僕の次なる目的地はマラッカという小さな田舎町。
ガッツンガッツン揺れるバスの中で次の作戦を練る。
別れの感傷に浸るのはもう終いだ。
また連絡すりゃいい。
どうせこの先、何度も出会いと別れを経験すんだからよ。
そう言い聞かせ強がった。
シンガポールで出会った日本人トムの話を思い出す。
彼の情報によるとマラッカの港からインドネシアに向けて船が出ているって噂だ。
海路を使って旅をするなんて超KOOLだな!!
何か胸が踊るぜぇ。
僕のズタズタのガイドブック。
でも大事な相棒。
いや、恋人かな?
コレを失くすとちょいと面倒な事になる。
何本も引かれたマーカーで訳の解らねぇ事になった地図は僕が何度もルート変更をした証。
もう慣れっこになっちまったゴムの木の植林地帯を眺めながらウトウトする・・・。
あぁ。。あんなに刺激的だった光景が今となりゃ、大した事ねぇ(笑)
バスは3時間程でマラッカに到着。
なんだ、意外と早いな。
運ちゃんの凶暴な運転のおかげか?
おかげで俺のバスの旅は超快適だったぜ、最高。
下車する時に運転手のどや顔にツバを吐きかけりゃ良かった。
僕の目の前に拡がる景色は何だか寂しげな田舎町。。
予想外だ。
各バス停に番号の付いた小さなバスが停まっているがどのバスに乗り込めばいいのかわかんねぇ。
うろたえながらローカルに尋ねてみる。
何人かに確認をとって、おそらく間違いないと思われるバスに乗り込もうとすると拒否された。
・・・・。
殴ってやろうか??(笑)
再びうろたえていると同じような旅人を発見。
目が合って互いにニヤッとする。
日本人だ。
彼の名前はツトムさん。
千葉県出身の31歳。
どうやら彼も乗車拒否されたらしい。。。
あんの野郎・・・。
運転席でふんぞり返りやがってよ、よっしゃ!俺がキツイの一発お見舞いしてやらぁ。
そう思っているとソイツが大声でコッチに手招きする。
ヘイユー!!カモン!カモン!!
雰囲気からしてバスに乗れって言っているようだ。
運ちゃんは時間が来るまで待ってたのか。
なんだ、そういう事か。
だがな、俺ら日本人はあんた等のべらぼうにルーズな所やどうでもいい時に意外と几帳面な所がイラつくんだよ。
覚えとけ、タコ助。
兎に角バスに乗車する。
街の中心まではバス停から10分程の場所だった。
さっきと風景がまるで違う。
そこにはヨーロッパのような町並みが広がっていた。
やたらテンションの高けぇヘビ使いのおっさんに無理やりニシキヘビを首に巻かれる。
しかも金を要求してきたがった!!
100円よこせって、セコい野郎だ・・・・。。。
ツトムさんはビビちまってダメだ(笑)
寂びれたバス停とは対照的に華やかな中心部。
僕達はウキウキしながら宿探しを開始した。
つづく
see ya.....

