだよ、俺も一時期ハマったよ!友達のGくん(マルチリンガルでヤリチンのインターナショナルチンコ野郎、略してマルちん)に勧められてハマった、正直快感ですらあった!
俺は柄の悪い偏差値40の底辺校出身で、その中でも目立つ方ではなかったのだが、クラスで抑圧された鬱憤が最速インフレで強くなる主人公に自分を重ねる度に霧散して行きましたね、ハイ。
だがしかし、それは願望の世界でしかないのだ。
現実から乖離しすぎた理想は、時に毒々しく鮮やかな色彩で塗りたくられた絵画のように、明暗の落差をこれでもかと強調する。
理想と現実。明と暗。
どこかの思想家が発した言葉なのか、今自分ででっちあげた名言もどきなのかはわからないけれど、そんな短文が頭をよぎる。
願望や理想を売るお仕事、そう言った意味ではアイドルやディ〇ニー、少年漫画と何ら変わりはないこの"異世界転生モノ"というジャンルだが、この敗者の妄想のかき集めみたいな散文達はお世辞にも高尚とは程遠い存在にある。
というか難しい言葉を使うと、自意識が身長とともにライジングしていく時期の10代というターゲット層がリテラシー的に読めなくなる。
したがって平易な文章が溢れ帰り、「これなら俺も書けんじゃね!」と触発されたティーンズ達が投稿を始め、平易な文章が低俗な文章に成り下がる、と言ったところであろうか。
まあ俺もまだティーンズだけども。難しい言葉わかんないけども。
一部出版社では、ネットの文章を商品化しようとスカウトするものの、まともに文章が書けないちびっこ作家達を問題視してるとかなんとか。
そして、中二の頃不登校でネット小説を書いていたIくん(すしざんまいの社長に似ている)は今も元気にしているだろうか…
そもそも異世界転生モノ自体、小説としての高尚さや芸術性(artistic)ではなく共感や感情移入(sympathy)を売りにしているのだから高尚な文章を書けというのも酷だとは思うが。
乃木坂やakb48に歌の上手さを求めるのと似たようなものを感じる。
世間一般で求められている需要と企業が要求する要素に食い違いが生じている。
大分話が逸れたが結局俺が言いたかったのは"異世界転生モノは好きになれない"ということだ。
つまるところただの"上手く行かない現実からの逃避"であり、明るい理想を見れば見るほど眩し過ぎて暗い現実が強調される。
そんな俺らを企業が搾取しているといった月並みな構造が悲しい現実。
そしてそんな現実に嫌気が指して先日ニセコイ全巻一気読みなんてしてた俺。
さらに一条楽が羨ましくって気分転換にラブコメ読んで落ち込むという自己矛盾な俺。
そう、お察しの通りこの批判記事もただの自己嫌悪に収束するのである。
こんな記事を書いたのは、今日の朝中一の頃にタイムリープし、学力無双をするという夢を見たからだ。
夢にしてはリアリティがあって、起きた時にこっちが夢なんじゃないかって思ったほどだった。
隣の席は当時好きだった人で、給食のオレンジゼリーを食べながら淡い青春時代を思い返していた所、俺より3オクターブほど高い、耳触りな母の声で目覚める、そんな朝。
この前上〇大学の巨乳女子を抱いた"マルちん"ことGくんは元気だろうか。
彼は当時、異世界転生モノに魅せられて、何百という作品ページを渡り歩いていた。
知らない人のために説明をしておく。
異世界転生モノというのは要はアレである。
日々親類に穀潰しと呼ばれながら息絶えだえで生きてる"ニート"だったり、教室で「お前前世何やったの?」ってぐらいにクラスメイトからヘイトを集めまくってる"陰キャラ"だったり、人生における日陰者達が主人公になって活躍するお話、主にネット小説である。
人生逆転劇、更生物語と言えば聞こえは良い。
現にReLIFEは俺もそこまで嫌いじゃない、つか途中まで読んでました、面白かったです。
そう、「何が俺を批判記事を書くまでに駆り立てる」と聞かれればこう答えるだろう。
人人人人人人人人人人人人人人人人
絶 望 的 敗 者 の 妄 想 感
VVVVVVVVVVVVVVVV
アインシュタインもびっくり物理法則ガン無視で突然事故やらなんやらで異世界に召喚された彼らは、どういう訳か世界大戦を3秒で終わらせられるような超絶戦闘力を手に入れ、奴隷の女の子をありきたりな正義感で解放したり、どこかの国の王女様を超絶戦闘力で助けてあげたりする。
そして主人公はめでたく美少女ハーレムうはうはという、まあなんとも、現実にならなくとも夢に出て来ただけでも舞い上がってしまうような、それでいてどこか歯痒くなるような、そんなジャンルである。
これが昭和時代のスポ根漫画のように、主人公が血の滲むような努力、読者の我々がニセコイの小野寺小咲ちゃんみたく「大丈夫?ケガは放っておいちゃダメだよ汗、これ上げる!」(cv:花澤香菜)と国民的美少女に変身して髪をかき上げながら、心配して絆創膏を渡したくなるような、そんな逆境に立たされているならまだわかる。
むしろ現実世界でそんな奴いたら最初は卑屈のあまり友達と裏で馬鹿にするけど本気で頑張ってたら応援しちゃうパターンだよね。
「周りに負けるな、夢を失った卑屈な大人に負けるな」と乃木坂のインフルエンサーみたく心の中で高校時代のダメな教師に流れ弾ならぬ流れ拳を毒づきながらエールを送ってしまう。
しかし、ここで1つ言わせてもらおう。
「お前ら何の努力もしてねーじゃん!!!」
彼らは全世界の野郎共が欲して止まない男の3大ステータス、"権力、女、金"をこともあろうに不慮の事故(棚からぼたもちといった方が正確だろうか)で手に入れているのだ。
そうだよ、俺も一時期ハマったよ!友達のGくん(マルチリンガルでヤリチンのインターナショナルチンコ野郎、略してマルちん)に勧められてハマった、正直快感ですらあった!
俺は柄の悪い偏差値40の底辺校出身で、その中でも目立つ方ではなかったのだが、クラスで抑圧された鬱憤が最速インフレで強くなる主人公に自分を重ねる度に霧散して行きましたね、ハイ。
だがしかし、それは願望の世界でしかないのだ。
現実から乖離しすぎた理想は、時に毒々しく鮮やかな色彩で塗りたくられた絵画のように、明暗の落差をこれでもかと強調する。
理想と現実。明と暗。
どこかの思想家が発した言葉なのか、今自分ででっちあげた名言もどきなのかはわからないけれど、そんな短文が頭をよぎる。
願望や理想を売るお仕事、そう言った意味ではアイドルやディ〇ニー、少年漫画と何ら変わりはないこの"異世界転生モノ"というジャンルだが、この敗者の妄想のかき集めみたいな散文達はお世辞にも高尚とは程遠い存在にある。
というか難しい言葉を使うと、自意識が身長とともにライジングしていく時期の10代というターゲット層がリテラシー的に読めなくなる。
したがって平易な文章が溢れ帰り、「これなら俺も書けんじゃね!」と触発されたティーンズ達が投稿を始め、平易な文章が低俗な文章に成り下がる、と言ったところであろうか。
まあ俺もまだティーンズだけども。難しい言葉わかんないけども。
一部出版社では、ネットの文章を商品化しようとスカウトするものの、まともに文章が書けないちびっこ作家達を問題視してるとかなんとか。
そして、中二の頃不登校でネット小説を書いていたIくん(すしざんまいの社長に似ている)は今も元気にしているだろうか…
そもそも異世界転生モノ自体、小説としての高尚さや芸術性(artistic)ではなく共感や感情移入(sympathy)を売りにしているのだから高尚な文章を書けというのも酷だとは思うが。
乃木坂やakb48に歌の上手さを求めるのと似たようなものを感じる。
世間一般で求められている需要と企業が要求する要素に食い違いが生じている。
大分話が逸れたが結局俺が言いたかったのは"異世界転生モノは好きになれない"ということだ。
つまるところただの"上手く行かない現実からの逃避"であり、明るい理想を見れば見るほど眩し過ぎて暗い現実が強調される。
そんな俺らを企業が搾取しているといった月並みな構造が悲しい現実。
そしてそんな現実に嫌気が指して先日ニセコイ全巻一気読みなんてしてた俺。
さらに一条楽が羨ましくって気分転換にラブコメ読んで落ち込むという自己矛盾な俺。
そう、お察しの通りこの批判記事もただの自己嫌悪に収束するのである。
こんな記事を書いたのは、今日の朝中一の頃にタイムリープし、学力無双をするという夢を見たからだ。
夢にしてはリアリティがあって、起きた時にこっちが夢なんじゃないかって思ったほどだった。
隣の席は当時好きだった人で、給食のオレンジゼリーを食べながら淡い青春時代を思い返していた所、俺より3オクターブほど高い、耳触りな母の声で目覚める、そんな朝。
この前上〇大学の巨乳女子を抱いた"マルちん"ことGくんは元気だろうか。
彼は当時、異世界転生モノに魅せられて、何百という作品ページを渡り歩いていた。