つらいときもある。

年末に友人が「世界が終わってもいいのに」と呟いていたが同感と思うこともある。

そんなときはどう思えばよいのだろうか。

いつかは笑って話せるようになるよとか慰めてくれても今は何の助けにもならない。


それでも笑顔は忘れないようにしようと思う。もう笑っている自分がおかしくなるようなときでも。


幸福だから笑うわけではない。むしろ、笑うから幸福なのだと言いたい。

   アラン

飲んでいて酔えなくなった。親しい友人と飲んでいるときは別だが、会社の人やたまに飲むメンバーだと盛り上がっている中一人憂鬱な表情をしてしまう瞬間がある。

何も考えずに今飲んでいることを楽しみたい。とりあえず環境を変えてみよう。逃げているのかもしれない、が、長く痛いのに耐えている自分を楽にさせていいですか。


ぶどうに種子があるように 私の胸に悲しみがある

青いぶどうが酒になるように

私の胸の悲しみよ 喜びになれ

  高見 順

つまずいたりころんだりしたおかげで物事を深く考えるようになりました

過ちや失敗を繰り返したおかげで少しずつだが人のやることを温かい目で見られるようになりました

何回も追いつめられたおかげで人間としての自分の弱さとだらしなさをいやというほど知りました

だまされたり裏切られたりしたおかげで馬鹿正直で親切な人間の温かさも知りました  

  相田みつを


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そんなことは、ずっとずっとあとに言えるのだと思う。それでも今はそう思うことにしている。言えないけど。

痛みを知らない人は、それがどんなものか分からないのです。それは中村俊輔選手のようなプレーができない自分にあの芸術的なパスを予想だにできないように、難しい数学の問題を一瞬で解ける人の頭の構造がまったくわからないように、当たり前のことなのだと思い、近づいて痛くならないようにしています。


みずから苦しむか もしくは他人を苦しませるか、そのいずれかなしには恋愛というものは存在しない。

 アンリ・ド・レニエ

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でも、これまではそうだった。もう傷ついたり、傷つけたりに耐えられない。

一度あごを痛めたボクサーがそこが致命的な弱点になってしまうように、一度弱くなってしまった部分が真っ先に耐えられなくなる。


ぼくがあなたを愛しているということは、あなたにとってはどうでもよいことかもしれません。愛されることは、幸福ではありません。どんな人間だって、自分を愛している。そのくせ、多くの人々は、一生涯自分を苦しめているんです。そうです、愛されるというのは幸福ではない。でも、愛すること、これは幸福です!

 ヘッセ 『クラインとワーグナー』


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愛しているのは幸福なのだろうか、愛しているのにそれを言えなくても幸福なのだろうか。少なくとも愛していないよりはいいのだろうか。分からない。