ずいぶんと前の話だが、新潟のとある源流部に入った。
そこは、数年前に一度行ったことがあるが、途中で10m超える落差のある滝に阻まれ、その先は断念していた。
その先に行きたいと思い、再度踏み入る。
以前は沢通しで往復したがなかなか距離がある上に、なぜかこの沢は岩がグリップなく、とんでもなく滑る。
なんとか陸通しでいけないかと考えていたが、実は斜面には林道跡に踏み跡があることをたまたま以前出会った釣り人から聞いていた。
入り口はすでに跡形もないが、山を分け入ると途中から古い林道がわずかに痕跡を残していた。
ひたすらに進むが、人があまり入らないらしく踏み跡もほぼ自然にかえっている。
斜度もえぐいところ多く、真夏にこれは結構つらい。
そんな過酷な行程の先には、厳しい自然を生きているイワナとの出会いがあった。



