在宅勤務の合間にふと読んでしまい

貰い泣き😭


世の中がささくれ立ち
皆がイライラしている今、これは沁みる。



優しさや
他人を思いやること。

言葉はカンタンでありふれていても
これを我が子に教えるのはとても難しい。




「子はその愛らしさで三歳までに一生分の親孝行をする」という。

そう、それで充分だ。
もう親孝行はして貰った。


他人に迷惑をかけず
健康で自分の人生を歩んでさえくれれば
ボクは親としてそれ以上何も望まない。



親はどうしても我が子の良い所より
人としての未熟さにばかり目が行きがちだけど…

何かの折に子供の成長を感じた時

それは親として何よりの喜びであり
最も幸福な瞬間となる。




桃子さんのブログで思い出した。


愚息が高校生だった頃
帰宅の地下鉄で偶然隣の車両に乗り合わせた事があった。

向こうはボクに気づいていなかった。
ご多分に漏れず、彼はスマホの画面を眺めていた。

「スマホじゃなくて本ぐらい読めよ」

疲れていたボクは声をかける気にもなれず
吊革にもたれながら横目で彼を見ていた。



しばらくして座っていた彼の前に
幼子を抱いた若い母親が立った。

ふと目を上げた彼は躊躇なく立ち上がり
何とも不器用な笑顔で彼女に席を譲った。



当たり前だ。実になんでもない事だ。
こんな些細なことで喜ぶのは親バカだ。


そう分かってはいても

ボクは嬉しかった。
知らぬ間にそんなことが出来るようになった
我がバカ息子をとても誇らしく思った。


何故かボクの方が照れ臭くて
ワザと離れて改札を出て
用も無いのにコンビニに寄ったことを覚えている。




大丈夫。親はなくても子は育つ。
かつて自分も散々親に心配をかけたはずだ。
信じよう。